図書館の子
レビュアー:はなとゆめ+猫の本棚


 
  

年々社会は進歩してゆくもの。そんな当たり前がくつがえる。社会が退行することがあるのだ。
時を旅する旅人の物語6編が収録されている。どの作品も見事で印象深いがやはり圧巻だったのが、本のタイ…
レビュアー:はなとゆめ+猫の本棚


 
  

年々社会は進歩してゆくもの。そんな当たり前がくつがえる。社会が退行することがあるのだ。
時を旅する旅人の物語6編が収録されている。どの作品も見事で印象深いがやはり圧巻だったのが、本のタイ…
レビュアー:ef



 
  

久々にソローキンの新作が出た~! 今度は……えっ!? お尻人間?
ソローキンの作品は出たら必ず買う! 状態なのですが、久々に新作が出ました~。 帯の宣伝文句によ…
レビュアー:独醒書屋



 
  

両親からの虐待、信じていた男の裏切り。悲惨な人生を誰か救ってくれる人はいないのか。因果は巡り、再び救いを求める人と助ける人。祈りが通じて絶望が希望に変わる日が来るのだろうか。
どうしてこんなことになってしまうのだろう。 それぞれ事情があるのはわかるけど、犯罪は許されない。…
レビュアー:爽風上々



 
  

現代では科学の専門家の専門性が高くなり、ちょっと違った分野の専門書でも読むのに苦労するそうです。そんな学術書の読み方はどういうものでしょうか。
京都大学学術出版会の理事という鈴木さんですが、最近学生からの相談を受けました。 自分の専門外の学術…
レビュアー:みんな本や雑誌が大好き!?




 
  

荒俣流知的生活の方法が綴られています。
荒俣宏氏の『すぐ役に立つものはすぐ役に立たなくなる』(プレジデント社)を読みました。この本は2012…
レビュアー:みんな本や雑誌が大好き!?




 
  

『余裕がある定年後の前期高齢者の時間整理術 自分時間が30分増えて出費が500円減らせる方法』とは?
下村志保美氏の『余裕がある人の時間整理術 自分時間が30分増える』(扶桑社)を読みました。 …
レビュアー:hacker



 
  

終戦直後の日本推理小説界は、幾多の傑作を世に出しましたが、『本陣殺人事件』もその一つだと思います。他に『蝶々殺人事件』と『獄門島』という、作者が自選ベスト5に挙げているうちの3長篇が収録されています。
横溝正史(1902-1981)は、戦前から活躍していましたが、その名を残すことになったのは、やはり金…
レビュアー:DB

妄想を産む図書館の話
「図書館」とついていればバベルだろうが帝国だろうが気になってしまうのは読書好きの性質だろう。 表紙…
レビュアー:拾得




 
  

「没後十年目の命日に墓を詣でた際、彼女に呼びかける言葉を失っていたからだ。いわば亡き須賀さんとの対話が出来なくなっていた。」(356頁)
私が最初に盛んに須賀敦子の本を手にした時は、まだ没後まもない頃だったとはいえ、「須賀敦子のナントカ…
レビュアー:ゆうちゃん




 
  

小さなハチにも心(感情ではなく思考/記憶/認識など)があるということを様々な観点から分析した本。著者の研究対象であるハチへの愛情も感じられる。
本書は朝日新聞の書評で知った本である。 まず、題名について扉に日本語版編集部の断り書きがある。…
レビュアー:夏の雨




 
  

怖いばかりではない怪談話
第113作めとなるNHK連続テレビ小説(通称 朝ドラ)「ばけばけ」は、 小泉八雲とその妻セツをモ…
レビュアー:塩味ビッテン




 
  

新選組を脱退したため篠原泰之進は命を狙われるが、一方、泰之進は師の仇と近藤勇を狙う。この狙い狙われる関係を影踏み鬼になぞらえて、新選組の実情を内部から描く新選組盛衰記になっています。
そもそも寄せ集めの会津藩の草莽の浪士団であった新選組が、禁裏の守護者、京の治安部隊として調停に認め…
レビュアー:ぷるーと


 
  

アメリカの北緯42度線上の各地で生まれたり暮らしたりしている者たち、自分の居場所を見出そうとしている者たちの物語。
第一部四十二度線、上下巻合わせての書評です。 この作品では、カメラ・アイ、ニューズリール、伝記…
レビュアー:sumiko
 
  


 
  

今の世の中、多浪してまで大学に入る価値はあるのだろうか?その答えがこの本の中にあります。
9浪して27歳で早稲田大学に入学した著者が、 多浪経験者はその後どんな人生を歩んいるのか? 浪人経験…
レビュアー:ソネアキラ

この世とあの世のあわい
『光のそこで白くねむる』待川匙著を読む。 上京して10年、帰省しなかった「わたし」。アルバイト…
レビュアー:poppen
 
  


 
  

大奥から幕府を支えた権力者・松島の実像を浮かび上がらせる一冊
2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう』では、冨永愛さん演じる江戸城大奥の権力者、高岳の幕府の裏の権…
レビュアー:Roko



 
  

テナント退去の話があって
夫を失くしてから明るくふるまってはいるけれど、やっぱり寂しい気持ちになってしまうことがある江子さん(…
レビュアー:ぱせり

モナ・リザを修復するって!?
モナ・リザこと《ラ・ジョコンド》は、時の経過によって変色をおこしている。酸化して黄ばんだニスがコント…
レビュアー:rodolfo1



 
  

名物馬主山王はふとした事から栗栖を会社に迎え、決して自分を裏切るなと命じて新マネージャーとした。栗栖は広中や加奈子、佐木や翔平と競馬を戦うが、山王は病に倒れる。彼の隠し子耕一は山王の馬を受け継ぎ。。。
『第一部 希望』 【一月】ぱっとしない人生を送っていた栗栖栄治は、初詣で凶のおみくじを引き、待…
レビュアー:みんな本や雑誌が大好き!?



 
  

橋本健二氏の『新しい階級社会』を読む前に、岸本重陳氏の『中流の幻想』とミロバン・ジラスの『新しい階級』を読みましょう。そして考えましょう。議論すべきは『格差社会の幻想』のほうではないかと?
橋本健二氏の『新しい階級社会 最新データが明かす<格差拡大の果て>』 (講談社現代新書)を読みました…