日本人とリズム感 ―「拍」をめぐる日本文化論―



日本人のリズム感とクラシック音楽を中心にヨーロッパ人のリズム感との差異を論じた本。リズム感の根底には文化や言語があると言う。
三太郎さんの 書評 を読んで興味を持った本である。本のご紹介ありがとうございました。題名の通り日本人…

本が好き! 1級
書評数:1728 件
得票数:38567 票
神奈川県に住むサラリーマン(技術者)でしたが24年2月に会社を退職して今は無職です。
読書歴は大学の頃に遡ります。粗筋や感想をメモするようになりましたのはここ10年程ですので、若い頃に読んだ作品を再読した投稿が多いです。元々海外純文学と推理小説、そして海外の歴史小説が自分の好きな分野でした。しかし、最近は、文明論、科学ノンフィクション、音楽などにも興味が広がってきました。投稿するからには評価出来ない作品もきっちりと読もうと心掛けています。どうかよろしくお願い致します。



日本人のリズム感とクラシック音楽を中心にヨーロッパ人のリズム感との差異を論じた本。リズム感の根底には文化や言語があると言う。
三太郎さんの 書評 を読んで興味を持った本である。本のご紹介ありがとうございました。題名の通り日本人…





著者の知識の更なる広さ、深さを感じる一冊。著者は西洋文化だけではなく、日本文学にも造詣が深い。絵画鑑賞に深みを与える一冊。
中野京子さんの「怖い絵」シリーズで手にした三冊目。「死と乙女」と言う副題がついているが、これも採り上…



絵画に潜む怖さを説明した本だが、それよりもむしろ著者の西洋文化に関する該博な知識に感銘を受ける本である。
中野京子さんの「怖い絵」シリーズ。次に読んだのは「泣く女篇」と副題がついた本だったが、女性の絵を特集…




中野京子さんの有名な作品。彼女の出世作でもある。本当に怖い絵とは、観る者を怖がらせようと意図して描いた絵ではなく、そう意図しなかった絵ににじみ出る恐怖だという。
中野京子さんの名を一躍有名にした本。今頃、手にしてみた。 彼女が、怖い絵について書こうと思ったのは…





騙し絵で有名なエッシャーの代表作を詳細に解析した本。エッシャーの画風の変遷や、近親者の職業の影響なども含めて考察された優れた解説書となっている。
本書は朝日新聞の書評で知った本である。 だまし絵・不思議な絵で有名なエッシャーの作品の中でも、…





名画を見る眼が変わる本。ルネッサンス期以降の巨匠は、光学機器を駆使し、カンヴァスに映ったものをなぞることで、名画を完成させていたかもしれない。著者の調査と実験の苦闘がまとめられた一冊。
efさんの 書評 を拝読して手にした本です。とても興味深い本のご紹介ありがとうございました。図書館で…



生物の中でヒトだけがなぜ絵を描くのか?そして絵を描きたがる動機と感動する理由という心と絵にまつわる大きな問いに答えた本。
sawady51さんの 書評 を拝読して手にした本。興味のある分野の御本のご紹介ありがとうございまし…





続編では19世紀末から20世紀半ばまでの15人の画家を扱っている。この60年で何と絵画は変わってしまったことか。この間に写真機が登場し普及したがその影響は語られていない。
「名画を見る眼」 の続編。正編と言うべき前作はファン・アイクからマネまでの400年、15人を扱って…





ルネッサンス以降、印象派の直前まで15人の画家とその代表作の解説。技法のみならずその絵が描かれた背景なども詳説してくれる優れものの絵画入門書。
僕が学生生活を送った1980年代は印象派を中心とするヨーロッパの絵画展が盛んだった。もしかしたら、今…





元歴史研究者でプロのクラシック音楽の歌手である著者が、コロナ禍で公演が減ったのを機会に、作曲家の人生を掘り下げて解説した本。音楽も文学と同じようにその作者の人生を知るのは大切だ。
こちらも朝日新聞の書評で知った本。 20代まで歴史研究者でその後プロのクラシック音楽の歌手にな…



地衣類とは現代では菌類と藻類、それに幾つかの生物の共生状態を指すものとされる。地衣類は一般には地味な植物とされるが、そんな地衣類への余すところのない著者の愛を語った本。
こちらも朝日新聞の書評で知った本である。 地衣類と聞くと自分はコケを思い浮かべるが、本書を読ん…





アメリカの名指揮者・作曲家バーンスタインと無名の日本人2名との書簡で描き出すバーンスタインその人間像。プライベートな書簡からも彼が情熱的で愛にあふれる人間だったことがわかる。
朝日新聞の書評で知った本。レナード・バーンスタインとは20世紀後半の大指揮者・作曲家で長年ニューヨー…


本書もモーツァルトとサリエリの関係を題材にしているが、モーツァルトの死を巡る状況の謎解きが中心主題となっている。「アマデウス」のような神と人間の相克はここには描かれていない。
本書も昔NHKのラジオ・ドラマで聴いたことがきっかけで手にしたもの。書影は1985年刊行の本であるが…




サリエリvsモーツァルト。サリエリはモーツァルトに戦いを挑むことで神への戦いにも挑んだ。神の恩寵が自分ではなくモーツァルトに下ったからだ。果たしてサリエリは神に勝ったのだろうか・・。
映画「アマデウス」の原作となったピーター・シェーファーの戯曲。元々は舞台劇でロンドン版、ニューヨーク…

題名から想像される内容とはやや趣を異にして、美学と科学の連携を中心に論じた本である。著者の専門は美学であり脳の勉強もされているようだが、残念ながら類似の内容を論じた他書に比してやや皮相的。
朝日新聞の書評で知った本。自分は脳科学に興味があり、題名から想像されるのは絵画を見た時の脳の反応なの…





20世紀の大指揮者カラヤンの生前に出版された評伝。著者は非常に扱いづらいこの人物をうまく料理して、彼の人格を浮き彫りにしている。一般的な評伝とはやや異なるが見事な「自伝的ポートレート」となっている。
20世紀後半、ヨーロッパの楽壇の主要ポストを独占したオーケストラ指揮者カラヤンの評伝。著者は存命中の…




音楽と舞台が一体となったワーグナーの大作「ニーベルングの指環」の演出論。神話をベースとしたこの長大な作品は、戦後、様々な演出手法が見られた。本書では主に70年代の演出を論じている。
ワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」4部作の演出論を語った本。様々な演出家や音楽家、学者などがそれ…




ワーグナーを切り口に、音楽と絵画、詩や小説との関係を読み解く評論。切り口は「永遠の女性」である。これは男が勝手に作り上げた虚像だが、芸術の触媒になったことは確かだ。
本書が刊行された1987年は、オペラ作曲家ワーグナーのファンには忘れられない年だった。ベルリン・ドイ…





20世紀のアートがどのように発展してきたのかを切り口に、不確実で複雑さを増す社会を如何に乗り切るか、と言う思考形式を説いた本。美術教育の在り方に一石を投じる内容である。
予てから親しくさせてもらっているファゴット奏者のKさんからSNSでご紹介頂いた本である。 著者は、…



イタリア・ルネサンスの碩学によるルネサンス論。いち早くイタリアでルネサンスが起きたのは、小国に分裂していたこととそれにより各人が個人としての独立心を持っていたことに起因すると説いている。
題名の通りイタリア・ルネサンスに関する考察で著者は一試論だと言っている。上巻は三部からなり、国家論(…