この本のタイトルのように、「カバー、おかけしますか?」と
書店で本を買った時に声をかけられたことありませんか。
最近は包装も有料になっていて断ることも多くなりましたが、
「いえいえ、紙のカバーは無料です」と聞けばお願いすることもあります。
ここでいう「カバー」とは、新刊書店や古書店などが購入した本にかけてくれる包装で、
この『「カバー、おかけしますか?」』に寄稿されている評論家の紀田順一郎さんによれば、
書店が自前の包装紙(カバー)を用いるようになったのは1960年代の末頃だそうだ。
本にカバーをかけるのは、やはり本を汚したくないという思いからでしょう、
書店でかけてもらうカバーではなく、自前の手作りを使ったり、革製のブックカバーを使う人もいるだろう。
本好きにとっては、本のカバーも大事な友達といっていい。
私の場合は書店のカバーは読み終わって書棚におさめる時にははずしていますが、
もし、そのカバーがとてもすてきなデザインだったらどうします?
この『「カバー、おかけしますか?」本屋さんのブックカバー集』は、
手放したくない、そんな素敵なカバーを写真で紹介する、本好きにはたまらない一冊です。
パラパラとページをめくっているだけで幸福感にひたれる本なんてあまりありません。
ちなみに「カバー」のことを「書皮(しょひ)」と呼んで、
1984年からは「書皮大賞」なるものも創設されています。
まさに、たかが「カバー」、されど「カバー」、です。
この書評へのコメント