金の鶏 (朗読CD絵本)




プーシキンの詩が、ナザルークの美しい挿絵の絵本に。
どこかの遠い国を、ダドン王が治めていた。 若い頃から血も涙もなかったダドンは、隣り合う国に無慈…

本が好き! 1級
書評数:2944 件
得票数:61101 票
ホラー以外は、何でも読みます。みなさんの書評を読むのも楽しみです。
よろしくお願いします。




プーシキンの詩が、ナザルークの美しい挿絵の絵本に。
どこかの遠い国を、ダドン王が治めていた。 若い頃から血も涙もなかったダドンは、隣り合う国に無慈…



祖母の手帖に記された記録、祖母の暮らしぶり。そこに隠されていたものとは、何だったのだろう。
サルディーニャで生まれた祖母は、一風変わった女性だった。とても美人だったが、家族や周囲の人々からは頭…



歌舞伎座に行くたびに、事件が起きる?
岩居久澄は、就職先でセクハラを受けて仕事を辞め、メンタルクリニックに通いながら自宅に籠りきりのような…



広重は、いかにしてあの美しい「東海道五十三次」を完成させたのか。
歌川広重は、以前は安藤広重として知られていた浮世絵画家。代表作は、「東海道五十三次」だ。 この…




一人の行方がわからない女性を探すことで見えてくる、彼女の壮絶な人生。
元新聞記者でライターをしている大路という男性が、一人の女性の行方を探している。 彼女辻珠緒は、福井…



自動車爆破は、テロだったのか。
四谷にある大学の門の近くで、自動車が爆発し、大学の警備員を含む二人が死亡した。 使われたのはC…





読んでいる間、ずっとやさしい光を浴びていた。
アイオアの架空の町ギレアドに、心臓病で死を間近にしている老牧師がいる。彼は66歳で再婚し、10歳に満…



銀行の頭取からの依頼。その目当ては?
2月のある寒い雪の夜、ゼルプは恋人と車に乗っていて、車輪が溝にはまってしまっている車と遭遇、救助した…



古くからの霊が息づく島で、大統領はなぜ死ななければならなかったのか。
南洋の島国ナビダード民主共和国の大統領マシアス・ギリは、親日路線の政策を続けてきた。その政敵もおらず…




かわいいプーさんとクリストファーに、メロメロになる。
本書は、2022年7月16日から11月27日まで、東京と名古屋で開催された「くまのプーさん」展の公式…



第二次世界大戦下、イタリアの捕虜収容所で目論まれた大脱走劇。
1943年7月。 イタリアのアペニン山脈東部に位置する第127捕虜収容所では、収容されている捕虜全…




周到に計画された殺人。その実行時間を0とし、そこにいたるまでが描かれていく。
ある部屋で、ある人物がペンを走らせていた。それは、数ヶ月後の綿密な殺人計画だった。 ネヴィル・…



頑固なおじいちゃんと孫の交流は面白いんだけど・・・。
おばあちゃんが亡くなって、一人暮らししていたおじいちゃんが二度の骨折で入院している。 おじいちゃん…


その病院が狙われたのはなぜかを探るミステリなのだけれど。
「医療ミスを公表しなければ病院を破壊する」 研修医の氷室夕紀は、休憩をとるため帝都大学病院から出て…



満州にも雪女がいた。満州の雪女は日本の雪女とどう違うのか。
大正の初期、満州で仕事をしていた日本人堀部が、吹雪で目的地まで行くことかなわず、とある小さな村の農家…



雪女の寓意を考えてみた。
雪女の舞台を、とても寒い地方、東北とか北陸とかだと勝手に思いこんでいたのだが、舞台は武蔵の国だという…




『セブン・イヤーズ・オブ・チベット』で著者ハラーとともにダライ・ラマ13世が亡命したあとのチベットが舞台の冒険小説。
出版社社員としてプロローグに登場するのは、作者自身。デヴィッドスンは、女学校のラテン語の教師オリファ…





認知症になった女性のわだかまりとは?彼女が辿った壮絶な人生を振り返る。
益恵、アイ、富士子の3人は気心の知れた俳句仲間。一緒に吟行に行ったり旅行したりしていたが、益恵が認知…




誘拐対策企業のスタッフと誘拐犯人との交渉を描いたミステリ。
ヨーロッパ最高の女性騎手がイタリアの自宅直前で誘拐され、巨額の身代金が要求された。ロンドンの誘拐対策…



ベルンハルト・シュリンクのミステリ、第2段。
『朗読者』のベルンハルト・シュリンクの処女作は、ミステリだった。しかも、ヴァルター・ホップとの合作だ…