チンギス紀 十六 蒼氓 (集英社文芸単行本)【Kindle】



ボロルタイとスブタイの存在感が強くなってきている。マルガーシはチンギスを暗殺するために生きているようなものか。終盤が近いのがわかる。
ホラズムは負け続けである。 それでもモンゴル軍の三倍強の27万の大軍が集まるのだから大国なのだと思…

本が好き! 1級
書評数:1402 件
得票数:26263 票
よろしくお願いします。
昨年は雑な読みが多く数ばかりこなす感じでした。
2025年は丁寧にいきたいと思います。



ボロルタイとスブタイの存在感が強くなってきている。マルガーシはチンギスを暗殺するために生きているようなものか。終盤が近いのがわかる。
ホラズムは負け続けである。 それでもモンゴル軍の三倍強の27万の大軍が集まるのだから大国なのだと思…



ホラズム国との戦いの続き、物語は終盤に入ったムードです。
ホラズムとの闘いの続編ということになりますが、息子たちが旧都であるウルゲンチを攻めるのだが苦戦すると…




ジャムカの息子マルガーシがモンゴル最強のムカリを撃破し、俺の名前はジャムカと名乗った終わり方は良かった。
久しぶりに面白かった。 ついに、モンゴル軍と西の大国ホラズムが激突。 モンゴルの使者を殺害すると…


ついにホラズムと激突か。世界史の授業で習った時は、世界は広くモンゴルはすごい偉業を達成したと思ったが、こういう風に物語で辿るとホラズムまでの攻撃は必然だし近いという感覚におちいります。
書かれている内容が、かなり薄いです。コンパクトにまとめ、必要のない記述を削除すると、たぶん半分以下の…



金国との闘いが大雑把に描かれていたのが、それだけ史実として金が弱かったということなのだと思う。ホラズムの人たちの話しが多いのが特徴、ダリルもタルグタイも死んでしまった。
金国の首都が陥落したというのに、あまり盛り上がらない。 というのも、モンゴル軍に対して金国は大国な…



チンギスの長男が遊軍として急成長。軍の中心が新世代に変わりつつある。もう左箭や槍の・・・は戦わないのか。
軍の主役がチンギス・ハーンの長男のジュチに変化する予感。 大国金は兵数は多いが弱いので盛り上がらな…



マルガーシが気になりだした。もうトクトアは死ぬような気がする。ついに金国と激突。しかし、このあっけなさは何なのか。
チンギス・ハーンのモンゴル軍は行き当たりばったりのような気がする。 モンゴル草原を統一したとはいえ…



ジャムカの死あっけない。余韻すらも描かれていない。
史実に基づいた話しなのだと思うが、盟友のジャムカの死があっけなかった。それでいいのかと思ってしまった…



ケレイト王国の敗北があっけなくてびびった。もう少し丁寧に描いて欲しい。それよりも前巻で敗北した人たちを丁寧に描きすぎるのが気になった。
かなりダレた展開だった。中盤までは退屈だった。 前回、大決戦が生じ戦さだけで終わったのだが今回はそ…




ついにモンゴル統一。この決戦は迫力あり。面白かった。
いきなりで展開が早くて驚きました。 親金派と反金派でテムジン、トオリル・カン VS ジャムカ、タル…




モンゴル草原が二つに割れる出来事が起こる。タタル族の反逆に怒った大国金が征伐に。テムジンとジャムカがついに激突。
面白い展開になってきました。 親友であったテムジンとジャムカが激突します。 といっても、小競り合…





都に深泥丘というと心霊スポットがある。そこが舞台の怪談集。幻想的な雰囲気でした。後をひきます。
京都に深泥丘池という心霊スポットがある。 本書の舞台はこの辺りです。 学生時代、深夜にサークルの…




テムジンことチンギス・ハーンのルーツには諸説あるが、まさか梁山泊頭領の陽令を祖父にするとは、北方さんが梁山泊好きなのは知っているが無茶がある
あいかわらず進行が遅い。イライラします。 今回は情報戦が活況になります。さらに、西への流通ルー…





テムジンとジャムカが急接近、ケレイト王国とともに宿敵メルキトと闘うが、森での待ち伏せ攻撃で壊滅的な打撃をおう。森に兵士の首が700近く山みたいに放置されているシーンに度肝を抜かれた。
今回は、テムジンと親友ジャムカの急接近です。ここまでくると大親友、心の友ですね。 ジャムカのラ…





玄翁が超人すぎてリアリティがない。50人の騎馬隊で2000の兵に衝撃を与えられるものなのか。敵の一人が消滅。かなりあっけない結末。
テムジンを攻撃していた二人のうち、一人の大将があっけなく死ぬ。 劇的に環境変化すると思いきや、そう…




テムジンとジャムカの友情が爽やか、でも、この二人。才能ゆえに対立しそう。どちらも風下に立つ器じゃない。
北方謙三の書いたチンギス・ハーンの物語の第二巻。 今回も進みが遅くイライラしたのだが面白かったです…




父が死に家門が没落し敵に騙された弟を殺害し、お尋ね者になり逃亡、生命がけで砂漠越えをし親切な人たちに助けられ学び成長し砂漠を超えて帰還するまでを描いたチンギス・ハーンの物語です。
チンギス・ハーンを描いた小説としては、蒼き狼 井上靖が素晴らしいのですが、あれは一冊なのですが本書は…





最初、煽りが強すぎると思っていたが、最後まで読むと、これで良かったように思える。あしか汁は、たぶん、そうだと思っていたが、あの肉だった。やっぱ、夏はゾっとするホラーがいいね。
読んだら祟られるみたいな煽りを最初にかましてくるので、たいしたことないのかなと思っていたら、これはか…




これ怖い。構成もよく出来ていて、最後に書店の怪談をこれでもかと羅列するラストはこの作品らしく斬新でした。
書店に行くと腹が痛くなる人がときどきいる。 安心な場所なのに不安定な気分になることも多いと聞く。 …




遠野が舞台。長耳の仲蔵が中心に仕掛けます。座敷童の花の存在が面白い。
遠野というと柳田国男が注目した昔話のメッカのような魑魅魍魎が跋扈する土地のような印象なのだが、本書で…