ムーミン谷の十一月




ムーミンシリーズの小説最終巻であるが、ムーミン一家が登場しない。前作『ムーミンパパ海へ行く』と同時期。ムーミン一家は島に移住している。ムーミン谷にスナフキンら他のキャラクターが集まる。
トーベ・ヤンソン著、鈴木徹郎訳『ムーミン谷の十一月』(講談社、1980年)はムーミンシリーズの小説最…

本が好き! 1級
書評数:3170 件
得票数:15365 票
歴史小説、SF、漫画が好き。『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』はマンションだまし売り被害を消費者契約法(不利益事実の不告知)で解決したノンフィクション。




ムーミンシリーズの小説最終巻であるが、ムーミン一家が登場しない。前作『ムーミンパパ海へ行く』と同時期。ムーミン一家は島に移住している。ムーミン谷にスナフキンら他のキャラクターが集まる。
トーベ・ヤンソン著、鈴木徹郎訳『ムーミン谷の十一月』(講談社、1980年)はムーミンシリーズの小説最…




かぐや姫と呼ばれた藤原実資の娘・千古についての歴史書である。かぐや姫と呼ばれた姫君の話であり、竹取物語の話ではない。藤原実資は『小右記』という日記を残しており、そこには千古の幼少時の記録もある。
繁田信一『かぐや姫の結婚 日記が語る平安姫君の縁談事情』(PHP研究所、2008年)は、かぐや姫と呼…




幕末維新の武士を描く時代小説の短篇集。昭和の全体主義や官僚主義が美徳としそうな自己犠牲とは異なる武士の実態を描く。お家のために自己犠牲になることを否定する。
浅田次郎『お腹召しませ』(中公文庫、2008年)は幕末維新の武士を描く時代小説の短篇集。昭和の全体主…




平安貴族に関する歴史論文集。上皇の権威は薬子の変後に天皇中心に改まり、院政は天皇の父親としての権威で行ったと見られることが多い。本書もそれを否定しないが、薬子の変後も上皇の権威はあったとする。
橋本義彦『平安貴族』(平凡社、2020年)は平安貴族に関する歴史論文集。NHK大河ドラマ『光る君へ』…




奴隷貿易の歴史書である。人類の歴史には様々なブラック稼業、闇の生業があるが、人身売買は、その最たるものの一つである。奴隷は部族の首長から売り飛ばされた人々に加え、理由もなく拉致された人々もいた。
奴隷貿易の歴史書である。人類の歴史には様々なブラック稼業、闇の生業があるが、人身売買は、その最たるも…




醍醐天皇は貴族を仲間と考え、菅原道真を排除することで貴族が嫌悪する秩序の乱れを修正することに協力した(188頁)。権力者の仲間内意識が冤罪を作ることは現代日本の警察や検察と重なる。
春名宏昭『〈謀反〉の古代史 平安朝の政治改革』(吉川弘文館、2019年)は平安前期の政変を取り上げた…




サイド3住民にとっては独立意識が強かったのだろう。地球連邦への統合は住民にとって押し付けであり、侵略に映るのだろう。ロシア連邦がウクライナを連邦に従属させようとする強権支配と同じである。
長谷川裕一漫画、矢立肇、富野由悠季原作、宮崎真一デザイン協力『機動戦士クロスボーン・ガンダム DUS…




冬のムーミン谷が舞台。冬眠の最中にムーミントロールだけが目覚めてしまう。フィンランドと言えば冬の国、雪の国というイメージがあるが、ムーミン一家は冬眠するため、あまり冬のシーンは描かれてこなかった。
トーベ・ヤンソン『ムーミン谷の冬』は冬のムーミン谷を舞台とした物語。冬眠の最中にムーミントロールだけ…




悪役令嬢物の断罪シーンは「おごれる人も久しからず」が典型であるが、エレインは断罪前から地味と揶揄されていた。それ故に冤罪による断罪シーンの理不尽さが強まる。エレインは足を骨折する。それも痛々しい。
住吉文子漫画、大森蜜柑原作、れいたキャラクター原案『地味で目立たない私は、今日で終わりにします。』(…




