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夏の雨さん
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大人だって絵本を読んでもいいんだよ
ノンフィクション作家の柳田邦男さんは25歳の次男を亡くしたあと、
 しばらくは砂漠の中を歩いているかのようだったそうです。
 そんな柳田さんを救ってくれたのが書店で見つけた一冊の絵本でした。
 この時手にしたのが、宮沢賢治の『風の又三郎』の童話集。
 柳田さんが60歳を超えた頃で、これをきっかけにして大人にも絵本は必要と思うようになります。
 この『砂漠でみつけた一冊の絵本』は、2002年あたりから書き綴っていたエッセイをまとめたもので、
 2004年に単行本として出版され、2025年10月に岩波現代文庫の一冊にラインナップされました。

柳田さんは「絵本は人生に三度」を提唱されています。
 三度とは、まず自分が子どものとき、次には子どもを育てるとき、そして三度めは人生後半になってから。
 「絵本は子どものもの」という意見もあるでしょうが、
 実際読んでみると(ちなみに私は人生後半世代)大人に人にも読んでもらいたいという作品も多くあります。
 特に新しく出た絵本はなかなか大人の人たちが読む機会が少なく、読めたらいいのにと思うこともしばしば。
 この本ではそんな人向けに柳田さんが「おとなにすすめる絵本」が51冊が紹介されています。

 もちろん、この本が出版されて以降も、いい絵本がどんどん出ているので、
 休日に書店や図書館の児童書コーナーを歩いてみるのもいいかもしれません。
 いい絵本に出会えたら、心に恵みの雨が降ったと思えたらいいですね。
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掲載日:
書評掲載URL : http://hontasu.blog49.fc2.com/
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夏の雨 さん本が好き!1級(書評数:2748 件)

ニックネーム「夏の雨」は、宮本輝さんの「朝の歓び」という作品の中の一節、「あなたが春の風のように微笑むならば、私は夏の雨となって訪れましょう」から、拝借しました。
「本のブログ ほん☆たす」という名前で、本についてのブログを運営しています。
ブログでは書評のほかに、その本を読んだ時の「こぼれ話」や本の話題など掲載しています。

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