予言の島 (角川ホラー文庫)【Kindle】



かつてTVで人気を博した霊能者が、亡くなる二時間前に書いたという最後の予言。はたしてその予言の結末は?
霊能者 宇津木霊子が遺した予言は、二十年後のとある島で、『霊魂六つが冥府へ堕つる』というもの。 …

本が好き! 1級
書評数:137 件
得票数:2596 票
最近は、本選びに迷走中です。



かつてTVで人気を博した霊能者が、亡くなる二時間前に書いたという最後の予言。はたしてその予言の結末は?
霊能者 宇津木霊子が遺した予言は、二十年後のとある島で、『霊魂六つが冥府へ堕つる』というもの。 …



なにをして、人間と定義するのか? 果たして、自分は人間なのか?
(全12巻纏めての書評です) 空中都市ザレムとクズ鉄町の地上人の、支配する側とされる側の焦燥感を描…



ラーゲルクランツによるミレニアム3部作の最終巻。リスベットに絡みついていた過去が収束を迎えました。
(上下巻まとめての書評になります) アジア系男性のホームレスの死と国防大臣フォシェルとの関係。…



まるで、うすはりグラスのような、硬質な透明感に纏われた物語。
祖母の残した古い家で、共同生活を始めた孫の蓉子と、彼女と同年代のマーガレット、紀久、与希子の4人の物…




江戸の浅草で、若くして一膳飯屋を営むつばき。家族の要となりながら、商売に打ち込む彼女の芯の強さに胸が熱くなります。
物語は、つばきが「だいこん」という屋号が書かれた見事な看板を、深川に新たに開店する店の、その軒に掲げ…




『我が国に初めて誕生した、インテリジェンス小説』と銘打たれたこの作品。ん?!インテリジェンス小説ってナンだ?
・・・ということで、ネットを使って調べてみましたが、なかなか納得できる説明がなされてるものを上手く見…





バトル・エンジェル、ガリィ。彼女にいつか、心の平安が訪れますように。
(こちらは、1〜7巻まとめての書評となります) 空高く浮かぶ、空中都市ザレム。そして、その真下…



時は幕末から明治初期。 近江・日野の在の本田屋佐吉が、商人として成長していく姿を通して、近江商人の本質を描いた作品。
現代の経済界に、そこそこ影響力を持つ企業の中には、近江にルーツを持つものが少なくないんですね。 …




お酒大好き女子の、楽しいひとり飲み小説。お酒とお料理の相性に、酒好き同士の一期一会の出会い。ん~、堪らん。
お酒をこよなく愛するOL月子が、毎週金曜日と決めて、様々ななお店を巡りながら、あるいは出張先や、時に…





萩尾望都さんが描くSF作品。 壮大な宇宙を背景としながらも、外部との交信を遮断された宇宙船内でストーリーが展開される中編作品。 テーマは、信頼と友情、そして未来への希望。
舞台は、古びた宇宙船 白号。 その船内にいるのは、宇宙大学国への合格を目指す受験生たちだ。 10…




端からはキラキラと眩しく見えるような人でも、誰にも見られないところでは、迷い、悩みながら生きてるんだろうなって、改めて思いました。
BAR 追分シリーズ第2弾。 ねこみち横町に縁のある人たちの、ほんのり、ほっこり、ちょっといい話の…




美味しいそうな料理が出てくる本は数々あれど、人間模様がメインのこの作品は、なんだろう、渋くて、格好いい。
最近、「ほっこり、ほのぼの、美味しいお料理」(「猫」もそうかも)を扱った作品がやけに目につくなぁと思…




島に一軒しかない本屋の店主 フィクリー。偏屈で、頑固で、皮肉屋の彼ですが、やがて本を通じて、皆に愛される存在になっていきます。
妻を失った悲しみに捕らわれて、頑なで世を拗ねたような毎日を送る書店主A.J.フィクリーが、幼いマヤと…



瀧澤馬琴の一人息子に嫁いだ、みちの生涯。
群ようこさんが、実在した人物を主人公に物語を書いていることに驚いて、手にした一冊。 いざ、読み始め…





19世紀のイギリス。 故郷アイルランドを離れて、イギリスへ渡ってきた姉弟が主人公の物語。 ホラー要素を含んだ児童書ながらも、大人が読んでも十分楽しめる、恐れに立ち向かう姉弟の冒険談であり、家族の絆の物語。
サワー・ウッズの奥にあるウィンザー家に、奉公人として勤めることとなったモリーとキップの姉弟。しかし、…



日本最大級のダムで起こったテロと、それに立ち向かう男のアクション・サスペンス。 冬に、巨大ダムとか、せめて雪深い山を目の当たりにした直後に、読み返したい。
二千メートル級の山々に囲まれた奥遠和ダム。 厳冬期には、その雪深さ故、一般道は封鎖。ダムへ通じる道…




シャーロック・ホームズにアスビョーン・クラーグ、エルキュール・ポアロやピーター・ウィムジイ卿に肩を並べる名探偵、カッレ・ブルムクヴィスト、ここに登場! でも、カッレくん。 無茶はしないで! 気をつけてッ!!
まるで居眠りしているかのような平和な街、ストゥールガータン街に暮らす少年、カッレくん。 大人になっ…




現実味の薄い世界観は、まるでシルエットアニメーションを観ているかのよう。
『何もかも、申しわけありませんでした。 わたしは、また、つぶやく。』 そんな文言から、唐突に…




スナイパーでもなく、シューターでもなく、シューティストって呼び方が何となく似合うシュウ。らしくない殺し屋の物語。
表向きは、文学を愛する大学職員。 でも、裏の顔は、銃器を仕事道具とする殺し屋のシュウ。 第1…




えー、歴史上の人物や各界の実力者を、そんなイジり方するんだ?!
時は、『倒幕ならずに、幕府主導のもとで開国がなされた』後の、21世紀の日本。 着実に発展を遂げてき…