底惚れ (文芸書)

江戸時代、地方の娘たちの落ち着く先は女郎部屋しかない。それから、多くのそんな女性たちは文盲だ。
ショートショートと言うよりはブラックユーモア短編集

江戸時代、地方の娘たちの落ち着く先は女郎部屋しかない。それから、多くのそんな女性たちは文盲だ。

10年留学して日本に帰って来たのに、彼女たちに用意されている仕事は何もなかった!

「自分の話をとくとくと」

実家の道具商を継ぐための奉公先を首になり、実家にも居づらくなった寅蔵。東海道五十三次の江戸を目指し、骨董商の世界へと辿り着く。

路傍の人という程ではないが大河ドラマの主人公になる程でもない。そんな人物の物語は多様性を大事にされる現代にこそふさわしい気もするし、それを面白いと感じるのは、やはり年齢を重ねたから、とも思える。
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