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ソネアキラ
レビュアー:
「猫の王様・グリマルキン」が登場する「世界初の英語で書かれた小説」
『猫にご用心   -知られざる猫文学の世界-』 ウィリアム・ボールドウィンほか著   大久保ゆう編・訳を読む。

「世界初の英語で書かれた小説」が、「本邦初の書籍化」。しかも、なんと猫の奇譚とは。猫好きにはうれしいニャ~。

英語のことわざ「Cats have nine lives(猫は9つの命を持つ)」は、この作品が出所だとか。「007は二度死ぬ」だが、「猫は9回生まれ変わる」。その執念深さ。

日本では20歳を超えた猫は妖怪・猫又になって人間の言葉を話したり、化けたりすると言われているそうだが。

神学者・ストリーマ氏は、近所にたむろしている猫たちの会話がわかりたいと苦心惨憺、秘薬を作り出す。魔女が出て来るアニメなどではおなじみだが、いやはやその原料たるや、グロいこと、すごいこと。いざ猫語が理解できると、あることないこと、ゴシップ好きのおばさん(おじさん?)のよう。宗教から魔術までしゃべる、しゃべる。

『猫にご用心』、主役は「猫の王様・グリマルキン」。魔法を使う猫。タロットカードになったり、現在ではゲームキャラなどになっているそうだ。

このグリマルキンが登場するさまざまな作品、いまでいうところの二次創作も掲載されている。これもなかなか奇妙なナンセンス味を出している。

英国ということで、かのマザーグースにも通じるものがある。たとえば「Pussy cat, pussy cat, where have you been?」

「Pussy cat, pussy cat, where have you been?
I've been to London to look at the queen.
Pussy cat, pussy cat, what did you there?
I frightened a little mouse under her chair.

子ネコちゃん,子ネコちゃん,どこいってたの?
ロンドンまで 女王さまを見に。
子ネコちゃん,子ネコちゃん,なにをしたの?
おいすの下の 子ネズミを おどしてやったよ。」
(出典:https://www.labo-party.jp/mothergoose/index44.php)


ぼくも、ストリーマ氏の秘薬を呑んで、-amazon-にはないよね、我が家の猫トリオの会話を聞いてみたいものだ。女・女・女で姦(かしま)し。なら、猫・猫・猫ではニャンでしょう
    • 妖怪・猫又
    • 猫の王様・グリマルキン
    • ファイナルファンタジー FF16 グリマルキン
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ソネアキラ
ソネアキラ さん本が好き!1級(書評数:2308 件)

女子柔道選手ではありません。開店休業状態のフリーランスコピーライター。暴飲、暴食、暴読の非暴力主義者。東京ヤクルトスワローズファン。こちらでもささやかに囁いています。

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