真相 日本の枯葉剤 日米同盟が隠した化学兵器の正体





専門家がもっともらしく取り繕い、マスコミが世論を誘導する。反対派に対しては警察力を使って抑え込む。大方の無関心層をそれで納得させてきた。この無関心こそが、最も厄介な社会問題かもしれない。
枯葉剤が日本で作られ、その副産物である汚染化学物質が沖縄に埋められていた。 その事実を日本政府が隠…

本が好き! 1級
書評数:68 件
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専門家がもっともらしく取り繕い、マスコミが世論を誘導する。反対派に対しては警察力を使って抑え込む。大方の無関心層をそれで納得させてきた。この無関心こそが、最も厄介な社会問題かもしれない。
枯葉剤が日本で作られ、その副産物である汚染化学物質が沖縄に埋められていた。 その事実を日本政府が隠…





「何も言わなくても、何もしてくれなくてもいい。ただ、私の話を信じて聞いてくれればいいのです。でもこれがいちばん難しいかもしれませんね。」
冒頭の言葉は、性的虐待を受けた人の語ったものである。 性的虐待は男女関係なく誰もが受ける可能性…





『話を聴くにもスキルが必要である。被支援者にとって何が問題になっているのかはじっくり話を聴くことによってしか見えてこない。』
本著は、著者が尼崎市の就労促進相談員として関わったケースの紹介である。 そこに書かれているのは…





無謬を前提とした制度には改善がなく、同じ過ちを繰り返す。国民による権力への監視のみがこの問題を解決するのだろう。
本著は、権力は常に正しいという思想が権力の暴走を生んだ ケースの一つである。 検察の引き返す…





デザインは鏡のようなものである。内省なきデザインは空虚である。
本著はビジネスにおけるデザインの重要性を説いている。 デザインを軽視している人は、 本著を読めば…





歴史は、暗記するものではなく、思考・観察・批判するものである。この認識のない日本人は戦後を未だ迎えていないのであろうか。
本著は日本人の歴史認識の欠如を批判している。 「過去のことは水に流す」「反省しても仕方がない」とい…





最高裁が行政府からの干渉と戦い、司法の独立を守ってきた歴史である。裁判官の信条がむきだしになっている物語でもある。
※上巻・下巻合わせた書評である。 最高裁は戦前から行政サイドの干渉を受け続けてきた。 その干…





添削、文例集、コラムに1800円(税抜)を投じられるかどうかが本著の購入基準かと思われる。「時間と金をかけて習得すべし」という語学学習の王道しか言わないところに誠実さを感じる。
本著は、英語的思考を知らない日本人の英文に対する添削を通して、 英文を書くのに必要不可欠な、演繹的…





徒然なることが延々と綴られているものを眺めるのは懐かしい。
最初から最後まで、日常のよしなしごとが徹底して書かれていた。 そういえば、エッセイとはこういうもので…





統計に高い敷居を感じている方には最適な書。誰もがどこかで聞いたことのある手法のみ取り扱うので、予備知識不要。統計はプレゼンの目的ではなく手段である。
平素から統計に対する素養を身につけたいと思いつつも、 統計学に対する心理的なハードルが高く、本著で…





医療の安全は患者だけでなく医療関係者も望んでいる。ジョージィの物語はその架け橋になっている。
様々な医療ミスが重なって、わずか1歳半で亡くなられたジョージィ。 彼女の母親ソレルは、ジョージィの喪…





裁判官の人間くささが表れている。著書名を裏切らぬ、意識の高い方である。
著者の最高裁判所判事としての仕事や仕事を離れた普段の生活、 また司法に対する思いが書かれている。 …





合法的な抗議の作法が書かれている。住民運動はひとつの政治活動である。面白そうである。本著はSNSが社会的に認知される前のものであり、SNSを駆使した住民運動マニュアルの改訂版が待たれる。
住民運動はひとりでするものではなく、多くの人をまきこんでするもの だということが、迷惑住民・集団の…





ジュニア版と書かれているが、コンパクトにまとまってる分、大人でも使い勝手のいい資料集。むしろ、大人のほうがよく利用するかな。
本著は小学校高学年から中学生を対象に、最新の日本国勢図会を ベースに編纂された資料集である。 小学…





作りの粗い法律である。国家権力の不正が暴かれるのを防ぐのが真の目的のようであるが、実際の運用は難しいと思われるが、行政機関の暴走は予測できない。
本著は、秘密保護法に反対の立場が明確である。 保護すべき秘密の範囲が曖昧であり、行政の恣意で如…





日本の刑事司法は未だ終戦を迎えていない。日本国民に欠けているのは、お上ではなく自分たちで社会正義を形成するという意識である。
裁判官・検察・弁護士等の司法関係者は複式簿記・会計学に 疎く、財務諸表が読めないという、指摘から本…





死刑制度は国民全員による殺人である。死刑制度のある国の国民は、実際に死刑囚の首に縄をかけ踏み板を外す執行官の苦悩を想像しなければいけないのではないだろうか。
本著は、死刑を執行した元刑務官へのインタビュー集である。 死刑囚がどれだけ立派に往生しようが、…





高校時代、私は「どうせ自分なんて幸せになれない」と諦めていた反面、それと同じくらい「幸せになりたい」と思っていた。そんな私は今、「今を幸せだと思える今」を生きている。
本著は、著者が学校にも家庭にも自分の居場所を見いだせず、自暴自棄 になっていた高校時代から話が始ま…





日雇いは、義務も責任もないが、権利や将来がない。気楽と言えば気楽だが、こんな生活が一生回り続けることはない。
キャッチコピーにある文章は、著者が30日間、派遣や日雇い労働を実際に 行ってみたうえでの感想である…





『生きるとは、けっこう苦しいが、まことに奇っ怪で、書くには値するかも、しれない。』
タイトルは本著の一節である。 医療福祉制度の狭間でもがき苦しんでいる著者の気持ちが ストレートに…