失われた時を求めて(10) 囚われの女I





この巻では、「籠の鳥」となったアルベルチーヌと「私」との一風変わった愛の日々が描かれる。プルーストの恋愛分析がいよいよ冴えわたるこの巻には大好きな文章がてんこ盛りだ。
「私」は、アルベルチーヌを同性愛の女友達から遠ざけるべく、パリの自宅に住まわせる。この巻では、「籠の…

本が好き! 1級
書評数:636 件
得票数:8327 票
#名刺代わりの小説10選
「ユリシーズ」/「百年の孤独」/「砂の女」/「苦海浄土」/エミール・アジャール「これからの一生」/「失われた時を求めて」/「城」/「ダロウェイ夫人」/「薔薇の名前」/アンドリッチ「ドリナの橋」
#短編を10作品選んで史上最高の短編集を作れ
◯目取真俊:「群蝶の木」
◯島崎藤村:「ある女の生涯」
◯深沢七郎:「楢山節考」
◯黒島伝治:「橇」
◯フロベール:「純な心」
◯ナボコフ:「ロシアに届かなかった手紙」
◯ カテリーナ・モートリチ:「天空の神秘の彼方に」
◯ チェーホフ:「六号室」
◯カフカ:「流刑地にて」
◯ゴーゴリ:「外套」
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この巻では、「籠の鳥」となったアルベルチーヌと「私」との一風変わった愛の日々が描かれる。プルーストの恋愛分析がいよいよ冴えわたるこの巻には大好きな文章がてんこ盛りだ。
「私」は、アルベルチーヌを同性愛の女友達から遠ざけるべく、パリの自宅に住まわせる。この巻では、「籠の…





岩波文庫版『失われた時を求めて』の訳者である著者が、大長篇の謎を、2021年の「七十五枚の草稿」の発見も踏まえて、様々な角度から検証した探究の成果。プルーストファンにはこたえられない本。
岩波文庫版『失われた時を求めて』の訳者である著者の、半世紀にわたる探究をまとめた本。 大長篇の数々…





僕は、「真理の勇気」を説くこの講義に、フーコーが若き哲学の徒たちに贈る心からのエールを聴く。ちょうど、荒川洋治が若き詩人たちに贈ったのと同じような。
【一九八四年の講義は、コレージュ・ド・フランスにおけるフーコーの最後の講義である。この年の初めに非常…




普段、経済学の本など読まない僕が本書を手にしたのは、以前観たNHKの新・映像の世紀「グレートファミリー新たな支配者」で紹介されていたケインズ「国家的自給」の言葉に、もう一度ふれてみたかったからだ。
1930年代のケインズの論稿を十数本精選し、「世界恐慌」「財政赤字と国債発行」「自由貿易か保護貿易か…



入門書として書かれた対談形式の本であり、たいへん読みやすい本であったにもかかわらず、悲しいかな、あまりピンと来なかった。
恥ずかしながら、ベルクソン関連の本を読むのは、今回が初めてである。 そんなことから、本書が入門書と…




「プーチン論文」に抗して。「ブラッドランド」の血泥の中から花ひらいた美しき蓮の花、ウクライナよ、永遠なれ!
2021年7⽉12⽇のウラジーミル・プーチン「ロシア人とウクライナ人の歴史的一体性について」(⼭形浩…




あまりにも暗い感想になってしまったので、「ネタバレ」とした上で夜の闇の中へ流そうと思います。
あまりにも暗い感想になってしまったので、「ネタバレ」とした上で夜の闇の中へ流そうと思います。/ …




本書はといえば、ほとんど分からないのだが、幾つか手がかりらしきものは見つかった。
以前、村尾陸男の『ジャズ詩大全』を全巻読んだことがある。恋の歌が多くて、とても親しみやすくて、分かり…


![ミステリマガジン 2025年 04 月号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/61l0yrgalCL._SL160_.jpg)
特集は、〈21世紀翻訳ミステリベスト!〉。 年末に「このミステリーがすごい!」を買って読んでいた頃を思い出しながら読んだ。
特集は、〈21世紀翻訳ミステリベスト!〉。 年末に「このミステリーがすごい!」を買って読んでいた頃…





果たして堀辰雄は知らずに誤訳を犯したのであろうか? 堀は、誤訳と知りつつ、あえて「いざ生きめやも」と訳したのではないか?
何を隠そう堀辰雄が好きだ。めったに連れて行きもしなかった家族旅行で軽井沢に行って、堀辰雄記念館詣をし…



詩集とうたっているものの、詩は十二篇しか収められておらず、大半は「文学論」という名の断章である。
エミール・アジャール『ソロモン王の苦悩』に、ヴァレリーの詩「海辺の墓地」が出てきたので本書を手に取っ…





休暇を取って夫人とリゾートへ向かっていたドーヴァーだが、なんと夫人が飛び降り自殺を目撃。かくして、ドーヴァーとマグレガーの休暇はあえなく取り消され、今回もまた田舎町での捜査とあいなった。
(ネタバレ) 本書も「本が好き!」のhackerさんに教えてもらった本だ。 休暇を取って夫人の運…





相性の良い書き手は、エッセイや評論なら断然須賀敦子と中井久夫である。 中井の文章は心の襞に沁みてくる。 「いじめの政治学」を読むために、本書を手に取った。
エミール・アジャール『ソロモン王の苦悩』のところで、相性のいい小説家はアジャール(ロマン・ガリ)、安…





誰が何と言おうと、ドーヴァー主任警部を創り出したことこそが、ジョイス・ポーターの圧倒的勝利なのだ!
ドーヴァー主任警部の存在は、「本が好き!」のhacker さんに教えてもらった。何よりもまず、こんな…



申し訳ありませんが、この詩集は、僕には何の印象も残しませんでした。 まさに、猫に交番、豚に心中状態です。
申し訳ありませんが、この詩集は、僕には何の印象も残しませんでした。 まさに、猫に交番、豚に心中状態…



やはり断章 ペソア様。『不安の書』の断章の方が僕はずっと好きだ。
◯「独創的な晩餐」: ベルリン美食協会の会長プロージット氏が、五人の青年たちとの言い争い(五人の内…





ジャン、二十歳、タクシー運転手兼《いのちの電話》のボランティア。 マドモワゼル・コラ、六十五歳、容色の衰えた元シャンソン歌手。 親子よりも歳の離れた二人の恋、さてどうなることやら。
アジャールは、この作品でシャルル・フーリエが『産業的協同社会的新世界』で書いた二十歳の若者と八十歳の…




ドゥルーズ10本、ガタリ3本、フーコー1本と実に壮観だ。ファニー&ジル・ドゥルーズ「ニーチェと聖パウロ、ロレンスとパトモスのヨハネ」と四方田犬彦「ベルクソン・ドゥルーズ・ヴェンダース」が面白い。
「日本ガタリカンファレンス2024」のイベントに参加するため手に取った。 もの凄く内容の充実した雑…



『読むことのエチカ──ジャック・デリダとポール・ド・マン』のイベントに参加するため、手に取った。 相変わらずいまひとつピンと来ない。 どうやら、僕には少々難しすぎるようだ。
先日開催された『読むことのエチカ──ジャック・デリダとポール・ド・マン』のイベントに参加するため、手…




ペソアは、ほとんど断章ばかりを残した。 人生は、果たして長編小説のようなものなのだろうか? 人生とは、断章ではないか?
昨日開催された立教大学の澤田直 教授の最終講義に参加するために手に取った。怠けていてイベントまでに読…