物語の舞台となるのは第一次世界大戦の頃。世界改変ものなので史実とはやや異なる部分も多々あります。
中心人物はアレック。彼はどうやらオーストリア=ハンガリー帝国の公子のようなのですが、その部下たちと身分を隠してリヴァイアサンなる飛行獣? 機械? に乗っているようです。
う~ん……若干の説明もあるのですが、どうもアレックたち一行は窮地に陥ったところをリヴァイアサンに救われ、また、リヴァイアサンもヤバい状態に陥ったところ、アレックたちのエンジンと合体させて共々窮地を脱した……のかな?
このリヴァイアサンの造形が文章だけからはよく分からないのですよ~。困った。
飛行船のような感じだろうか? と推測しているのですが。
よくワカラン! ……と、思ったら、またまた私、やっちまったようです。
本作は三部作のど真ん中、第二部のようなんです。
第一部をすっ飛ばして読んでしまったため、ちょっと状況が把握できません。
とにかく本書を読了はしたのですが、三部作のため、本書だけでは完結せず。
最悪の出だしだわ~。
ということなので、このレビューも筋をちゃんと把握できていない中途半端なものになってしまうのですが、まあ、頑張って書いてみます。
物語を動かすもう一人の人物は、リヴァイアサン(英軍所属)の士官候補生であるデリン・シャープ。彼……いや彼女なんですわ~。女性なんですが性別を偽って軍に潜り込んでいるのです。
デリンはアレックに惚れちまった? アレックのことが気になって仕方が無く、軍紀に背いても彼を助けようとしてしまいます。
さて、この世界、人造生物を操るダーウィニスト(英)と、機械派クランカー(独)の対立という側面もあるようです。オーストリア=ハンガリー帝国はクランカーに属しているようで、そのため、巨大人造飛行生物であるリヴァイアサンにエンジンを合体させ、そのエンジンを操縦するなんていう事態になんているようなんですわ。
アレックの身分は伏しているのですが、世界情勢から英とオーストリア=ハンガリー帝国は戦闘状態に陥り、アレックたちはリヴァイアサン内で捕虜的立場に立たされます。
これはマズイということで、リヴァイアサンがイスタンブールに寄港した際に、デリンの手助けも得て、アレックたちの一部はリヴァイアサンから脱走します。
イスタンブールを治めているオスマン帝国はどうもドイツに懐柔されているようで、まあ、ドイツ側と考えても良さそうです。
ドイツは、オスマン帝国に様々な技術供与をし、さらに二隻の軍艦を与えたようなのですが、供与された新兵器がテスラ・キャノンなる人工雷撃砲。こりゃヤバい!
アレックはイスタンブールに潜む反政府勢力と手を結び、自分の手でこの大戦を終結させようとするのですが、そこに登場するウォーカーと呼ばれるマシンはどうやら蒸気で動くようで、この辺りはスチーム・パンクSFの色合いも添えられます。
全体的に冒険活劇的なテイストで、面白いことは面白いのですが、三部作のど真ん中から読み始めるという下手を打ってしまったため、イマイチ把握できな~い。
これは読み直すか? と思い、図書館蔵書を調べてみたら、なんと、ハヤカワの普通の文庫と、ポケミス版型のハヤカワ新SFシリーズの両方から出ており、しかも、うちの図書館それぞれに歯抜けというとんでもない買い方をしてる~(混ぜて読むしかないのか?)。
さあて、どうしましょうなんですが、とりあえず少し時間を置くことにしましょう。
なお、私が読んだハヤカワの普通版の文庫では、挿絵が盛りだくさんで大変贅沢なツクリになっております。
う~ん……ハヤカワ新SFの方では挿絵はどうなっているんだ?
この辺りもあって、どうしたもんかなぁと悩み中であります。
読了時間メーター
□□□□ むむっ(数日必要、概ね3~4日位)/543ページ:2026/03/28
2 ベヒモス(本作)
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