・本書は、お金を残せる財務と税務に詳しく、
絶対に倒産させない体質に改善する
財務コンサルタントとして活躍し、
Xフォロワー数が12.6万人
(2026年4月現在)を突破する
インフルエンサーの著者が、
財務の初心者に向けて、
「つぶれない会社にするために、
どのように節税して
お金を残せばよいのか」について伝えた1冊。
・著者の相談に来られる
ほとんどの社長は、
「節税しないと損をする。
節税は会社を守るもの」と勘違いしている。
・「節税とは、有効にお金を残すことだ」
と思っている人が多いが、
実際は、節税はお金を減らす行為なのだ。
・たしかに、節税すると
税金を減らすことができるが、
同時に、会社のお金も減らす。
つまり、倒産への道に直結しているのだ。
・著者は、のべ1,000社の
中小企業の経営を見てきた経験から、
「中小企業ほど、
節税に躍起になっている
経営者が多いといえる」と語っている。
・節税に躍起になっている会社は、
財務の知識が足りていない。
そのような会社が
「倒産しない強い会社」に
生まれ変わるために、
財務のノウハウが必要なのだ。
・数字に強くなると、業績が上がる。
お金を残せる理由は、
製品力や商品力が高まるからだ。
・「価格の決め方、値上げの基準、
人件費の決め方、設備投資の判断、
代金の回収条件や支払条件」など、
あらゆることに
科学的な基準を持てるようになる。
・すると、経営判断にも
自信が持てるようになる。
・経営は、勘や感情で動かすのではない。
経営はすべて科学的な判断で行うもの。
・基準を持てば、
悩みが一気に減っていくのだ。
※経営者の知識不足が原因で、
「黒字倒産」になるケースがあるが、
その理由については、
本書をお読みください。
・著者が年商40億円の
会社の財務部長だったころ、
ある日課があった。
・それは、毎日15時になったら、
①本日の入金額
②本日の出金額
③現金預金残高
④売上ゼロで何ヶ月もつか
を社長に報告することだ。
・「本日の15時時点での、
入金額は〇〇円、出金額は〇〇円、
現金預金は残高は〇〇円、
これだけあるから、
〇ヶ月は売上ゼロでも大丈夫です」
と報告していた。
・いつもより多かったり
少なかったりしていたら、
その詳細データも
毎日用意していたとのこと。
・月に一度開催される経営会議では、
社長がそれぞれの部署の数字をもとに、
起きていることの詳細を質問していく。
・社長が数字に強くなると、
それぞれの部門長も意識がどんどん変わり、
どこに注力すればいいのかが明確になり、
製品力や商品力が高まり、
利益率が上がっていく。
・会社を変えるには、
社長が自ら財務を学ぶのが一番である。
・財務を社長が勉強して数字に強くなると、
部門の責任者にも学ばせるようになる。
・すると、部長や課長レベルも
数字を読むようになり、
さらに進んで、数字の意識が
一般社員にも浸透すると、
強い黒字体質ができ上がる。
・中小企業は、
トップダウンでしか変われない。
中小企業が生き残れるかどうかは、
社長の数字を読む力にかかっているのだ。
※まったく知識のない経営者が財務を学ぶ際、
個別の問題を解決するために
オススメの方法が紹介されているが、
詳細は本書をお読みください。
・本書は、「お金が残らない理由を
知っていますか?」
「節税を勤める税理士に任せるから倒産する」「会社の経営における
『良い節税』『悪い節税』」
「つぶれない会社は知っている
『財務の見方・考え方』」
「『予実管理』が会社を救う
〜数字で経営する仕組み〜」
という章で構成されており、
◇日本の中小企業の6割が赤字
◇「お金の流出を伴わない節税」
「制度を活用した節税」などの良い節税
◇「補助金・助成金ありきの投資」
「資金繰りを考えずに行う節税」
「税率や税務上の特典を意識しすぎた節税」
などの悪い節税
◇「貸借対照表」を読めないと
会社は守れない
◇「節税額」ではなく
「利益目標」から逆算せよ
といった「長く愛されて、
決してつぶれない会社をつくる」ために、
今すぐ着手できる方法が紹介された
財務の初心者に向けた解説書となっています。
節税は悪ではないが、
"間違った節税"は、
会社を静かに確実にむしばみます。
財務の基礎を知り、
正しいお金の使い方を知り、
良い節税・悪い節税の区別がつけば、
会社は必ず変わります。
"長く愛されて、
倒産しない会社"のお金の残し方について
知りたい方は、
お手にとってご確認ください。
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