うさぎひろみさん
レビュアー:
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人気がないビルって何か出そうと思いませんか?
ましてや幽霊に導かれ不可解な出来事に会うなんて。
人気がないビルとか商業施設って何か出そうといつも思ってました。
複合施設という閉ざされた空間は不気味な物に出会うという雰囲気がわかりやすい。
しかも出会うのが夜間警護している人。
登場人物がやや多いものの関係性は分かりやすく、最後まで混乱せずに読めた。
初めは栄田を人柄に魅力を感じていたが、物語が進むにつれて欲や感情に流されていくあたりは誰にでもある人間の弱さがリアルに描かれていた。赤川作品らしく、登場する男性の身勝手さも印象的で、思わず苦笑してしまう場面も多い。
死の運命を回避しても別の誰かが犠牲になるという展開は重く、「楽になる」という甘い言葉に引き寄せられてしまう心理も含めて考えさせられた。むしろ恐ろしいのは人の欲や裏切りなのかもしれない。
終盤のどんでん返しと少女の正体の明かし方も見事で、ホラーでありながらしっかりとしたサスペンスとして楽しめた。結末はハッピーエンドではないが、このほろ苦い余韻が作品の魅力だと思う。
複合施設という閉ざされた空間は不気味な物に出会うという雰囲気がわかりやすい。
しかも出会うのが夜間警護している人。
登場人物がやや多いものの関係性は分かりやすく、最後まで混乱せずに読めた。
初めは栄田を人柄に魅力を感じていたが、物語が進むにつれて欲や感情に流されていくあたりは誰にでもある人間の弱さがリアルに描かれていた。赤川作品らしく、登場する男性の身勝手さも印象的で、思わず苦笑してしまう場面も多い。
死の運命を回避しても別の誰かが犠牲になるという展開は重く、「楽になる」という甘い言葉に引き寄せられてしまう心理も含めて考えさせられた。むしろ恐ろしいのは人の欲や裏切りなのかもしれない。
終盤のどんでん返しと少女の正体の明かし方も見事で、ホラーでありながらしっかりとしたサスペンスとして楽しめた。結末はハッピーエンドではないが、このほろ苦い余韻が作品の魅力だと思う。
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初めまして。
漫画、小説問わず、本が大好きです。
本好きの皆様と交流出来たらと思います。
これからよろしくお願いします。
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- 出版社:双葉社
- ページ数:312
- ISBN:9784575513714
- 発売日:2010年08月11日
- 価格:630円
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