恋する寄生虫




寄生虫が恋を媒介するという話しです。それは自分の意思なのか、それとも寄生虫の心なのか。ラストは少し切なくて良感じになっている。
映画化されているらしい。 たしかに、この小説は映像化したほうが伝わるのかもしれない。 寄生虫…

本が好き! 1級
書評数:1367 件
得票数:25640 票
よろしくお願いします。
昨年は雑な読みが多く数ばかりこなす感じでした。
2025年は丁寧にいきたいと思います。




寄生虫が恋を媒介するという話しです。それは自分の意思なのか、それとも寄生虫の心なのか。ラストは少し切なくて良感じになっている。
映画化されているらしい。 たしかに、この小説は映像化したほうが伝わるのかもしれない。 寄生虫…




年表を意図的にのぞくことでシンプルなストーリーとして歴史が体感できる内容になっていて、わかりやすい。
世界史の難解さは、ごちゃごちゃしているからである。 その最大の問題点は二つあり、一つは年表である。…




『世界でいちばん透きとおった物語』の作者の描いたホラー作品。横溝風の湿度を感じさせる昔から続く生贄の儀式。面白かったです。
横溝風の土俗的な雰囲気が漂うホラー作品でした。 『世界でいちばん透きとおった物語』の作者の描いた新…




たしかに電子書籍じゃダメなのかな。有名作家の父が死んで、腹違いという兄から父の遺作を探せと命じられる。父の遺作を探るミステリー。
たしかに、世界でいちばん透きとおっている作品です。 「 」 電子書籍ではダメなのですよ。 …




鮭好きで、人語をしゃべり、舐めると傷が治癒する。400年生きている永遠猫『エル』と春、夏、秋、冬に出会った心優しき四人の人間たちの物語。優しい話しです。
400年生きている人語を話せる猫という設定がいい。 少し生意気です。上から目線です。自分を神と思っ…





コロナに直面した信濃山病院という田舎の病院を舞台にした戦い。医療関係に知り合いはいないので詳しいことはわからないが医者の大変さは想像できないものがあります。
コロナに直面した信濃山病院という田舎の病院を舞台にした戦い。医療関係に知り合いはいないので詳しいこと…




アナグラムの多用があざとすぎる。桃田カルタエが謎過ぎて変。シリーズ第三弾。書店の世界を描いた物語。変な店長とまじめな谷原京子さんの物語。前半の本に対する愛はさすがです。
シリーズ第三弾。 山本猛店長のおとぼけぶりが少し弱かった気がする。 それでも前半は本に対する愛や…



シリーズ完結編。前半は面白かったが、後半失速。
本書は、本格ミステリーの書き手である綾辻さんが京都の心霊スポットである深泥丘、本当は深泥 池を舞台に…



続編です。狂い桜というタイトルの同窓会でいなくなった人が死んだ風に語るあの不気味トークが怖かった。
深泥丘奇談の続編です。 前作と比べるとかなり劣ります。 とくに、こんな夢を見たというホラー映画が…





貧困や女性軽視という韓国社会の恥部を描きつつ、それでいて笑える物語なのがいい。コマニは、子供の時、コマネチという体操選手に憧れていたが、貧困と才能の無さが原因で挫折。されども生きていかねばならない。
夢に挫折する女の子の半生を描いた物語。 それでも人生は続く、生き続けなければなりません。 コ…




「私、ノルマを達成できなかったことが今まで一度もないんです」と豪語する営業マンが保身のため殺し屋の営業に転職するという物語。ハラハラドキドキの展開。しかし、最後は少し強引すぎではないかと思う。
飛び込みの営業に対してあまり良い印象がない。 浄水器、壁塗装、防犯カメラ・・・。 たいてい胡散臭…




栞子さんの父が出てくる話しが多い。祖母の智恵子、母の栞子、娘の扉子。鎌倉文庫の謎に関わった3世代の物語。最後の吾輩は猫であるが良かった。
ブームになっていた時期に好んで読んでいたのですが、続編が出ていたことすら気づきませんでした。だから少…





ドグラマグラの話しが秀逸だった。「読書によってあなたの人格の多くが形づくられているから」という理由で稀覯本を焼くとは・・・
古本市に参加した恭一郎が中心の話しが三つ。 どれも素晴らしい。 恭一郎の死んだ父が1000冊…





横溝正史スペシャルとでも言うのか、三作品入っています。雪割草という横溝の未発売本をめぐる物語が二つと、獄門島の古書の話しです。
横溝正史の未発売本雪割草の原稿をめぐる物語が二作品と、同じく横溝正史の初期の傑作獄門島の古本をめぐる…




ビブリア古書堂の新シリーズ。古書店主栞子が娘の扉子に話を聞かせる形式になっています。短編形式でお話しは4つありますが、どれも楽しい。
前回のシリーズと決定的に違うのは栞子さんが結婚し娘の扉子が生まれていることです。 怖いのは、この娘…


数学好きの友達と貧困家庭の少年が、土砂災害で流出した国宝の仏像を方程式を使い探す物語。数学愛はすごいと思うが、面白いとは思えなかった。
受験科目の中で数学ほど社会に出て役に立たないと思える科目はない。 ただ、形さえ覚えたらある程度の点…




「0で割っちゃ、ダメです」。そりゃそうです。割れません。0は悪魔の数字です。数学ミステリーです。
数学に没頭すると人間らしさを失うとよく言われていました。 確かに、数学好きは変人が多いと思います。…



一万歩が目標らしいが無理です。半分も無理ですが分割でもいいのがいい。階段は昇りより下りがきくらしい。
今年のはじめ大きな手術をし長期入院していました。医師に退院したらウォーキングをしてみてくださいとすす…




名探偵が犯人だと言ったから、テレビで放映されているから、それが真実。その作られた空気が怖い。それは民主主義なのか。
「犯人はあなた。名探偵がそう決めました」って・・・どういうことなんだ。 事件の捜査に最初から名探偵…



パンデミックがテーマです。ですが、コロナの前の作品ということですので預言書みたいなものなのか。夢で行った事柄が現実に作用するという物語。>>
おバカな作品です。 びっくりしたのは、本書が書かれたのはコロナの前ということ。 なのに、コロナの…