本を守ろうとする猫の話



どこからか現れるちょっと高飛車なネコ。古本屋の林太郎はネコと共に本を守るため幻想的な場所へと向かう。本を大切にすることや読書の意味を考える話でした。
タイトルを見るとネコが本を守っているかのようですが実際に読み進めてみると、守るのはネコではなく人間で…

本が好き! 1級
書評数:620 件
得票数:11719 票
コロナのため仕事が忙しく読書量が減ったのと、読書だけではストレス解消できなくなってきた今日このごろ。最近は、積読本の処理を中心にしています。何でもかんでも読むから厳選して読むに意識を変更しようと改革中。
★の数はその時の気分次第。



どこからか現れるちょっと高飛車なネコ。古本屋の林太郎はネコと共に本を守るため幻想的な場所へと向かう。本を大切にすることや読書の意味を考える話でした。
タイトルを見るとネコが本を守っているかのようですが実際に読み進めてみると、守るのはネコではなく人間で…





9歳で吉原に入り、徐々に昇進しついには花魁にまで上り詰めた駒乃。吉原での人生と足抜けしてからの生活を含め、笑いと悲しみとスリル。全てが一度で楽しめた話でした。
何気なく図書館で手にとり、聞いたことのない作家さんではありましたが、面白そうなので読んでみたところ大…




ただひとり生き残ってしまった貞吉。彼の半生について描かれたノンフィクション物語。
この秋に会津付近へ行く機会があり、折角だから現地の歴史や土地にまつわる話を事前に知っておきたいと思い…




三人の女性たちとの不思議な出会いから、自分にとっての幸せを見つけ、人との関わりを考える。
しっかりもので、頭のいい小学生の小柳奈ノ花。彼女は、あるきっかけで高校生の「南さん」季節を売る仕事を…




ファンタジー+時間軸の仕掛け×仲間との友情。多くの要素が詰まっていて、とても良かったです。
図書館で予約すると1000人待ちの本をラッキーなことに、同僚に借りることができました。 …




ちょっとみんなと考え方が違っているだけ。ただ、普通から少し外れてるだけ。
読む前に想像していたのは、コンビニでのオムニバスか、マニュアル化した人々が起こす珍道中の話かと思って…



何度もめげずにタイムトリップを繰り返したのに、残された最終手段はあまりにも辛い。
図書館で見かけて手にしたところ、タイムトラベルの話だとわかり即効貸出させてもらいました。 話の…


表紙の可愛いさに騙された。同人誌に載せる作品ならこれくらいでも納得できるが、大賞とは…。
可愛い表紙からは程遠いグロ系のホラーでした。角川のホラー文庫と言えば、恒川光太郎さんの「夜市」が私の…




猫と江戸時代。化け猫ばかりが猫じゃない。
時代小説は面白くて、一度読むと癖になります。今回も時代小説が読みたくて図書館で物色しているとこれを見…




和菓子の奥深さと美しさを改めて実感し、和菓子のある国に生まれてよかったと思えました。
「和菓子のアン」でご存じの作家、坂本司さんが他の作家さんにお願いして書いてもらったという、和菓子をテ…




言葉は上手く使う事で、色んな事を変えられる
政治家や社長など、多くの人の前でスピーチする機会が多い肩書きの人は、自分流かもしくは秘書などにその原…



有名な絵や珍しい絵。原田マハさんがお薦めする26点の絵画。この中から興味の持てる作品を選んでみてはいかがでしょう。
キュレーターをしていた原田マハさんが、自身の出会った思い入れのあるルソー、モネ、ピカソ、セザンヌ、ド…



柔軟な考え方と基本に戻り、誰のための仕事かを考えることこそが解決の糸口。
ビールといえば、キリンと言うほど、昔から馴染みあるメーカーです。 1954年キリンビールは国内…


「そして誰もいなくなった」の日本版かと思いきや登場人物たちは全て外国人。
本の帯にはサブタイトル的に「21世紀の『そして誰もいなくなった』」と記載されていて、鮎川哲也賞受賞作…




大切な人を突然失う。こんなに心の叫びを強く描いた物語は類をみない。
先日関西に地震がありました。そんな時にこの本と出会ったことも、また何か偶然以上の事を感じてしまいます…




武士のあるべき姿を全うし、真っ直ぐに生きる主人公に心打たれます。
直木賞受賞作で映画にもなっている本らしく、読んだあとで知りました。 郡奉行の戸田秋谷は、藩主の…



母親たちの突然の死。悲しみと寂しさと罪悪感。読んでいて、辛くて苦しくなります。
よしもとばななさんの本は、大抵がスピリチュアル要素と哲学的要素が介入しています。今回の話は、いつもに…



病院に行くときは、くれぐれも高圧的態度はやめて欲しい。
あー、ミスった。なんでこの本を読みたいと手にとってしまったんだろう。 日頃の職場でのストレスを忘れ…





悲しいことが多いのに、暖かい気持ちにもなれるストーリー。多くのことを考えさせられます。
以前、こうの史代さんの「夕凪の街 桜の国」を読みましたが、購入した当時はよくわからなかった部分もあり…



花の鎖とは上手いタイトルだと、読み終わって納得しました。
最初は3つの物語が別々に始まります。登場人物の名前も生き方も家族構成もそれぞれ違いますが、途中からは…