棘の家

「今を生きる」のは、どの世代も大変です
私が求めている「中山七里」の路線からは、ちょっと外れたかな~。 現代の個々の人間が持っているだ…

本が好き! 1級
書評数:193 件
得票数:1193 票
本は主に図書館から借りて読んでます。
最近は、今は亡き「昭和の巨匠」の作品を再読中です。

「今を生きる」のは、どの世代も大変です
私が求めている「中山七里」の路線からは、ちょっと外れたかな~。 現代の個々の人間が持っているだ…

昭和ミステリー界を変えたあの巨匠の没後30年。
松本清張没後30年企画(個人的な)第三弾。 映像化された記憶がないので、先入観なく読めました。…

「仇」と書いて「ユダ」。怖すぎる~( ;∀;)
だいぶ前に読了していたけれど、なかなか感想が書けなくて(失笑) このシリーズは、とにかくちゃ~…

【八つ墓村】と【悪霊島】or【獄門島】と合体バージョン?
ジンさん」シリーズ2作目。 ジンさんの大好きな横溝風な事件にまた巻き込まれた二人(?)今作は【…

アナログ時代の不便さと、個人情報保護法が無かった時代のあっけらかんとした戸籍閲覧など、今だからこそ別な面白さがある。
私的昭和がえりキャンペーン(?)松本清張長編第二弾。 手形詐欺が原因で自殺した上司の敵討ち的に…

新日本風土記の松本清張の回を観て、急に読みたくなりました
新日本風土記の松本清張の回を観て、急に読みたくなりました。 「高度経済成長期」と言われた昭和ド…

一つの書評から【キメラ】へと続く批評家との戦いの一冊
当初は父への「弔いの小説」だったと思う。 ところが、一つの書評から【キメラ】へと続く批評家との…

「荷物があって悪い理由もないのだと思い直した」は、言い得て妙な見事な伏線
相変わらず読ませるな~。 何故、三人の老人があんな手段でこんな結末を選んだのか? 三人の…

これ、朝ドラになりませんか?(笑)
コロナ禍になって何故か読書熱が冷めてきている昨今。 桜木紫乃の貴重な未読本で読書熱を再燃しよう…

神々しいほどに美しい三兄弟姉妹の行方は?
久しぶりの桐野夏生。 相変わらず糞な…おっと失礼(笑)全く共感出来ない主人公を据え、ヨロヨロと…

紛れもなく「花房観音」という作家の分岐点となる作品に違いない。
花房観音のイメージをがらりと変えた一冊。 始めは、あまりの人を殺した罪悪感の無さと、娘の将来に…

登場人物の一人、「齋藤支靜加」って【ブルース】の帯コメントを書いたあの人ですよね?
【ブルース】を読み返してからにしようかと思いつつ、ついつい引き込まれるように読み始めてしまった。 …

日本一の女性諜報員が、母になると…
シリーズ第4弾にして、いよいよ黒江律子が緩やか~に軌道を外れて行きます。 日本一の女性諜報員が…

10年超が経ったからこそ、自分自身があの震災で負った心の傷の深さを認識できる一冊だと思います。
宮城県警シリーズ第二弾。 前作も犯罪に至る「土台」となる「過去」が徐々に浮彫になるにつれ、胸が…

「人間は明確な線引きをして生きるものではない」
人は何かを抱えて生きている。 いつもそんな物語を紡ぐ著者の新作は、やはり幼少期のトラウマを抱え…

お耽美の世界を堪能できます
最近、活字を読む事にストレスを感じる事があって、たまには眼で追うだけでいい本も良いかな~と。 …

人の命は尊いが、それには対価が発生する、この矛盾。
帝政ロシアの怪僧をタイトルに持って来た今作は、高額医療に対する復讐。 まず序盤に登場する「グー…

犬飼隼人シリーズ第5弾。今作も「医療現場」が絡む事件。そして「貧困」がテーマ。
犬飼隼人シリーズ第5弾。 今作も「医療現場」が絡む事件。 そして「貧困」がテーマ。 …

新型コロナのワクチン接種を国が推し進める現在には、尚、重苦しい余韻しか残らない作品でした。
犬飼隼人シリーズ第三弾。 今作は「子宮頸がんワクチン」がテーマ。 いわゆる「凶悪犯」が全…

【ドクターデスの遺産】から目下遡り中の犬飼隼人シリーズ(笑)
【ドクターデスの遺産】から目下遡り中の犬飼隼人シリーズ(笑) 今作は7つの短編集。 肝心…