トロイア戦争:歴史・文学・考古学



トロイアと言うと古代ギリシャのホメロスによる物語、そしてシュリーマンによる発掘が思い出されますが、実際のトロイアとは少しずれるところがあるようです。
古代ギリシアのホメロスが「イリアス」や「オデッセイ」で描いた「トロイア戦争」は本当にあったことなのか…
本が好き! 1級
書評数:2616 件
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小説など心理描写は苦手という、年寄りで、科学や歴史、政治経済などの本に特化したような読書傾向です。
熊本県の片田舎でブラブラしています。
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トロイアと言うと古代ギリシャのホメロスによる物語、そしてシュリーマンによる発掘が思い出されますが、実際のトロイアとは少しずれるところがあるようです。
古代ギリシアのホメロスが「イリアス」や「オデッセイ」で描いた「トロイア戦争」は本当にあったことなのか…




センスということはよく言われますが、その実態は分かっていないでしょう。経営センス、ファッションセンス、野球センスなどいろいろありますが。著者によればそれは「知識からはじまる」そうです。
センスという言葉は皆があるイメージを持っているようでいて、その実態があまりつかめないというものでしょ…





資本主義というものが徐々に形を変えてしまい、金融というものがすべてを支配するかのような状態になっています。こんな時に「貯蓄から投資へ」変えるとどうなるのか。
「金融」といってもここでは昔ながらの「実体経済の企業に融資する銀行」などを指すのではなく、最近のさば…



寿命はこのところ急激に延び続けました。その要因は明確です。しかしこの後も延びていくとは言えないようです。
人間の平均寿命は男性80歳、女性88歳くらいとなっています。 少し昔まではさほど長くはなく、このと…





多数派は何をやっても良いというのが民主主義などという風潮が世を覆っています。はたして本当にそうなのでしょうか。
「民主主義は多数決だ」といった風潮が強まり、特に政権中枢や与党などにそういった意見が多く見られるとい…



よくトリックアートと言われるものがあり、エッシャーが知られていますが、それとは別にだまし絵と呼ばれる一群の絵画があるそうです。
「だまし絵」というと錯視などを利用したものであったり、エッシャーで有名な不思議な世界を描いた絵という…



室町時代の初期は南北朝、後期は戦国時代だということは分かりますが、その間の時代は平和だったのでしょうか。いやいややはり戦乱と政変の時代だったようです。
時代小説や映画テレビで扱う歴史時代のほとんどは室町時代末期の戦国時代か江戸時代幕末で、その他の時代は…



文学賞の中でも芥川賞直木賞は別格とでも言えるものです。それらを文藝春秋社に勤務していた頃に担当していた高橋さんが少しだけ?裏を明かしてくれます。
文芸作品に贈られる文学賞は数多くありますが、中でもやはり芥川賞と直木賞は格別のものでしょう。 選考…




モダンジャズの巨人であったマイルスとコルトレーン、それを植草甚一さんが1970年代に語ったものです。
植草甚一さんは映画やジャズ、文学などの評論で有名でしたが、1979年には亡くなっています。 この本…




ジャズはもちろん音楽であり聴いて楽しめばよいのですが、それだけでは済まないのがファンというものなのでしょう。やはり読んで楽しみたい。
ジャズという音楽は耳から聞いて楽しむのが第一でしょうが、ジャズに関する書物というものも数多く、それを…



スペインは日本との関係もそれほどはなく、その歴史もなじみの薄いものでしょう。しかし通史として見ると激動ともいえるような変転の歴史です。
スペインは日本との関係がそれほど深いとは言えず、戦国時代の末期にやや触れ合った程度でその他はさほど馴…




鎖国の中、長崎に置かれたオランダ商館は定期的に幕府に世界情勢を説明する風説書というものを提出していました。そこには日本貿易を独占し続けようというオランダの思惑も絡んでいたのでした。
江戸時代の日本が鎖国であったというのは正確ではないようですが、それでも日本人の海外渡航は厳しく禁止さ…



今はいろいろなハーブを楽しむことが多くなりました。しかし「ハーブ」っていったい何?それを知っている人は少ないようです。
ハーブといえばハーブティーや料理に加えて香りを楽しむものといったイメージですが、その定義というものは…



他人の知らないことを知っていると「ちょっと自慢」したくなりそうです。しかし「ヒコーキの雑学」でそれをやるのは控えた方が良いかな。
飛行機にはよく乗るという人でも車などのように中身をよく知っているということはまずないでしょう。 機…




公共交通と言いますが日本ではそれをほとんど民間企業に任せきりです。そのツケが溜まり過ぎて大変なことになっています。
「地域モビリティ」とは、いわゆる「地方の公共交通」を指します。 東京一極集中が進み、地方の人口…



万里の長城といっても時代も場所も様々。そんな長城について、中国の歴史ファンたちが書いたものです。
万里の長城といえば秦の始皇帝が作り始め、その長さは万里(5万キロ)にも及び、また北京から観光で見に行…




大きな荷物を背負って列車に乗り売り歩く行商という人たちがいました。その活躍の最後の時期に取材した記録です。
大きな荷物を背負って魚などを売り歩く行商という人々は昔はあちこちで目にしたように思います。 しかし…




人間も生物であるからには、生物学というものを知っていることは人間として生きていくために必要なことなのでしょう。
著者の五箇さんはダニが専門の昆虫学者ですが、国立環境研究所で生物多様性や生態学を担当しているというこ…



西洋絵画にはアトリビュートと呼ばれる、その絵画の登場人物に付き物が描かれていることがあります。仏教語で「持物(じぶつ)」と呼ばれるものと似た役目があるようです。
西洋絵画を見ている時に、その登場人物が誰かということが分かるものが書き込まれていることがあります。 …




日本でも一流校と言われる学校には富裕層しか入学できなくなったなどと言われますが、アメリカの状況はそんなものではありません。その事情を紹介します。
日本でも貧困に苦しむ家庭が多く、その子どもたちは教育を受けることが困難となり学歴もないまま社会に出ざ…