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Toru Kobayashi

Toru Kobayashi さん

本が好き! 1級
書評数:578 件
得票数:4589 票

サービス終了となったブクレコから漂着いたしました。
とりあえずブクレコのレビューをサルベージしてどばどば貼り付けてます。
てことでひとつよろしくお願いしますです。

書評 9ページ目(578件中 161~180件目)

ガロアの群論 (ブルーバックス)

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ガロアの群論 (ブルーバックス)

代数方程式は常に代数的に解けるのか。それと正六角形の対称性のどこに関係あるのだと疑問に思いつつ方程式の係数をぐりぐり入れ替えたりしているうちに、ひょっとすると関係あるかも、という気持ちになってきた。

大学生の時に、量子化学の授業でベンゼンの電子状態エネルギーを分子軌道法で求める、という演習があった。…

投票(11コメント(0)2022-08-11

ジャック・イジドアの告白 (ハヤカワ文庫SF)【Kindle】

  

ジャック・イジドアの告白 (ハヤカワ文庫SF)【Kindle】

エキセントリックで頭のネジが2、3本緩んだイジドアに、妹のフェイはさらに輪をかけてイカれた人格破綻者で、むしろこっちが主役では?不快さと面白さが入り混じった不思議なストーリーだった。

先日『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を読んだせいか、Kindleが『ジャック・イジドアの告白』…

投票(11コメント(0)2022-08-08

老人と海

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老人と海

ストーリーは、だから何なの、というぐらいにシンプルだし、ヘンコでマッチョな老人にも、さほど共感を覚えない。なのにぐいぐいと読み進めさせる不思議な勢いは、このシンプルでドライな文体の力なのかもしれない。

ヘミングウェイにかぶれてフローズン・ダイキリに酔いしれてたのは、亜麻色の髪のサラって女だけど、そうい…

投票(13コメント(0)2022-07-18

未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来

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未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来

「資本主義はもう終わりだ」という意見に対して「まだまだイケるで」という人たち。どっちが本当やねんと思うが、同じ「資本主義」という言葉を使いつつ、実は別の話をしてるんじゃないかという気がしてきた。

割とあちこちで「資本主義はもう終わりだ」てなことが言われる一方で、いやいやまだイケるぜ、という人々も…

投票(11コメント(2)2022-07-12

食の歴史

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食の歴史

ホモ・サピエンスが登場してから現在に至るまで、世界中で何を、どのように食べてきたかについての網羅的な記述が、 はたして面白い話なのかどうかは別として、とりあえずそのボリュームとカバレッジには圧倒される。

ジャック・アタリの名前は知っているが著作はまったく読んだことがなかった。 それで最初に読むのが『食…

投票(12コメント(0)2022-07-01

ポエムに万歳!

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ポエムに万歳!

あの頃あれこれと湧いて出てきたものの気持ち悪さを、わたくしは上手く言語化できずにいた。 それらをオダジマ師は「ポエム」である、と断じ、そうか、そういうことだったか、とわたくしは深く納得したのだった。

ちょうど初の小説作品『東京四次元紀行』が出たばかりなのだけど、あえてちょっと古い『ポエムに万歳!』な…

投票(10コメント(0)2022-06-26

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

あの映画とは随分と違ったテイストになっている。人類と見做されない特殊者(スペシャル)で「ピンボケ」と呼ばれるイジドアや、電気羊ではなく本物の羊を欲しがるデッカードが、なんとも物哀しい。

いずれは読んでみないとな、と思っているSFの古典がいくつかある。 『アンドロイドは電気羊の夢を見る…

投票(13コメント(0)2022-06-07

スイート・ホーム

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スイート・ホーム

宝塚山手台の素敵な街並みと、そこに住むナイスな人々のスウィートでハートウォーミングなストーリー。 兄弟姉妹の間の確執とか、親に対する屈託といったようなものは一切排除されている。そりゃそうだ。

