問題だらけの女性たち

皮肉たっぷり(笑)「コルセットがないとまっすぐ立ってられない」女性のイラストがいい(笑)

本が好き! 1級
書評数:161 件
得票数:1136 票
猫と本が好き。海外文学と人文系の書物を読みます。星はつけていません。

皮肉たっぷり(笑)「コルセットがないとまっすぐ立ってられない」女性のイラストがいい(笑)

悲しくて、暖かい家族の物語
とても良かった。 大変な時代でもあり、時とともに家族は変化していく。それでもこの言い回しを聞い…

アダムに感情移入すると哀しい物語
主人公のチャーリーは30代独身、投資でカツカツの生活をしているが、母の遺産が入ったことから初めて売り…

芸術は人生の伴奏者である
プルースト『失われた時を求めて』を読むことを躊躇してる人、現在挑戦中の人、読み終わったけど何が何だか…

音楽と小説の見事な融合
読み終わってみれば、この「囚われの女」は、特に後半ヴァントュイユの七重奏曲に重ねるようにして、これま…

当事者の声に耳を傾ける
18人の作家の難民としての、難民をめぐる事実に基づく物語。ディナ・ナイェリーの「恩知らずの難民」が刺…

時間と体力のあるときに読まれることをオススメします!
「アメリカ」全体を描こうとする作家(フィリップ・ロスやドン・デリーロなどなど)の系譜に連なる作品なの…

文字の渦に巻き込まれて
素晴らしい着想。深く考え想像力を駆使して、犬神家まで動員して、文字の世界を描く。 読みながら「…

形式の妙を味わえる、読み応えのある2編
ロブ・グリエ『嫉妬』: とにかく変わった小説である。観察小説と言うべきか。語り手(Aの夫と思わ…

ゆっくりと、「固有時」を生きる
ラングザマーとはドイツ語の「ゆっくり」を表すlangsamの比較級だそうである。 本を読んでい…

言語は忘却しなければ習得することができない
本書は言語哲学書である。 難解な本なのではと敬遠されそうだが、ちょっと手にとってみてほしい。あ…

映画をもう少し深く楽しむために
西洋美術史が専門の著者が、絵画などの美術と映画がどのような関係にあるかを読み解こうとした本。特に彫刻…

黒原さんの翻訳がすごい
芥川の作品をコラージュして、自殺に至る彼の苦悩を描く幻想的な作品。『Tokyo Year Zero』…

殺人事件は本当に起きたのか
脚を怪我した主人公が裏窓から向かいの建物を観察している。いつも口喧嘩が絶えなかった夫婦の妻の方がある…

「以前を知れば、別の以降を創ることができる」(十月二十五日)
366日(閏年だ)毎日毎日、まるで日めくりのように、その日にちなんだ出来事を綴った掌編集だ。ガレアー…

灰色の領域にとどまること
想像を超える体験をした上で、それでもなお灰色の領域、複雑性を抑制的かつ明晰に考えようとする姿に心打た…

本を読んで久々に泣いた
なんらかの喪失を経験し、スノードームに閉じ込められてしまったような人たちの心に寄り添うような短編集。…

過去と現在の「挟み撃ち」
主人公は20年前に上京した時に着ていた旧陸軍の外套の行方を求めて、昔の下宿先を訪ねる1日の旅(大げさ…

濃厚で読み応え十分の一冊
失脚して故国を追われた革命家レフ・トロツキー、トロツキーの命を狙うラモン・メルカデール、キューバの作…

セミは... だけど、人間はどうすればいいんだろうね...