なぜ脳はアートがわかるのか ―現代美術史から学ぶ脳科学入門―





抽象画が何故、人の感情を動かすのか、それを脳科学の視点で読み解いた本。抽象画は、対象を分解する方向で表現するが、それに人の学習や経験が加わって感動を起こす。人文学と科学の融合を目指した本でもある。
朝日新聞の書評で知った本。 本書は、脳科学という科学の一分野とニューヨーク派を中心とする現代抽象絵…

本が好き! 1級
書評数:1728 件
得票数:38567 票
神奈川県に住むサラリーマン(技術者)でしたが24年2月に会社を退職して今は無職です。
読書歴は大学の頃に遡ります。粗筋や感想をメモするようになりましたのはここ10年程ですので、若い頃に読んだ作品を再読した投稿が多いです。元々海外純文学と推理小説、そして海外の歴史小説が自分の好きな分野でした。しかし、最近は、文明論、科学ノンフィクション、音楽などにも興味が広がってきました。投稿するからには評価出来ない作品もきっちりと読もうと心掛けています。どうかよろしくお願い致します。





抽象画が何故、人の感情を動かすのか、それを脳科学の視点で読み解いた本。抽象画は、対象を分解する方向で表現するが、それに人の学習や経験が加わって感動を起こす。人文学と科学の融合を目指した本でもある。
朝日新聞の書評で知った本。 本書は、脳科学という科学の一分野とニューヨーク派を中心とする現代抽象絵…


印象派の画家ゴーギャンのタヒチ滞在記。欧州文明を逃れたと言いつつ、突然の帰国は理解できない。彼は好意を受けた現地の人に何を残したのだろう。本人が書いた本からそう思えてしまうところが悲しい。
印象派の画家ゴーギャン(本書ではゴーガン)の一回目の2年のタヒチ滞在記。彼は一旦、タヒチでの画業の成…



題名の通りワーグナーの妻コジマの評伝。ワーグナーの音楽は、彼女の尽力無しには、後世に残らなかった、そう言う事が良く解る本。
大作曲家のフランツ・リストの娘であり、同じく大作曲家のリヒャルト・ワーグナーの妻であるコジマの伝記。…




アマチュア音楽愛好家による主観的なカラヤンの演奏論。特に発売当初不評だった録音について、カラヤンの演奏意図を推測している。もちろん著者はカラヤン本人に訊ける立場ではない。しかし、その推理には脱帽。
ヘルベルト・フォン・カラヤンは20世紀後半に活躍した大指揮者で、一時期欧州の主要ポストを独占したため…



上巻に続き中世の芸術について分析を進める。特に絵画と詩に関してその精密性を中世の精神と関連付けて分析を掘り下げている。
上巻に続いて中世人の信仰生活、色や形にこだわった象徴主義、日常生活の思考形態を経て、最後に中世の芸術…



言語は論理を芸術は感情を伝えると言うトルストイ独特の芸術論。彼の定義では、近代芸術は似非芸術となるが、科学技術の発達によりそういう芸術も大衆化し不滅のものになった。しかし、この芸術論も視点が面白い。
トルストイ流のしつこい考察で芸術の本質を解き明かした本。まず、芸術にはそれを創造する労力が要るが、果…



イタリアの美貌の未亡人ロザーウラと取り巻きの4人の男をめぐる喜劇。男4人はそれぞれのお国柄が性格に出ている。数年前に三谷幸喜が、大竹しのぶ主演で脚色し、上演した作品でもある。
老人と結婚していたと言う設定の主人公のロザーウラは、既に彼を看取って多額の遺産を相続している、という…

20世紀後半、楽壇の帝王と呼ばれた人物の評伝。副題の通り、かなり辛い内容となっている。本書はカラヤンの対ナチス協力をはじめ、彼の経歴の自己正当化や性向を非難した書籍である。
カラヤンは、モーツァルトの生地ザルツブルク生まれ。クラリネットがプロ級の腕前の医者の父親の元に、5代…