時の主人(あるじ)
レビュアー:サワコウ




灰色の靄か霧に覆われているようなこの物語は読者を不安にさせる
『時の主人(あるじ)』は先にご紹介した 『アブサン』 の作者、クリストフ・バタイユの3作目の小説であ…
レビュアー:サワコウ




灰色の靄か霧に覆われているようなこの物語は読者を不安にさせる
『時の主人(あるじ)』は先にご紹介した 『アブサン』 の作者、クリストフ・バタイユの3作目の小説であ…
レビュアー:p-mama




「普通の人間が普通にやっちゃうものなんだよ、保険金詐欺って」帯のキャッチコピーより
桐ケ谷麻海(きりがや あさみ)は志望会社の最終面談を数時間後に控えていた。 が、父の乗ったイカ釣り…
レビュアー:ねこやなぎ



子育ての基本方針となる「ゆくり学」について
子育てには、悩みがつきものだと思います。 この本では、悩みがつきない育児について、本当に必要なもの…
レビュアー:ソネアキラ

インターネット・イノベーションを阻止するもの―コモンズはユートピアか、ディストピアか
どうなってしまうんだろ、インターネットは。このままいったらダメじゃん。っていうのが、率直な感想。 …
レビュアー:Roko




父と息子のコミュニケーションって、結構難しいのかな
富生は40歳独身、都内でひとり暮らしをしていたのですが、久し振りに館山の実家に帰ってきました。久し振…
レビュアー:ichi_kazsun





最強の味方になってくれる「無意識」の使い方について知りたい方は、ご一読ください。
・本書は、「人はなぜ変わろうとしても変われないのか?」 という問いを軸に、心理学・認知科学・コーチ…
レビュアー:有沢翔治

荘子という書物の成り立ち、変遷から、従来の議論を概説しています。中国国内や英仏の議論で、ドゥルーズやデリダ、スピノザなんかも登場しています。
レビュアー:武藤吐夢




本を配達するオジサンが主人公、彼についてまわる少女とのコンビが愉快。本に対する愛が感じられる作品だが退屈な場面も多い。
「本と歩く」おじさんこと、本の配達人カールと、その仕事にくっついて回る少女シャルロッテのコンビが最高…
レビュアー:星落秋風五丈原




ジムの側から見た『ハックルベリー・フィンの冒険』
『トム・ソーヤーの冒険』の結末で、ハックルベリー・フィンと親友トムは、盗賊の金貨を発見した。しかし…
レビュアー:ぷるーと



その哭き声は、本当に祟りの声なのか。
岡山県の鄙びた姫野村の大地主巌尾家は、終戦後の土地改革で持っていた地所の大半を失った。当主の巌尾利兵…
レビュアー:ホセ

俺たちゃそもそも、恥をかくために生きてンだってことにさ。 そいつが、人に与えられた一番の仕事だってのを思い出したんだ。
675 木内昇 「惣十郎浮世始末」 木内昇が「人の心」に踏み込んできている、と改めて気づいた。…
レビュアー:ef



博覧強記の博学者列伝
世の中には幅広いジャンルに渡り大変な才能を示し、また業績を残した『知の巨人』が存在します。 レ…
レビュアー:みんな本や雑誌が大好き!?





「スマホ」の前には「トランジスターラジオ」と「トランジスターグラマー」が輝いていた時代がありました? 「トランジスターラジオの歴史」もいいですが、「トランジスターグラマー」の歴史も知りたいものです?
高橋雄造氏の『ラジオの歴史 工作の〈文化〉と電子工業のあゆみ』(法政大学出版局)を読みました。2…
レビュアー:ベック

この夢も希望ない話は、いつでもどこでも誰にでも起こりうる話であり、加害被害どちらにも傾く恐れがあり、どちらになってもそこに幸せはない。
絵本ながら、ここには夢も希望もない。ここで描かれる一連の出来事の先に幸せがないことなど幼稚園児でも…
レビュアー:はなとゆめ+猫の本棚




クイズ番組でチャンピオンになるためには、幅広い知識を持つことも大切だが、それ以上に出題者の意図を掴み、問題を類推する能力が必要だ。
最近はテレビを殆ど見ないから、どうなっているかわからないが、40年前くらい、テレビではクイズ番組が…
レビュアー:波津雪希




興信所にきた奇妙な調査依頼の話
曽根崎栄治の接見生きた弁護士の佐伯は 何を言っても反応のないことに苛立ってい た。 新栄社と…
レビュアー:爽風上々




若い人の言葉の使い方がおかしいと感じることがあるのでしょうか。私はあまりありませんが。(そもそも近くに若い人がいない)
若い人たちの話す言葉が変わってきたと感じる人も多いでしょう。 確かに徐々に変化しているようです。 …
レビュアー:ef





こういうの、ここで出しても良いんですかねぇ?(と、思いながら出してみる)
皆さん、来年のカレンダーは用意されましたか? うちはカンペキです! というのも、ここ数年、この【…
レビュアー:たけぞう



社会人のちょっと嫌なことを書くのが抜群に上手。
著者の作品は何冊か読んでいます。社会人の日常生活を扱う作品が多い印象があります。本作は全十一話の掌篇…
レビュアー:日月





昭和初期、さびれたカフェーで働く女性たちの物語。字が読めないタイ子や嘘つきな美登里、小説家志望のセイなど、一風変わった女給たちが働いています。
この作品、『襷掛けの二人』に続き、直木賞候補作にノミネートされました。 どこにでもいる女性た…