シルヴィーとブルーノ (ちくま文庫)【Kindle】





あっ、軽い!柳瀬先生が本当に楽しんで翻訳されているのが分かる。馬体重プラス33キロの自重と50年に亘る愚行の歴史の重みで悲鳴をあげていた膝と心が、キャロル+柳瀬の笑いの超絶技巧でずいぶん軽くなった。
あっ、軽い! 注を見ると、柳瀬先生がいかにも楽しそうに翻訳されているのが分かる。 僕もジル・ドゥ…

本が好き! 1級
書評数:619 件
得票数:8090 票
#名刺代わりの小説10選
「ユリシーズ」/「百年の孤独」/「砂の女」/「苦海浄土」/エミール・アジャール「これからの一生」/「失われた時を求めて」/「城」/「ダロウェイ夫人」/「薔薇の名前」/アンドリッチ「ドリナの橋」
#短編を10作品選んで史上最高の短編集を作れ
◯目取真俊:「群蝶の木」
◯島崎藤村:「ある女の生涯」
◯深沢七郎:「楢山節考」
◯黒島伝治:「橇」
◯フロベール:「純な心」
◯ナボコフ:「ロシアに届かなかった手紙」
◯ カテリーナ・モートリチ:「天空の神秘の彼方に」
◯ チェーホフ:「六号室」
◯カフカ:「流刑地にて」
◯ゴーゴリ:「外套」
読書メーター:https://bookmeter.com/users/301241
蔵書は、ブクログで
https://booklog.jp/users/maigret
twitter:https://twitter.com/munounohito1991





あっ、軽い!柳瀬先生が本当に楽しんで翻訳されているのが分かる。馬体重プラス33キロの自重と50年に亘る愚行の歴史の重みで悲鳴をあげていた膝と心が、キャロル+柳瀬の笑いの超絶技巧でずいぶん軽くなった。
あっ、軽い! 注を見ると、柳瀬先生がいかにも楽しそうに翻訳されているのが分かる。 僕もジル・ドゥ…



ストーリーが単線的で予定調和的なのが不満。言われるほど面白くない。 この悲劇を下敷きにしたテオ・アンゲロプロス監督の『旅芸人の記録』の方が、僕はずっと好きだ。
「オレステイア三部作」を読んで、テオ・アンゲロプロス監督の『旅芸人の記録』(1975年)を思い出した…



決して読み難いというわけではないが、何を言わんとしているのか分からない。
決して読み難いというわけではないが、何を言わんとしているのか分からない。 まあ、一周目はこんなもの…





#ひとりでも六四天安門事件三十六周年 毛沢東によって発動された大造反運動の恐ろしさ、おぞましさ。 毛沢東の権力欲の凄まじさ、踊らされた民衆の愚かしさ、犠牲となった人々の悲惨と無念。
#ひとりでも六四天安門事件三十六周年 毛沢東によって発動された大造反運動の恐ろしさ、おぞましさ…



山尾が26歳のときに出した唯一の歌集。図書館間の相互貸借を利用してなんとか読むことができた。
山尾が26歳のときに出した唯一の歌集。 買おうか買うまいか、ぐずぐず迷っていたらあっという間に品切…



印象に残ったのは、『死せる詩人をはこぶケンタウロス』と、抽象画にもかかわらず目を惹いた『ミューズらの散策』だ。
モローの本格的な再評価が1960年なのに、既に63年から何度となくモロー美術館を訪れていたという大岡…



最初は感想を書くつもりはなかったのだが、中野京子の文章に興味を惹かれた。
最初は感想を書くつもりはなかったのだが、中野京子の文章に興味を惹かれた。メモしておいて、フォローして…




先生:『棒ちゃん、良く頑張って最後まで読みましたね。でも今回は「もっとがんばりましょう!」です。花丸のかわりに草マークを沢山あげますね。』www 棒ちゃん:『わーい、やったぁ!』
イベントに参加しそこなったから、たった一人の「ドゥルーズ生誕百年」 だが、 《わしらは皆独学…





[ネタバレ]東日本大震災と福島第一原発の事故の歌なども引用してあります。震災や原発事故のトラウマを抱えている方はご注意下さい。
著者の第三歌集。『水際』は「みぎわ」と読ませます。 二〇一一年の震災・原発事故からの六年半が被災住…




なんとも祝祭感あふれる英文学紀行だ。 ジョイス、ディケンズ、ウルフ、テニスン、漱石、ハーディ、ラファエル前派と、いやもう本場英国のローストビーフでお腹いっぱい。
なんとも祝祭感あふれる英文学紀行だ。 今回の目的地はダブリンとロンドン。 さて、どうなることやら…




この様な風景描写を実現した文学がどこかにあるだろうか? お気に入りのモネ三点は、 ◯「アルジャントゥイユの庭のカミーユ」 ◯「ひなげしの小径 イル=サン=マルタン」 ◯「日本の太鼓橋」
吉川一義『プルースト美術館』からミシェル・ビュッシ『黒い睡蓮』を経由して、本書にたどり着いた。/ …





興味深い文章がてんこ盛りだが、100ページもある注のせいで、読了に案外時間がかかってしまった。
興味深い文章がてんこ盛りだが、100ページもある注のせいで、読了に案外時間がかかってしまった。 例…



ジヴェルニー、モネの庭、睡蓮の絵と、いかにもフランス・ミステリーらしい魅力的な舞台装置が揃っているので手に取った。
ジヴェルニー、モネの庭、睡蓮の絵と、いかにもフランス・ミステリーらしい魅力的な舞台装置が揃っているの…



三度目の挑戦も読了ならず。 「さようなら、大江の本よ!」
三度目の挑戦も読了ならず。 『M/Tと森のフシギの物語』に至っては、一ページも読んでいない。 …



一番印象に残ったのは、「エウリュディケの墓の前のオルフェウス」だ。 アンドレ・ブルトンがご執心の「女とグリフォン」も印象に残った。
1995年に国立西洋美術館と京都国立近代美術館で開催された「ギュスターヴ・モロー展」の図録。 吉川…



唯一心に響く詩であったはずの「死のフーガ」さえも、僕の中で大きな変質を被ってしまったように思える。
鈍な詩的感性しか持ちあわせていない僕には、何度読んでも「死のフーガ」しかピンと来なかった。 いや、…




本書は、『失われた時を求めて』に出てくる六人の画家、モネ、モロー、フェルメール、ジョット、カルパッチョ、エル・グレコを取りあげ、彼らの画が小説中でどのような役割をはたしているか考察している。
本書には、『失われた時を求めて』に出てくる六人の画家、モネ、ギュスターヴ・モロー、フェルメール、ジョ…



あ〜あ、こんなん出てしまいやした。 池内先生、フーコー先生、どうもとぅいまて〜ん!
第一部の感想の冒頭に、フーコーの『ファウスト』礼賛の言葉を引用したが、全編を読み終えてみて、フーコー…



原書は韻文で書かれているが、池内さんは散文に訳した。 そのせいか、とても読み心地が良い。 フーコーが、『真理の勇気』で強推薦していたので、読んでみた。
原書は韻文で書かれているが、訳者の池内さんは散文に訳した。 そのせいか、とても読み心地の良い文章に…





【まるで小説と思弁が不意に合流したかのように】 【二十年ほど前、ごく短い小論たちを初めてパズルのように並べ始めたときに試みたことを、もっと執拗にやり続ける必要が(略)私にはあった】
twitterで奈津さんのツイートを見て手に取った。 見事に思弁的なエクリチュールだ。 以前読ん…