強運の持ち主
占いは、未来の選択肢の一つを示してくれるもの。 未来は日々の積み重ねの、その先にあるもの。 結局、決めるのは自分次第ということだ。 それでも、ルイーズ吉田の占いは、私に何を言ってくれるのか気になります。
ルイーズ吉田。 占い師。 ・・と、何の前振りもなく聞くと、 顔を黒いベールで覆った、眼光鋭…
本が好き! 1級
書評数:137 件
得票数:2596 票
最近は、本選びに迷走中です。
占いは、未来の選択肢の一つを示してくれるもの。 未来は日々の積み重ねの、その先にあるもの。 結局、決めるのは自分次第ということだ。 それでも、ルイーズ吉田の占いは、私に何を言ってくれるのか気になります。
ルイーズ吉田。 占い師。 ・・と、何の前振りもなく聞くと、 顔を黒いベールで覆った、眼光鋭…
武士道シックスティーンから続く、剣道女子 香織と早苗の成長物語。凛とした空気感と柔らかい風のような爽やかさを残して、今作が完結編。
私がこのシリーズ作品を読んでいて、いつもぐっと引き込まれるのは、試合であれ稽古であれ、剣道の対戦シー…
澪の作る料理は、きっと出汁の香りが鼻に抜け、旨味が体の中にじんわりと染みていくんだろうな。 あぁ、味わってみたい。
「下がり眉!」なんてからかわれる、のんびりとした、ちょっと情けなさそうな顔つきの澪。でも、料理のこと…
孤高の女戦士、リスベット。 また会えて嬉しいよ!
(上,下巻合わせての書評です) 「ミレニアム」シリーズの第4作目。 1~3作目までの作者、ス…
一気に走り出す後半の、息をもつかせぬ急展開! 映像で観ることができたら、迫力満点の作品になりそうです。
渋谷のストリートギャング。 表沙汰にできない金のみを狙う強盗チーム。 違法カジノを経営する関西系…
大阪・心斎橋のはずれに開院している合田整骨院。 怪しげだけど、力(りき)先生の施術は受けてみたい。
胡散臭くてぶっきらぼうながらも、腕は確かな整体師の合田力。 合田整骨院の受付・会計担当の美人姉妹、…
カバーイラストを見て、「私、がんばっちゃう!」的な軽く読めるお仕事小説かと思って手に取りましたが、予想に反して読み応えのある作品でした。
これは地方競馬の新人女性騎手を主人公とした物語。 今ひとつ活気のない地方競馬場(鈴田競馬場)の…
昭和の初め。親に売られて芸妓となった女性たち。時代という荒波に翻弄されながらも、強かに生き抜く彼女たちの力強さに圧倒されま す。
これは、高知の芸妓子方屋「松崎」で、仕込みっ子として一時を一緒に過ごした少女四人、澄子、民江、貞子、…
戦後の南米移民政策の闇という史実を基にしながら、決して暗く重たいだけではない、スカッとした読後感も味わえるエンタメ作品に仕上げたこの完成度の高さは凄い。
(上下巻合わせた書評です) 戦後の南米移民政策の悲惨な実態とは一体どんなものなのか? 1…
遊び心がどんどん膨らむ絵本。大人でも楽しめます!
先日、ボローニャ国際絵本原画展を観に行きました。なかなか充実した展示で、それだけでも大満足だったので…
ヘイスケとコウスケ、二人兄弟の青春記。 コテコテの大阪風味の味付けながら、なぜだかスッキリ爽やかな仕上がりに!
大阪下町の地元に愛される中華料理屋 戸村飯店。 そこの二人息子のヘイスケとコウスケが、将来を考え、…
グロテスクな内容を含む作品は多々あれど、ちょっと執拗すぎません?
人の外観を診るだけで、超能力かと思わせるほど正確に人の病気やその程度を診断できる医師、為頼。でもそれ…
ボロボロと涙を流しながら読み終わって最初に思ったのが、『あー、やっぱり読むんじゃなかった』という後悔。
ナナというクールで賢い猫と、サトルいう心優しい猫バカさんの里親探しの旅の物語。 ちょっと生意気…
パッとしないけど、それなりに生きている!そんな女性たちの半径5メートルの日常。
活字には触れていたい。でも、真正面から物事を考える気力はない・・。 そ〜んな時に手に取る作家さんの…
ヒマラヤを舞台にした本格山岳小説と聞き、以前から読みたいと思っていた作品。期待を裏切らず、「こんなにも熱いドラマを楽しめるから、本を読むのをやめられない!」と、大満足で読み終わりました。
まずは何と言っても、ヒマラヤ8000m級の山々の存在感、壮大なスケール感に圧倒されました。 もちろ…
そこはかとない不愉快な気分にさせられるこの作品。でも、先が気になって読むのをやめられない!ふぅ、疲れた・・。
人間関係、多かれ少なかれ持ちつ持たれつで成り立っている部分があると思います。 もし、近しい大切…
表題作「猫のパジャマ」。 きっとキュートなお話なんだろうな。
ブラッドベリさん、初読みです。この本の題名に惹かれたのがきっかけなので、どういった作家さんなのかは全…
「ドキュメント オオスズメバチの帝国!!」という、タイトル映像が浮かびます。
本書は、マリアというオオスズメバチの生涯を追った物語です。 オオスズメバチが成虫へ羽化してからの命…
表題作「ハミザベス」と「豆姉妹」の二編が収録されているこの一冊。 『それはないやろ!?』とツッコミどころがありながらも、ふんわりとした前向きさで終わるストーリーは、どちらも好感が持てました。
「ハミザベス」 主人公まちるの元に、花野あかつきと名乗る女性から突然の連絡が来ます。平田が亡くなっ…
とことん、子供目線の感性で表現されているこの作品。遠くに置き忘れていた、子供の頃の感覚が蘇ってきました。
西さんの作品を読むのは、これで3冊目。そのどれもユニークで、この作品も小学三年生のこっこ(渦原琴子)…