大阪梅田から「山手を走る電車」に乗り、駅からバスに乗って二つめのバス停で下車したあたりにある洋菓子店…

投票(13コメント(0)2022-06-05

三日月とクロワッサン

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三日月とクロワッサン

物理学者の思考というのは11次元の時空間を遊弋しているのだ。4次元に縮退してしまった時空でしか世界を把握できないわたくしには到底手の届かない、はるか二千光年の彼方に煌めく何かを感じ取るしかない。

先日読んだ『言語学バーリ・トゥード』 の何がすごいって、それ自身の面白さもさることながら、派生して…

投票(10コメント(0)2022-05-30

麦屋町昼下がり

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麦屋町昼下がり

もともと剣の腕は立つのだけど、過去にちょっとやらかしたことがあって今は冷遇されている。そんな主人公が、藩の不正にまつわるゴタゴタに巻き込まれてああだこうだ。だいたいそんなところだ。藤沢周平面白いな。

誰が買ったのか知らんが、藤沢周平の小説が実家に3冊ほどあった。先日実家に行った際に持って帰り、とりあ…

投票(10コメント(0)2022-05-24

ヒトの言葉 機械の言葉 「人工知能と話す」以前の言語学

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ヒトの言葉 機械の言葉 「人工知能と話す」以前の言語学

AIは人間の言葉を理解できるようになるのか?と問う前にそもそも「言葉を理解する」とはどういうことか? 「言葉を理解する」というのはけっこう曖昧で、またそれは絶望的なまでに難しいことなのだとわかる。

今は「第三次人工知能(AI)ブーム」であるらしい。深層学習が実用的になったのと、ビッグデータが効いて…

投票(11コメント(0)2022-05-23

掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

手放しで絶賛する気にはなれない。けど退屈なわけじゃない。理不尽とか不条理みたいなもので全身をざりざりされて不愉快だし落ち着かないのに、何かを超越して自由な感じ。何なんだこれは、と困惑している。

単行本で邦訳が出た時に話題になり、ちょっと気になっていたルシア・ベルリンの『掃除婦のための手引き書』…

投票(15コメント(0)2022-05-12

ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

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ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

Pythonについては必要最低限の説明しかないから、Pythonの勉強には向かないけども、深層学習の理屈が、ちょっとわかってきた気がする。Pythonと深層学習の相性の良さについても納得。

なんでこの本をわざわざ買ったのか、うまく思い出せない。最初は紙の本を貸してもらったのだ。で、その後に…

投票(5コメント(0)2022-05-05

悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める

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悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める

タイトルの煽り具合からして、世の中のみんなは騙されていて「オレだけが知っている」陰謀論が披瀝されるのかとうんざりしながら読んでみたら、意外とマトモというか真面目な内容で、ちょっと拍子抜けした。

副島某というクセの強いおじさんと佐藤優氏の対談を読んで 、いったい何者なんだこの人は、と思っていた…

投票(9コメント(0)2022-04-26

夏への扉 [新版]

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夏への扉 [新版]

なるほどこれは確かにバック・トゥ・ザ・フューチャーだ。ドク・エメット・ブラウン的なマッドサイエンティストも出てくるし。 何よりも主人公ダンの言動が、エンジニアという生き物の生態を上手く表していて面白い。

有名なSFの古典、名作というのを、実はほとんど読んだことがない。 ハインラインの『夏への扉』も、そ…

投票(12コメント(0)2022-04-18

となりのイスラム 世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代

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となりのイスラム 世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代

彼らが自分たちの信仰にしたがってやっていることを否定したり妨害したりしない限りは、彼らも機嫌良く暮していくはずなのに、あれこれと余計なお節介をするから、いろいろとややこしいことになるのだね。

イスラム教やムスリムに関して知っていることは、そう多くない。 豚肉を食べない。酒を飲まない。一日の…

投票(10コメント(0)2022-04-10
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