エバは猫の中―ラテンアメリカ文学アンソロジー
ラテンアメリカ文学のアンソロジー マジックリアリティーの世界
今は絶版になっているが、かつて「サンリオ文庫」というものがあったらしい。 そのサンリオ文庫の「エバ…
本が好き! 1級
書評数:90 件
得票数:1831 票
物語を読むのが好きです。
今年は去年よりも多くの本を読もうと思います。
よろしくお願いします。
ラテンアメリカ文学のアンソロジー マジックリアリティーの世界
今は絶版になっているが、かつて「サンリオ文庫」というものがあったらしい。 そのサンリオ文庫の「エバ…
心の機微を描いたアンソロジー
ロマンチックなSFだが、どの作品も過去や未来に行って何か事を起こすというものではない。 〇チャ…
哀愁とせつなさが残る珠玉の短編集。
『「たんぽぽ娘」の著者ヤングが、愛に渇き、倦怠に沈むすべての人々へ送るロマンティックなSF作品集』 …
不可視。真実は分からない。 それは様々なことにおいて曖昧なので、読了後いろいろ考えさせられる。
≪Ⅰ≫ 1967年、コロンビア大学2年生だった私アダム・ウォーカーはあるパーティーで、コロンビア大…
「たんぽぽのお酒」の一年後。14歳になろうとしているダグラスの夏の終わり。
「たんぽぽのお酒」の延長の作品で、出版社の人から「あまりにも長すぎる」と言われて分けた作品。 「た…
言葉の魔術師ブラッドベリ。 1928年、森と渓谷のある町グリーンタウンでの12歳の少年が生きた夏。
1928年の夏のはじめ、イリノイ州の「グリーン・タウン」 12歳のダグラス、弟のトム、お父さんはミ…
恐怖と奇想。悲しい人間のものがたり。
家の本棚からどの本を読むか? 興味をそそられるタイトル。装丁の絵が良い。そしてこのサイト上の評…
ブルジョア階級の三人の男がテムズ河の上で繰り広げる上質なユーモア。
19世紀のイギリス。女中のいるブルジョア階級の三人の男が話をしていた。 最近、気分がすぐれない。ど…
1964年に12歳の時を過ごした小さな町の想い出
「上」の伏線回収が「下」の話になります。 ベースにあるのは最初に出てきた、少年が見た殺人事件。犯人…
『魔法に彩られた1964年のトム・ソーヤ』眩しいほどの少年の日々
我が家には本の収集家がいて(どこまで読んでいるかは不明)、本棚にはかなりの本がある。 その中から、…
死を迎えるための静謐な時間の流れ
もうかなり前になるが、NHKスペシャルで立花隆の「臨死体験」を見た。 死を迎えるにあたって、人は何…
『ふりだしに戻る』の『ふりだし』は、『もとに戻る』ではありません。文字通り『ふりだし』です。
まず、上手いなと思いました。全てに於いて。 彼の職業は広告会社のイラストレータ―でしたが、その…
タイムスリップものの傑作小説
『ある日どこかで』という大好きな映画があります。 昔の美しい女性の写真に惹かれ、大学の先生の元へ行…
古き良き時代への哀愁。過ぎ去った人へのこぼれんばかりの愛情を描いたSFファンタジー。
「たんぽぽ娘」「不思議のひと触れ」に続いて、大好きな小説がこの作品! 2作品と同じように短編集です…
絶望の状態でも楽観主義でありたい。精神科の医師が書いた本です。
ナチスやユダヤのことを描かれている映画やドラマは結構観ました。 そのほとんどは 悲惨さや残酷さ…
世の中には神について、解釈しうるものと、解釈しえないものがある。
『100分で名著』の6月の本が『ペスト』だったので、読みました。 ある日、アパートの前でネズミ…
望み通りの人生を生きている者の中心にある、解けることのない凍土の芯。
信じられないかもしれませんが、初『村上春樹』です。 正確に言うと、若い頃『ノルウェーの森』を少…
何度も読めば、この小説の深さが分かってきます。
両手をたたく音をわれわれは知っている。しかし、片手のたたく音は何か 声なき声を聞かなければなら…
年老いたオースターの元へ、彼が作り上げた小説の登場人物たちが訪れる。
脳が衰えて、足元がおぼつかなくなった老人、ミスターブランクは小さな部屋に閉じ込められている。 そこ…
知的な友人、ベンジャミンサックスは何故爆弾魔になったのか。 心の奥深くにあった声とは。
Amazonの評価は比較的良くはなかったのですが、当たり前のことながら、他人の評価と自分の評価は違い…