家族のなかの見知らぬ人
最初は「これは失敗したかな?」と思った本なのですが、途中から俄然……
予備知識無しに図書館の新着本の中から借りて来た本です。ハヤカワから出ているし、ミステリだろう程度の…
本が好き! 1級
書評数:4906 件
得票数:95177 票
幻想文学、SF、ミステリ、アート系などの怪しいモノ大好きです。ご紹介レビューが基本ですが、私のレビューで読んでみようかなと思って頂けたらうれしいです。世界中にはまだ読んでいない沢山の良い本がある!
最初は「これは失敗したかな?」と思った本なのですが、途中から俄然……
予備知識無しに図書館の新着本の中から借りて来た本です。ハヤカワから出ているし、ミステリだろう程度の…
世界最古の稀覯本古書店ってどんなところ?
本書は、ロンドンにある『サザラン』という、世界最古と言われている(異論もあるようですが)稀覯本古書…
殺しから足を洗おうとする殺し屋が主人公という、なかなか捻った作品
主人公のマークは、『ペイル・ホース』(蒼ざめた馬ですな)というコードネームを持つ最高峰の暗殺者でし…
実際の事件を基にした分、第一巻より大人しくなっちゃったかな?
前作が大変面白かった『炒飯狙撃手』の続巻です。 登場人物はほぼ前作通り。ただし、前作で現役警察…
一年に渡る日記なのだ。しかし翻訳の仕事も大変だぁ。
著者は翻訳家、エッセイストでありますが、私は初めましてでありました。 タイトルから翻訳にまつわ…
何かの陰謀が企てられている?
下巻に入り、オナーらが警護を命ぜられている惑星バジリスクに変異が現れ始めます。 ここにはプリミ…
これはSF版『宇宙のホーンブロワー』か?!
SFレビュー本でお勧めされていた本なので図書館から借りてきました。 まず、冒頭の献辞を見るとC…
『犯人はお前だ!』には実はもう一つの殺人があり、真犯人も一般に読み解かれている者ではない!
と、大上段からぶった斬る作品であります。 メインの題材となるのは、エドガー・アラン・ポーの 『…
俺はなんで銀行強盗なんかしたんだ? という何とも饒舌な小説なのであります
世界中にはミソメイニア(虚言症)なる奇病が蔓延していました。伝染性みたいで、これに感染すると猛烈に…
すんなりとは読ませてくれない、とんがった構成の小説
この物語を読了して、分解、整理してあらすじを述べると、実は意外とシンプルなんですが、読んでいる間は…
ペシミスティックでアイロニカルな味を感じてしまう作品集
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアは、元CIA職員。退職後、男性を装ってSFを書き始めます。しばら…
西部劇テイストも感じる、1930年代シカゴのポリス・ストーリー
表紙デザインが目に留まり、しかも三冊シリーズ(らしきもの)すべてが揃っていたので、未読の作家さんで…
耽美、ペダンティック、幻想の須永朝彦を読みたまえ! しかも本書は山尾悠子編だ!
須永朝彦と言えば私的には吸血鬼譚。はい、本書にもしっかり数作が選ばれております。 本書は、山尾…
ロボットたちは人間のもとを去り、出て行ったのです
かつて人間たちはロボットを作り、工場で使役していました。 ところがある時、ロボットたちは突然意…
なかなかゾッとさせる心理的ホラー短編集
サブタイトル通り、ジャック・ケッチャムの短編を収録した本です。ジャック・ケッチャムはホラー作家とし…
あれ? こんなに俗っぽかったっけ?
図書館から借りた本を読み尽くしたのだけれど、あいにくの雨。次の本も届いているので図書館に行こうとは…
これはエラリー・クイーンではないなぁ
hackerさんのレビューを読ませていただき、作者は『平成のエラリー・クイーン』と呼ばれていること…
淡々と、飄々と、時には大したことは何も起こらない
ヘミングウェイの短編集です。翻訳者が柴田元幸さんだということもあり、ちょっと読んでみようかと手に取…
今回のギブスンは一風変わった作品だ
本作の主人公は32歳のケイスという女性。彼女、マーケティング・コンサルタントをしているのですが、形…
ボルヘスのお話を聞こう!
本書は、1977年にブエノスアイレスでボルヘスが行った連夜の講演を記録した作品です。タイトルの通り…