ルビンの壺が割れた

メールのやり取りから始まって、ラストは意外な方向に。 同じ時を過ごしながら、二人は全く違うものを見ている。 男と女は平行線。 決して交わってはいけない。
ネットで昔の知り合いを見つけた主人公。あなたは私の知っている女性ですよね。 何度かの呼びかけた後、…

本が好き! 1級
書評数:129 件
得票数:1706 票
本は気分で選ぶ

メールのやり取りから始まって、ラストは意外な方向に。 同じ時を過ごしながら、二人は全く違うものを見ている。 男と女は平行線。 決して交わってはいけない。
ネットで昔の知り合いを見つけた主人公。あなたは私の知っている女性ですよね。 何度かの呼びかけた後、…





BLだしそれもマンガ。読むまい。心に決めていた一冊。しかし旨げな表紙でついつい手を出し、
あっという間に読み終えた。(シリーズまとめての書評です) おっさん、もといおじ様方の男騒ぎの4冊。…





にしむら珈琲店を、ご存知ですか。
先日ドイツ地方から関西に客が来た。 神戸でどこに案内するか、ドイツ人にドイツ建築~、思いつつ、神戸…





中世実在職業解説本、ゲームのキャラ本的に紹介される担ぎ屋、鳥刺し飛脚に匪賊。ハイランダーやヴァイキングはもちろん掲載。図解のポイントはコスチュームに小物。魚売り女や蝋燭番、コーヒー嗅ぎもございます。
遍歴学生:逃散権を持つ。体力がゼロになったとき、死亡せずに確実に逃走できる。よい待遇、よりよい教師を…




焼き豆腐はマグロのヤマかけになり、山芋の磯辺揚げは豆腐とチーズのグラタン、肉豆腐はおそらく焼うどんに代わったのだろう。
頼んだ料理は一品も出てこない。注文通りに出てくるのはアルコールのみ。 縄のれんの向こうは結構広…





え? 手作りってまずいことも多々あるでしょう。 野菜が焦げても当たり前。
- たとえできたお料理がまずくても、文句を言わないで食べましょう。 作る方にとっては金言だ。 …




缶ビールは、グラスに注いだほうが旨いですよ。
グラスを傾けずに高い位置から注いで、グラスが泡でいっぱいみなったところで、いったん休みます。泡が半分…





最後の短編のタイトル「終診」を「誤診」と読み違えた。 読んでも読んでもこじれない。風邪はあくまでも風邪で、難病はあくまでも見立て通り。 結局、最後の一ページまで重箱の隅をほじくるようにして読んだ。
こんな人間は医者には成れまい。 現役の精神科医が書き上げたフィクション短編集。テーマは「花」。…





ねっとりとしたミステリィ は江戸の気配を充満させる。登場人物には深みがあり、読者のヨミを二転三転させる。そしてラストは現代風。どこか洋物ドラマのようだ。 そして、物語のを牛耳るは、大福。主人公の猫。
錠前作りの技術は父から受け継いだ。世間体で嫁に行くより、一人で生きることを選んだ緋名。細工は逸品、口…





著名な書道家は、大学生。美形。性格悪し。そこに普通の、性格前向き女子大生が依頼ごとを持ってきた。 ー 祖父の手紙を鑑定して。
これだけで展開が予測できるラノベ。 お手軽ドラマを見ているような、力の抜ける本だった。 …





あったらいいな、こんな本。こんなものはありますか。 不思議と出てくるそのお店。 けったいな本も、湖にそびえ立つ図書館も。
ちょっと珍しい本、 ー 「作家の木」の育て方、世界のしかけ絵本、2人で読む本、月光本。 図書サ…





履歴書の字が汚い、自己PR、趣味の欄が埋められない、そんなあおさん、どうやって就職したの? そしてそこを辞めた理由は?
「例えば人の顔を覚えられなくて、配膳を間違えてばかりいたとか?」 ナイナイナイ、それもしやらかして…




かわいい服が着れない、化粧ができない、でもメガネにはこだわる。メニューが選べない、一度選んだメニューはその店のMy定番メニューに。午後の紅茶は午後にしか飲んじゃダメ。
彼女の言葉はドッジボール。 「私の言い方が悪いんだって話なんだけど、何がどういけなかったのかわ…





「流鏑馬に、うちの下級生出るってよ」 「下級生?」 「此々羅木神社の子」 「え? 前の児童会長?」 「弟のほうだよ」
脇役の一コマの会話に、いくつものキーワードが秘められている。 - 只今の射手、圓城陽大君は、5…





“高校時代、先生に呼びだされ「テストが平均点以下だったぞ」「え」
ううむ次回はガンバロー ……とはいかなかった 慎重に何度も確認したのに ←こんなん考えている時点…





フィルム上書き、人形焼失、昭和の幻「新八犬伝」ノベライズ本、晴れて復刊!
ー 抜けば玉散る氷の刃 ー 名刀村雨で切った犬の体内から、ころがり出たあやしくも美しい球 …





ダサ系Boyと人気者Girl 鉄板の高校平行純愛物語。きっかけがなければこのふたり、一生並んで歩いてるだろう。ひたすら並んで、平行に。
クラスの美少女人気者、地味なクラスメートなんて鼻にもかけない。 授業中の必要最低限話しかけにも耳も…





古事記カルデラの旅 : 鬼界、浜田、三瓶、熊野。そして気持ちはンゴロンゴロへ飛んでいった。
乱暴者の横行に怒ったアマテラスは岩屋に隠れた。 世界は闇に満ちる。 困った神々は宴をもよおし太陽…



職探しに行き詰まる27才、ビルの屋上から見えたお宮に拝むとあ〜ら不思議、
採用が決まったのはお宮のビル。地味この上ない事務員が、ビルの顔、受付勤務となる。戸惑う主人公。そして…



フレンチ教授カナダに行く。視覚障害者の視点で見た日常。
ケベックへ2ヶ月、教授として派遣されたソルボンヌの教授。視覚障害をもっている。一人で飛行機に乗ろうと…