ちいさい言語学者の冒険――子どもに学ぶことばの秘密
言語学を考えるうえで、子どもがどうやって言語を身に着けていくかを観察することはとても重要なものです。言語学者の広瀬さんがお子さんの発達を見ていきました。
母語というものは乳児の頃に周囲の人々が話していたから身に付いたということでもないようです。 徐々に…
投票(17）コメント(0)2024-01-31
爽風上々 さん
本が好き! 1級
書評数：2613 件
得票数：37648 票
小説など心理描写は苦手という、年寄りで、科学や歴史、政治経済などの本に特化したような読書傾向です。
熊本県の片田舎でブラブラしています。
コメント大歓迎です。ご感想をお聞かせください。
書評 29ページ目（2613件中 561～580件目）
カラー版 東京鉄道遺産１００選 (中公新書)【Kindle】
ユネスコ世界遺産というものが有名ですが、鉄道遺産とでも言うべきものが多数残っています。東京周辺のそういった遺産を著者が勝手に選んで紹介しています。
ユネスコの世界遺産というものが有名ですが、それに倣って色々な「○○遺産」というものが選定されています…
投票(18）コメント(0)2024-01-29
現代に共鳴する昔話: 異類婚・教科書・アジア
昔話というとのどかな話題かと思うかもしれませんが、多くの生臭い問題点を含んでいるようです。異類婚・教科書・アジアと並べるとそれがはっきりとしてきます。
著者の石井さんは民話などを研究してきた民俗学・日本文学研究者です。 この本は昔話につながる色々な問…
投票(25）コメント(0)2024-01-27
ミャンマー 「民主化」を問い直す: ポピュリズムを越えて
民主政権をクーデターで倒し軍事政権の支配下となったミャンマーではいまだに戦闘が続いています。ミャンマーはどうなるべきなのか。簡単な話ではないようです。
ミャンマーでは選挙によって選ばれたアウンサンスーチー率いる国民民主連盟（NPD）政府が国軍によるクー…
投票(20）コメント(0)2024-01-25
身近な漢語をめぐる
現在の日本語は中国から伝わった漢字・漢語というものを抜きにしては成り立ちません。そのような漢語というもにについて、漢文学者の著者が思うところを書いています。
現代の日本語では元来のヤマトコトバより漢字渡来以降の漢字を使った言葉（これを漢語としています）の方が…
投票(22）コメント(0)2024-01-23
昭和三十年代 演習
昭和三十年代を懐かしむという映画が作られ話題となったことがありました。しかし実際にその頃を知っている人から見るとその描写は何か不自然なものだったようです。
少し前に「Always 三丁目の夕日」という映画が作られかなりヒットしました。 その客層には印象深…
投票(26）コメント(0)2024-01-21
検証 安倍イズム――胎動する新国家主義
安倍政治とはなんだったのか。
狙撃され絶命、それからも色々と大きな影響を残した安倍さんです。 それまでの自民党の総理と違い確…
投票(19）コメント(0)2024-01-19
酒池肉林―中国の贅沢三昧
酒池肉林といえば中国古代の帝王が池を掘って酒を満たし、木に肉をかけて宴会をしたという伝説の贅沢です。他にも中国にはすごい贅沢をした人々がいたようです。
酒池肉林といえば、中国古代の殷王朝の最後の王、紂王が池を掘って酒を満たし、木に肉を掛けて宴会をしたと…
投票(25）コメント(2)2024-01-17
WAYFINDING 道を見つける力: 人類はナビゲーションで進化した
方向音痴という人もいますが、どうやら人類は道を見つける力を発達させることで進化してきたようです。
最近はGPS機器の発達でスマホを手にすれば完璧なほどの道案内ができるようです。 しかしほんの少し前…
投票(19）コメント(0)2024-01-15
運動・からだ図解 免疫学の基本【Kindle】
感染症流行以来「免疫」というものに関心が高まっているようですが、実際にはほとんどの人が知識を持っていないようです。
