図書室のキリギリス



友人の勧められて学校の司書になったバツイチの女性が面白みを見つけて、仕事に邁進するさまは読んでいて気持よかった。 本って図書館ってこんなに楽しいとこなんだと改めて思った。

本が好き! 1級
書評数:368 件
得票数:405 票
好きな作家&好きな作品(トップ10順不同)
恩田陸 『光の帝国 常野物語』
東野圭吾 『白夜行』
宮部みゆき 『地下街の雨』
荻原浩 『メリーゴーランド』
伊坂幸太郎 『陽気なギャングが地球を回す』
横山秀夫 『第三の時効』
奥田英朗 『サウスバウンド』
石田衣良 『池袋ウエストゲートパーク』
真保裕一 『ホワイトアウト』
薬丸岳 『天使のナイフ』



友人の勧められて学校の司書になったバツイチの女性が面白みを見つけて、仕事に邁進するさまは読んでいて気持よかった。 本って図書館ってこんなに楽しいとこなんだと改めて思った。



人間の信仰心はなんと恐ろしいのだろうか、自分たちの権力を護るために魔界へと侵攻する。それと新しい兵器が発明されたことで劇的に戦争が変わるという点。 だれも描かなかった新しい未来は果たして来るのだろうか。



これは現実に起こっているのではと思わせる設定が面白かった。身代わりに自分が生まれ故郷とか思い入れがある地域とかがリストに入ったのなら自分はどうするだろうかと思ってしまった。



ストーカーとの対決、会社役員の不正、それをどう対処いくのかストーカーには恐怖しながら、不正調査には応援しながら読んだ。それにしても素性が分からないだけでここまでするのかとビビった。



『スカウト・デイズ』続く第2弾!スカウトたちの丁々発止やり取りが面白い、実際のいろいろなスポーツ紙の一面を飾る裏にはこんなことが起きているのではと思うと面白く読めた。




水戸光圀、水戸黄門といえばテレビドラマでイメージだったが、これを読んで全然違うじゃないかともっとスゴイ人だったのだと気付かされた。 波瀾万丈人生だったのだと義の人だったのだと思った。



学園モノとして生徒を独特な指導によって導いていくのとミステリーとしては面白かったが、こんな人たちが警察官になるのはなんだが嫌だなと思ってしまった。



超能力を仕事にして探偵業をこなしていく物語。能力者の喜びとか辛さがうまいバランスで描かれていて単純なコメディぽいの中にシリアスさあって良かった。



たくさんに人に囲まれようと、ひとりぼっちの時はある。死を感じた時に遭遇した3人がクジラを見に行くことによって、また生きることを見つめる物語。



銀行のいろんなところが見えて勉強になった。それにしても銀行だけを舞台にこれだけミステリーが書けるとはそれだけ著者が精通しているということか。



魔王の意図とは違う戦いがひとつには発明品で大きく戦局が変わる。これからどうなっていくのか魔王側の反撃が楽しみ。


始めは探偵が出てきて、それがかっこ良く見せようとしているところがコメディぽくて面白かったが、なんか先が見えてきてそして想像通りの結末にちょっとガックリ。期待しすぎたのかもと…。



なんとも緩やかな物語は進む、それもちょっぴり不思議な出来事を絡ませながら、ゆっくりとゆっくりと過去の糸をほどいていく過程は心地よかった。



今、ドラマになっている「半沢直樹」の原型ともいえるんではないだろうか。銀行の内部がこんなのなら、もう生き馬の目を抜くとはまさにことことだろう。



なんというか普通の小説といいましょうか、確かに表具の内容は濃いのでへぇ~と思うことがしばしばあった。



島で起こる出来事を4人の17歳を通じて故郷とはなんかと描いていく物語。それにしても赤羽環がやっぱり男前!



その街にしか通用しない「カネ」、経済の怖さがひしひしと伝わってきた。それにしても主人公の教師は何に突き動かされたのだろう。



推理小説としてはどうかなと思うが、現実の事件ってこういう風なんだろうなと思った。このキャラたちが出てくるなら次の作品も読みたい。



保育士の日常を描きながら、その保育士の恋も描いていく。 保育士の大変さと、絵本を絡まさせたちょっとしたミステリー、そして恋。



中学生の時に凶悪な事件を起こした彼を知らずに友達になってしまったら、そしてその事実を分かってしまったらあなたならどうするか?もし愛してしまったらその愛を貫けるのか? いろいろ考えさせられる問題作!