本が好き!ロゴ

閉じる

ヘンリーさえいればいいっ!!!と思ってしまうわたしには向いていないのでしょう。

  • レビュアー: さん
  • 本が好き!1級
黒後家蜘蛛の会 1
『毒入りチョコレート事件』を読んだ時に
おススメいただいた作品。

1976年に刊行された作品当時の翻訳のままだからか、
苦手な翻訳作品のなかでもとびきり読み辛かった。
読み辛かった理由はそれだけではないのだけれど…



弁護士、暗号専門家、作家、化学者、
数学者、画家の六人で構成される
女人禁制の黒後家蜘蛛の会(ブラック・ウイドワーズ)。

月に一度の集まりは(おそらく)とあるレストランで。
そして給仕はヘンリーと決まっている。

ホストを務める会員は毎回、ゲストをひとり連れてくる。
そしてそのゲストが身の回りで起こった「ミステリ」を披露する。

会員たちはその謎解きをすべく、
あれやこれやと話し合う。
…いや、言い合う。

しかし最後に謎を解き明かすのは、
決まって給仕のヘンリー。

ヘンリー抜きにしてこの会は成り立たない…



謎好きなメンバーが集まり、
ゲストを迎え、
議論を尽くし、
真相を導き出す。

この手のミステリの先駆け…なのかな。
代表、といってもいいのかしらん。

作品の主役は安楽椅子探偵である給仕のヘンリー。
この会で取り扱う謎は、
殺人事件などおどろおどろしいものではなく、
より日常的なもの。

会員がゲストにあれこれ質問し、
更にあれやこれやと議論をして、
掘り起こされた断片をつなぎ合わせて
ヘンリーが真相を究明する。

パズル・ストーリーというものに当たるのかな。

安楽椅子探偵は好きだし、
日常の謎も大好き。

しかし…。
会員たちの議論や四方山話が好きになれず、
ヘンリーの推理だけ読めればいいやっ!!!となってしまった。

おそらくわたしは、
情緒とかそういうものを解せない人間なのだろう。

このシリーズこれにて挫折。



『黒後家蜘蛛の会(1)』収録作品
・会心の笑い
・贋物(Phony)のPh
・実を言えば
・行け、小さき書物よ
・日曜の朝早く
・明白な要素
・指し示す指
・何国代表?
・ブロードウェーの子守歌
・ヤンキー・ドゥードゥル都へ行く
・不思議な省略
・死角



  • 本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント
  • 掲載日:2013/10/04
投票する
投票するには、ログインしてください。

この書評の得票合計:7

参考になる:7票
あなたの感想は?
投票するには、ログインしてください。

この書評へのコメント

    No Image

    コメントするには、ログインしてください。

    黒後家蜘蛛の会 1 の書評一覧

    取得中。。。