最後の証人



被害者の歯と爪を拾う
日本の作家で追いかけたいと思う作家はあまりいないのだが、柚月裕子さんの作品は追いかけてみようかなと思…

本が好き! 1級
書評数:309 件
得票数:4984 票
リコピンを取りすぎてしまったミステリファン。
主に翻訳ミステリのレビューを書きます。たまに洋書も読みます。2021年8月から開始。
レヴューは以下の内容で構成し、1000字程度になるように心がけます
♠️作家・書誌情報
♥️あらすじ・内容
♦️分析・評価
♣️雑談



被害者の歯と爪を拾う
日本の作家で追いかけたいと思う作家はあまりいないのだが、柚月裕子さんの作品は追いかけてみようかなと思…



勉強全般のコツとして「ゲーム」に見立てることが大切だなと感じた。
私は算数・数学が苦手だったので、楽しいと感じたことは一度もない。 入社や転職するときに受けたSPIの…



フーテンの元憲兵さんによるサーチ&デストロイ
ちょっとしたしぐさや言葉からホームズばりの推理をし、息もつかさぬスピーディーなアクションで魅せるジャ…




佐藤正午の鉄板ネタ、謎が謎を呼ぶ分身物語
佐藤正午、七年ぶりの新作。 WEBきらら連載がまとまったものだ。『永遠の1/2』『Y』『月の満ち欠…




八岐の頭脳が家族のミステリを推理スッキリご解決
本書は2022年そのユニークな設定と心温まる内容で全米100万部を突破、ベストセラーとなった小説。タ…



フランシス工房復活を告げる復帰作
ディック・フランシスとは一人の男性作家ではなく、フランシス工房というべき家内産業だったことは有名だ。…




真人間と悪党の狭間にゆれる男が眺めるハーレムの歴史
本書はニューヨーク、ハーレムで生活するレイモンド・カーニーという黒人男性の人生とハーレムという街の…



正しい問いをする探偵
ハーバード大卒で高校教師の経験があったマイクル・Z・リューインは小説を書く前、大学入試攻略本を書いて…


元祖ソリッドシチュエーションスリラーの味
こんな小品を訳してくれるなんて、扶桑社ミステリーには感心する。ゲストとホストが閉ざされたペントハウス…



歴史は繰り返す、という寓話
アンパンマンブームが冷めてきたうちの息子は今、恐竜とパウ・パトロールにはまっている。そして、いまのと…




クリスマスに殺し屋は還る
ネスボは語り方に工夫を凝らす作家だ。本書では一つの軌道を旋回する三つの点が、軌道がだんだん狭められる…



いいコでなんか、いられない! 名探偵ピップ、最後の事件
Z世代の名探偵ピップの最後の事件。今回は謎解きより犯罪小説がメインになっている。 とびっきり魅力的…



悪党をくじきたい反骨の探偵
シリーズ二作目は悪辣な陰謀を暴く、腕っぷしはイマイチだが敏腕探偵サムスンの活躍が描かれる。 …




愛と陰謀渦巻く王朝ロマンの名作
「純文学」作家の本には縁のない純ミステリファンの私だが、福永武彦は加田伶太郎であった作家なので何冊か…




最強の敵との死闘、友との別れ
隻腕調査員シッド・ハレー三度目の登場。そして三度目のエドガー賞受賞作だ。私はこの作品がシリーズで一番…





鮮血のイリュージョニスト
本書は2014年にイタリアのホラー、サスペンス映画の名匠ダリオ・アルジェント監督が書いた初の自伝。他…



ファム・ファタールに翻弄される探偵
事務所も移転、車も買い替えた心機一転したアルバート・サムスンが家庭の複雑な事情に巻き込まれるシリーズ…




人それをメ〇〇ラと呼ぶ
着実にミステリ作家として腕を上げていたヘイダー。本書ではイギリスミステリの伝統にそったような内容で、…



今どき珍しい海洋冒険✕謎解きミステリ
ここ2年ほど受賞作なしだったが久しぶりの鮎川哲也賞受賞作。今どき珍しい海洋冒険✕謎解きミステリに興味…




モー・ヘイダーの出世作
本書は、ジャック・キャフェリー警部シリーズ五作目にあたる。2012年MWA長編賞で東野圭吾『容疑者χ…