本棚〈2〉

有栖川有栖の書庫が整頓されていてかっこいい。自分の書斎が作りたくなる。山崎ナオコーラの本棚に同じサイズのメモ帳?がたくさん入っていたのも印象的だった。

本が好き! 2級
書評数:162 件
得票数:139 票
名古屋で機械メーカーにて営業してます。20代です。学生時代に中国・韓国に留学したので、今お盛んなアジアの新興国とやらで駐在員として働くことを夢に、不景気な名古屋を走りまわっております。
「読書は最大の現実逃避だ」とは小説家の山崎ナオコーラさんの言葉ですが、私にとっても読書は趣味であり、現実逃避の道具でもあり、知識をつける道具、自分の視野を広げ、多角的な考え方を身につける教材でもあります。
基本的にはアジア関連の歴史・経済・文化を中心に読み、気が向けば流行りものの小説、漫画なども読んでいくつもりです。
読むペースは3日に1冊程度で、月10冊、年120冊を目標に読んでいきます。忙しい月、仕事から逃げたい月など変動はありますが、アベレージは月10冊を目指しています。

有栖川有栖の書庫が整頓されていてかっこいい。自分の書斎が作りたくなる。山崎ナオコーラの本棚に同じサイズのメモ帳?がたくさん入っていたのも印象的だった。

作家、小説家、漫画家などものづくりに携わる有名人の本棚のカラー+白黒写真と本にまつわるインタビューが載っていてとにかく楽しい。本屋に行きたくなる一冊。



少女漫画家が書いたエッセイ漫画だと思ったら普通のエッセイだった。内容は90年代に書かれた物で、程よく批判的で、下ネタも多く、クスリと笑わされるものだった。漫画が読んでみたくなった。



何度も挫折して一定期間社会とのつながりを絶ちひきこもったこともある著者による苦しく悩まない、うまく日々の悩みと付き合っていく方法を紹介した内容。
現在は心理セラピストとして悩める現代人の悩み相談を行っている著者による、「悩み」とどう前向きに向き合…



とにかく面白いエッセイ。ロシア人についても言語について日本人社会へのするどい批判的な見方がほんとに面白い。この本でまた多くの読みたい本、見たい映画が増えた。未知の文化を紹介しつないでくれる1冊。




1978年から5年間ロシアのモスクワに毎日新聞から派遣された元特派員が書いた当時のロシア事情本。一般市民との交流がもっとあればよかったが、当時の日ロ関係がわかり面白い。1985年出版の本。
『モスクワ特派員報告 ニュースの裏側』 今井博 岩波新書 1985年 430円(105円) …





とにかく面白い書評集。1冊で時事ネタ、ロシア文学史、ロシア現代史などなど切り口が多彩。なによりも、著者が本をどれだけ楽しく読んでいるのかがわかり、読者を更に読書の世界に引っ張って行く。




いかに内容をかみしめて、本の中の出来事から思考法を得るのか。本の読み方を考え直させる一冊。夏目漱石などの著作をスローリーディングして行く中で読書の楽しさも学ぶ事が出来る一冊
『日蝕』で99年に芥川賞を受賞した著者による、「本の楽しい読み方」を紹介し、この本を通じて実践してみ…




新しい漫画を開拓しようと手にとった一冊。文句無く面白い。主人公の野田さんが地味キャラ設定なのに濃すぎる内容で笑いっぱなしだった。



風力発電について海外と日本の地方自治体の取り組みを研究した専門書。少し読みにくかった。風力発電のマイナス点も知りたかった。
大学の研究者が書いた風力発電についての専門書。ハードカバーの割には分厚くは無いが、横書きな点と、論文…



風俗嬢のスカウトを描いた新宿スワンと平行して読むと面白いと聞いて読んでみた。闇金の金融業を舞台とした内容。絵が汚いが内容は面白かった。




インドで興り様々な紆余曲折を経てアジア各国へ伝播した仏教。人々の欲求を満たすべく、多くのライバル宗教や土俗の信仰たちとの激烈な競争に勝ち抜くべく吸収合併を繰り返し変化してきた仏たちを面白く紹介した一冊
仏教がインドで発祥してから、中国、朝鮮半島、日本へと伝わる中でいかに変化してきたのかがわかりやすく書…





米原万里のエッセイ。チェコスロバキアのプラハにあった在プラハソビエト学校で9‐14歳まで学んだ著者が、当日出会った訳ありの国々から集まった同級生を30年ぶりに訪ねる内容。激動の東欧現代史もわかり面白い

つまらなかった。テルマエロマエのヤマザキマリの新作ということで、内容も知らずに買ってみたものの、一冊読み切りのよくわからん内容だった。残念。




正直、登山用語が頭に入らず、主人公たちがどんな状況で山を登っているのかはわからなかったが、登り切り、死と隣り合わせの環境で下山するシーンは感動した。


時間つぶしにBOOKOFFで買って読んだ。最初はふーんって感じだったのだが、最後にはへ~とうんちくあるまとめ方になっていた。サラッと読めるので移動中などにお勧めです。



アースマラソンが始まった経緯、途中経過が書かれています。単純に目立ちたいために何も対価を求めずに走る馬鹿な姿がすがすがしい。勇気を与えてくれる一冊のようです。ただ、途中経過なので色々と物足りなさもあり





文句なく面白い一冊。何かを集める収集家が書いた本はマニアックで面白いことがいいですが、この切手を通じての国際情勢を理解する試みは本当に面白いです。国際問題が好きな方はぜひ読んでほしい一冊です。



酒井亨の本は定期的に読むべきだ。中国よりも韓国への偏りが強いと思うけれども、それでも数年ごとに出される台湾の情勢がよくわかり秀逸。



多民族・多言語で元共産主義圏ということでドラマがいっぱい隠れていそうで読んだのだが、人物名がなかなか頭に入ってこない。独裁政治から民意を取り入れた普通の国になりつつある新興国の様子はわかるのだが。