感染症流行が続いているためか、テレビを見ても「菌が・菌が」の大合唱の次によく出てくるのが「免疫力を強…
投票(21）コメント(2)2024-01-12
知の最先端
ジャーナリストにして医学や化学にも通じた大野和基さんという方が、政治・経済・文化の最先端の人々にインタビューしたという本です。
著者の大野さんは医学や化学なども修めた一方でジャーナリストとしても活躍という方です。 その大野さん…
投票(22）コメント(0)2024-01-10
悪いお姫様の物語: おとぎ話のように甘くない24人の悪女の真実
アメリカにはプリンセスにあこがれる女の子が多いようです。そういった子供の目を覚まそうと？書かれた本です。
アメリカの小さな女の子たちにはプリンセスになりたいという「プリンセス病」にかかっている子が多いようで…
投票(21）コメント(0)2024-01-08
日本SF誕生―空想と科学の作家たち
欧米とは少し異なる発展を遂げた日本SFですが、その黎明期を知る著者が語ります。
SF、かつての空想科学小説という分野は、戦前からもいくつかその傾向のある作品は発表されていたものの、…
投票(25）コメント(0)2024-01-06
絶滅の地球誌 (講談社選書メチエ)【Kindle】
現代は第６回目の大絶滅時代だと言われます。この本ではこれまでの大絶滅を解説するとともに現代の危険性も論じています。
現代は第6の大絶滅時代だと言われています。 この本でも第1部は古生物学的な「絶滅」をも対象とし…
投票(23）コメント(0)2024-01-03
レイシズム
「菊と刀」で有名なルース・ベネディクトがその前に書いた本です。
あの「菊と刀」という日本人論で有名なルース・ベネディクトがその少し前に書いたというのがこの「レイシズ…
投票(25）コメント(0)2024-01-01
イワシとニシンの江戸時代: 人と自然の関係史
イワシやニシンは今では高価ともいえる食材ですが、江戸時代にはそれを田畑に撒く魚肥として使っていました。そのような時代を解説します。
イワシとニシンは今ではかなり貴重な海産物として食べられていますが、江戸時代には食べるよりはるかに重要…
投票(28）コメント(2)2023-12-28
ジャズ・スタンダード100―名曲で読むアメリカ
ジャズには「スタンダード・ナンバー」と呼ばれる曲があります。演奏者はその曲のメロディーやコード進行を使って自分の曲を作っていきます。その中から１００曲を選び解説しています。
ジャズには「スタンダード・ナンバー」という曲があります。 クラシックなどではあまり聞かないかもしれ…
投票(19）コメント(0)2023-12-26
危機の世界史 (文春e-book)【Kindle】
世界は様々な点で危機に瀕していると考えられます。これまでの多くの文明も危機に見舞われそれで滅んだものも数多くあります。そういった歴史を見ていくことは現在の危機を避ける力になるのか。
現在も人類全体に関わるような様々な危機に見舞われていますが、これまでの歴史の中でも一つの文明が壊滅す…
投票(17）コメント(0)2023-12-24
今夜もひとり居酒屋
居酒屋といっても今のチェーン店のものではなく、大将や女将が一人でやっているカウンターだけの店を指します。かつては存在していたかもしれないがもう絶滅危惧種になったかも。
居酒屋といっても最近では全国チェーンの大きな店が多いのですが、この本でいう「居酒屋」とは昔ながらの夜…
投票(19）コメント(0)2023-12-22
ものの見方が変わる 座右の寓話
寓話というものは何か教訓を伝えたいけれどそれをストレートに言ったのでは聞いてくれないから物語にしてみたというもののようです。そういった心理は昔から変わりません。
寓話といえばイソップや荘子、インドの仏教関連のものなど多数ありますが、いずれも人物や動物を登場させて…
投票(15）コメント(0)2023-12-20