黒い睡蓮


  

ジヴェルニー、モネの庭、睡蓮の絵と、いかにもフランス・ミステリーらしい魅力的な舞台装置が揃っているので手に取った。
ジヴェルニー、モネの庭、睡蓮の絵と、いかにもフランス・ミステリーらしい魅力的な舞台装置が揃っているの…

					本が好き! 1級
					書評数:607 件
					得票数:7950 票
					
#名刺代わりの小説10選 
「ユリシーズ」/「百年の孤独」/「砂の女」/「苦海浄土」/エミール・アジャール「これからの一生」/「失われた時を求めて」/「城」/「ダロウェイ夫人」/「薔薇の名前」/アンドリッチ「ドリナの橋」
#短編を10作品選んで史上最高の短編集を作れ
◯目取真俊:「群蝶の木」
◯島崎藤村:「ある女の生涯」
◯深沢七郎:「楢山節考」
◯黒島伝治:「橇」
◯フロベール:「純な心」
◯ナボコフ:「ロシアに届かなかった手紙」
◯ カテリーナ・モートリチ:「天空の神秘の彼方に」
◯ チェーホフ:「六号室」
◯カフカ:「流刑地にて」
◯ゴーゴリ:「外套」
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ジヴェルニー、モネの庭、睡蓮の絵と、いかにもフランス・ミステリーらしい魅力的な舞台装置が揃っているので手に取った。
ジヴェルニー、モネの庭、睡蓮の絵と、いかにもフランス・ミステリーらしい魅力的な舞台装置が揃っているの…


  

三度目の挑戦も読了ならず。 「さようなら、大江の本よ!」
三度目の挑戦も読了ならず。 『M/Tと森のフシギの物語』に至っては、一ページも読んでいない。 …


  

一番印象に残ったのは、「エウリュディケの墓の前のオルフェウス」だ。 アンドレ・ブルトンがご執心の「女とグリフォン」も印象に残った。
1995年に国立西洋美術館と京都国立近代美術館で開催された「ギュスターヴ・モロー展」の図録。 吉川…


  

唯一心に響く詩であったはずの「死のフーガ」さえも、僕の中で大きな変質を被ってしまったように思える。
鈍な詩的感性しか持ちあわせていない僕には、何度読んでも「死のフーガ」しかピンと来なかった。 いや、…



  

本書は、『失われた時を求めて』に出てくる六人の画家、モネ、モロー、フェルメール、ジョット、カルパッチョ、エル・グレコを取りあげ、彼らの画が小説中でどのような役割をはたしているか考察している。
本書には、『失われた時を求めて』に出てくる六人の画家、モネ、ギュスターヴ・モロー、フェルメール、ジョ…


  

あ〜あ、こんなん出てしまいやした。 池内先生、フーコー先生、どうもとぅいまて〜ん!
第一部の感想の冒頭に、フーコーの『ファウスト』礼賛の言葉を引用したが、全編を読み終えてみて、フーコー…


  

原書は韻文で書かれているが、池内さんは散文に訳した。 そのせいか、とても読み心地が良い。 フーコーが、『真理の勇気』で強推薦していたので、読んでみた。
原書は韻文で書かれているが、訳者の池内さんは散文に訳した。 そのせいか、とても読み心地の良い文章に…




  

【まるで小説と思弁が不意に合流したかのように】 【二十年ほど前、ごく短い小論たちを初めてパズルのように並べ始めたときに試みたことを、もっと執拗にやり続ける必要が(略)私にはあった】
twitterで奈津さんのツイートを見て手に取った。 見事に思弁的なエクリチュールだ。 以前読ん…


  

具体的な個々のケースにおける医療事故の責任追及の可否やその手続きを一問一答形式で記述した本。
NHK・〈クローズアップ現代〉の「医療事故 100件の“告発”の裏に何が」を視聴して、手に取った。 …




  

正直、岡さんの文章を読むことは辛い。明らかに僕自身を断罪して来るから。 誰の言葉か忘れたが、「見えないのは、見ようとしていないからなのだ。」
ロシアの残虐な暴力にさらされているウクライナの人々には共感を寄せる僕が、なぜイスラエルの暴虐にさらさ…




  

「燃ゆる頬」:昔読んで、題は憶えていたが、再読してみて驚いた。/ 「麦藁帽子」:典型的な恋愛小説だが、大好きな作品だ。
◯「燃ゆる頬」: 昔、新潮文庫で読んだので、題は憶えていたが、再読してみて驚いた。/ 九歳の…




  

この巻では、「籠の鳥」となったアルベルチーヌと「私」との一風変わった愛の日々が描かれる。プルーストの恋愛分析がいよいよ冴えわたるこの巻には大好きな文章がてんこ盛りだ。
「私」は、アルベルチーヌを同性愛の女友達から遠ざけるべく、パリの自宅に住まわせる。この巻では、「籠の…




  

岩波文庫版『失われた時を求めて』の訳者である著者が、大長篇の謎を、2021年の「七十五枚の草稿」の発見も踏まえて、様々な角度から検証した探究の成果。プルーストファンにはこたえられない本。
岩波文庫版『失われた時を求めて』の訳者である著者の、半世紀にわたる探究をまとめた本。 大長篇の数々…




  

僕は、「真理の勇気」を説くこの講義に、フーコーが若き哲学の徒たちに贈る心からのエールを聴く。ちょうど、荒川洋治が若き詩人たちに贈ったのと同じような。
【一九八四年の講義は、コレージュ・ド・フランスにおけるフーコーの最後の講義である。この年の初めに非常…



  

普段、経済学の本など読まない僕が本書を手にしたのは、以前観たNHKの新・映像の世紀「グレートファミリー新たな支配者」で紹介されていたケインズ「国家的自給」の言葉に、もう一度ふれてみたかったからだ。
1930年代のケインズの論稿を十数本精選し、「世界恐慌」「財政赤字と国債発行」「自由貿易か保護貿易か…


  

入門書として書かれた対談形式の本であり、たいへん読みやすい本であったにもかかわらず、悲しいかな、あまりピンと来なかった。
恥ずかしながら、ベルクソン関連の本を読むのは、今回が初めてである。 そんなことから、本書が入門書と…



  

「プーチン論文」に抗して。「ブラッドランド」の血泥の中から花ひらいた美しき蓮の花、ウクライナよ、永遠なれ!
2021年7⽉12⽇のウラジーミル・プーチン「ロシア人とウクライナ人の歴史的一体性について」(⼭形浩…



  

あまりにも暗い感想になってしまったので、「ネタバレ」とした上で夜の闇の中へ流そうと思います。
あまりにも暗い感想になってしまったので、「ネタバレ」とした上で夜の闇の中へ流そうと思います。/ …



  

本書はといえば、ほとんど分からないのだが、幾つか手がかりらしきものは見つかった。
以前、村尾陸男の『ジャズ詩大全』を全巻読んだことがある。恋の歌が多くて、とても親しみやすくて、分かり…


  
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特集は、〈21世紀翻訳ミステリベスト!〉。 年末に「このミステリーがすごい!」を買って読んでいた頃を思い出しながら読んだ。
特集は、〈21世紀翻訳ミステリベスト!〉。 年末に「このミステリーがすごい!」を買って読んでいた頃…