ムーミントロール達は冤罪で逮捕され、牢屋に勾留された。ろうや番は「おまえらは、じぶんのおかした罪を白状するまでは、ここにはいっておらねばならん」と言う(164頁)。自白するまで自由を奪う人質司法である
トーベ・ヤンソン著、下村隆一訳『ムーミン谷の夏まつり』(講談社文庫、1979年)はムーミン一家が演劇…




地球連邦は三大勢力の一つになる資格もないだろう。地球連邦が残ると、そのイデオロギーから統一を目指そうとし、紛争の火種になる。冷戦終結でソ連が解体したように地球連邦も解体しなければ平和にならないだろう。
長谷川裕一漫画、矢立肇、富野由悠季原作、宮崎真一デザイン協力『機動戦士クロスボーン・ガンダム DUS…




地球連邦は衰退し、盗賊が暴れてスペースコロニーを破壊し、難民が発生する。悲惨な状況であるが、それでも地球連邦の復権は希望されない。それほど地球連邦の支配が悪辣であった。
長谷川裕一漫画、矢立肇、富野由悠季原作、宮崎真一デザイン協力『機動戦士クロスボーン・ガンダム DUS…





先入観による誤認逮捕は人種差別だけではない。袴田事件など決めつけ捜査で冤罪が作られている。レイシャル・プロファイリングは日本国民の考える問題である。
宮下萌編著『レイシャル・プロファイリング 警察による人種差別を問う』(大月書店、2023年)は日本の…




韓非の悲劇を描く。韓非は権力を維持したい李斯に冤罪に陥れられたとする説が定説である。これに対して『キングダム 70』は定説と異なる真相を描き、しかし、定説のように伝えられる事情も描く。
原泰久『キングダム 70』(集英社、2023年)は韓非の悲劇を描く。韓非は権力を維持したい李斯に冤罪…




藤原基経は菅原道真の最大の敵かと想像したが、そうでもなさそうな関係であった。基経と道真は阿衡の紛議が有名であるが、互いに認めるところがあったから成り立つものだろう。
灰原薬『応天の門 9』は在原業平と藤原常行が表紙。常行は藤原良相の息子であり、藤原一族として権力側に…




藤原高子と藤原多美子が表紙。藤原多美子が入内する。多美子は純粋無垢な姫君である。しかし、悪意のない純粋さも誰かの犠牲の上に立っており、複雑になる。
灰原薬『応天の門 6』「長谷雄、唐美人に惑わさるる事」では腐敗した官吏が殺害されても市民は同情しない…




道真は在原業平の宴に嫌々参加させられる。宴会に興味ないという点が道真らしさを出している。反藤原北家の集まりという点で政治的には注目したくなるが、単なる雑談の宴会に過ぎなかった。
灰原薬『応天の門 3』は藤原高子と在原業平が表紙。菅原道真の兄の吉祥丸の死の真相が明らかになる。権力…




ムーミン一家らは彗星の衝突に備えて洞窟に非難しようとする。フィンランドはソビエト連邦に侵略された。洞窟への避難が空襲に対する防空壕への避難に重なる。
トーベ・ヤンソン『ムーミン谷の彗星』(講談社文庫、1978年)は彗星が地球に接近し、地球が滅ぶと大騒…




エッグヘッド編の続きである。ベガパンクは冤罪をでっち上げられて世界政府から命を狙われるようになったようである。諸悪の根源は世界政府と感じる。
尾田栄一郎『ONE PIECE 107』(集英社、2023年)はエッグヘッド編の続きである。ベガパン…




半導体ビジネスの中心はアメリカ合衆国のシリコンバレーである。そのアメリカのライバルとしてソビエト連邦や日本、中国が登場する。これら三国はシリコンバレーの情報をコピーするパクリ商法という共通点があった。
クリス・ミラー著、千葉敏生訳『半導体戦争 世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防』(ダイヤモンド…