七色の毒 (単行本)

【ドクターデスの遺産】から目下遡り中の犬飼隼人シリーズ(笑)
【ドクターデスの遺産】から目下遡り中の犬飼隼人シリーズ(笑) 今作は7つの短編集。 肝心…

本が好き! 1級
書評数:194 件
得票数:1199 票
本は主に図書館から借りて読んでます。
最近は、今は亡き「昭和の巨匠」の作品を再読中です。

【ドクターデスの遺産】から目下遡り中の犬飼隼人シリーズ(笑)
【ドクターデスの遺産】から目下遡り中の犬飼隼人シリーズ(笑) 今作は7つの短編集。 肝心…

血縁と言えども「他人」であることをひしひしと感じさせる七人の人生模様を、日常の欠片としてシュールに描く
八ヶ岳山麓にある園芸店の女店主と長女夫婦、従業員でもある女店主の恋人、不倫中だった次女、そして、その…

「かみさま」に問いたい。この先、地球に生息する人類は、どうなっちゃうんでしょう?
「信じる」「信じない」は別として、現代日本人が忘れかけている『道徳』を小学5年生のありったけの言葉の…

たった一年で如何に世界が変わったか
まだ、連載中には「コロナ」なんて無かった頃に描かれた、飲食店経営を「副業」で始めた女性の家族関係や恋…

「血縁」ではない四人が、確かに「家族」であったほんのひと時
明らかに【ふたりぐらし】あたりから作風が変わったと思われる。 前作の【家族じまい】もそう感じま…

近親者を亡くした悲しみの中、故人の希望だと聞かされ「臓器移植」を薦められる現実
「臓器移植」をテーマにしたミステリー。 近親者を亡くした悲しみの中、故人の希望だと聞かされ「臓…

この「さんかく」は、夜空に「冬の大三角形」を探すようなもの
「三角関係」というほど成立しておらず、男視点で勝手に「さんかく」にしているだけにしか思えない。 …

阿部寛、佐藤健主演で映画化。 震災を経て、二重の意味で「護られなかった者たちへ」のレクイエム
地元の県警の話と言う事と阿部寛と佐藤健主演での映画化と聞いて、ミーハー(←昭和死語)根性で読み始めま…

もし自分だったら…、恐らく望むだろう死に方を選べない現実
シリーズ作だとは知らずに、綾野剛と北川景子の主演映画の原作として読みました。 『安楽死』をめぐ…

「全く同じ毎日」というものなどなく、それと分からずに静かにズレていく感じ。 読了する度に惚れ直してしまう作家さんです。
10編の短編集。 現実の世界でありながら、どこか静かに傾いていく狂気と壊れていく日常を描かく天…

東日本大震災から10年。海上保安庁初の女性潜水士の苦悩と成長。そして「家族」をベースにしたミステリー。
やっと読み終わったという感じでした。 東日本大震災から10年。 節目の年にこの作品を読ん…

大河ドラマ『独眼竜政宗』を女性の視点で再現
大河ドラマ『独眼竜政宗』を思い出しながら読みました。 ドラマで描かれた各シーンを女性の視点で再…

二人の女性を軸に展開されていく「そこにはいない男」への心象物語。
井上荒野と江國香織のタイトルの付け方は、本当に絶妙! 読後、これに尽きる!と思う事が多々ありま…

今まさに、このコロナ禍で起こっている行政の裏方を支えている人々を描いている予言の書
「鳬(けり)」という鳥が原因と噂される、謎の感染症に怯える民衆。 そして根拠なき感染症の対応に…

文字を読むのではなく、五感でお読み下さい(笑)
久しぶりの「じっくり読みたい本」でした。 どんな香り(もしくは匂い)でも再生可能な調香師の小川…

ボニンアイランド(無人島)には、国籍など必要なく、ただ隣人同士のコミュニティ、それさえあればいい。 本州だってただの大きな島。
天保十一年、気仙沼を出航した「観音丸」が九十九里浜近海で嵐に合い、八丈島より遥か遠い小笠原諸島に漂着…

これからは『終活』の前に、『家族じまい』という言葉が当たり前に使われるようになるのかもしれない
これからは『終活』の前に、『家族じまい』という言葉が当たり前に使われるようになるのかもしれない。 …

ある日突然、家族が消える
読書が進まぬ今日この頃。 それでも、吉川英梨さんは例外らしい(笑) 被害者家族の苦悩と捜…

離島の終の棲家。あなたは羨ましいと感じますか?
終活の途中、とでも言いましょうか? 一組の夫婦と同じマンションの住人だった小説家の三人で、離島…

「被害者家族」も地獄、「加害者家族」も地獄
『十三階』シリーズで、若干、詰め込み過ぎなイメージを個人的に抱いていましたが、この作品は「被害者家族…