自分にできることを提案してくれているのは良心的で有り難い。

本著は、中管管理職の立場にいる者が、今日からすぐにでも実践 できるマネジメントを提示している。 顧…

鑑定は死者の人権擁護のために行われるものであり、依頼者に媚びず誤りのない判断を下すべきであるという著者の姿勢は理解したい。

著者のストイックな鑑定に対する取り組みを鑑みれば、 不謹慎なのかもしれないが、面白さを求めて本著を手…

大人が子どもに教えるためのガイドブック

本著は、小学５年生の児童が自習するためのもの なのであろうが、自分から進んで学習するような 状況が想…

美麗なる冷酷。時代と耽美が睦まじく交じり合っている。

表紙を見たときは衆道色の強い作品だと意識していたが、 読み始めてみると、真田昌幸が武田信玄の稚児とし…

深刻な病に悩まされて怪しげな治療法に縋ろうとしている人に、一度立ち止まって冷静になってもらいたいということが著者の願いなのであろう。

本著は、現代医療・代替医療・健康法に関して、 世間に流布している誤解や偏見を、 根拠を挙げながら…

資料作成の基本を再確認するのに適している。紹介されている例は頭に叩きこんでおきたい。久しぶりに基本に戻ることの重要性を実感した。

日本に足りないのは「公正」である。警察・検察や裁判所が法を捻じ曲げても、それを正す者がいない状況である。なによりも、その状況に無関心である「無知で善良な市民」はある意味やくざよりも怖い。

司法によるやくざへのいじめを扱っている。 殴る蹴る脅す騙す何でもありの取り調べで 引いてしまう。…

ビジネス書の古典かな。組織運営において、イノベーション志向、コミュニケーション、透明性、生産性が大事なのは、今も昔も変わらない。

第一章では、旧日本軍が敗戦した６ケース（ノモンハン・ ミッドウェー・ガダルカナル・インパール・レイ…

『インテリジェンスは、公開・非公開を問わず、収集した情報から未来を切り開く英知を学ぶ世界である。』

命のビザで知られる杉原千畝を、ヒューマニスト、外交官の 視点からではなく、インテリジェンス・オフィ…

性別役割規範と労働者のやりがいに甘えている企業。キャリアに振り回される労働者。それを後押しする日本社会。性別役割規範は解消すべき労働問題である。

大手の企業で働いているまたは働いていた１５人の 母親にインタビューしている。 彼女らはいわばエリ…

データに基づいた科学的・定量的批判を、思想犯のように敵視したり素人の戯言や嘘のように無視したりして、失言と謝罪を重ねるだけで社会や自らの組織の改善に役立てようとしないうちは失敗が繰り返されるだろう。

通常の食中毒事件は、疫学という、暴露（原因）と 疾病（結果）との因果関係を定量的に明らかにする …

テロリズムとは政治的動機に基づく暴力である。貧困・教育と相関が弱く、政治的自由と負の相関がある。この定義はヘイトクライムにも応用できるのではないか。

データを基に、テロリズムについて定量的に分析されている。 テロリズムについての著書は多いが、世論調…

第三者の共感を得るには、対立する利益の衝突を調整する方法を考え抜き、対立する利益や価値を止揚する高次の価値を求める強靭な思考力がリーガルマインドである。

言うが易く、行うが難しである。 非人間的な扱いを受けてきたハンセン病患者、 冤罪で警察署に拘…

『警察官は公権力や大企業の「ポチ」ですし、その警察官に飼い慣らされているのがマスコミ、そのマスコミに飼い慣らされているのが国民なんです。』だからといって「救いがない」と言うのは受け身である。

キャッチコピーの前半部分は、本著に記載されている ジャーナリストの山岡俊介氏の発言である。 …

「人間は死ぬまで、経験から学び成長を続ける生き物である」という考えに少しでも共感できれば、人を育てるということにおいて本著はひとつの道標になることでしょう。

要点は監訳者あとがきに書かれている。 以下、５点である。 ①人は経営幹部に至るまで、いくつに…

賃貸経営だけでなく、居住用に中古戸建を買う人、個人家主から借りる人にも使える入門書。福祉的な支援に関するひらめきも与えてくれる。

空き家対策特別措置法により、個人に対して 賃貸の門戸が広がるという期待がある。 戸建賃貸経営のノウ…

加害者家族の属性や体験を一定の範囲で公開し、他社の視点を交えて、その存在を捉えなおし、一定の承認が得られる解放の場が、社会のどこかに必要である。

この考え方は、欧米諸国の加害者家族支援に見られる。 日本の場合は、家族の犯罪歴をオープンにする…

ムスリムのコードを理解しリテラシーを身に着けることが、ムスリムとの平和を築く。無知に基づく武力行使は敵を作るだけである。

ムスリムとはイスラム教徒のことである。 本著は、イスラム教やムスリムに対する偏見が 無用のトラブ…

援護法と靖国への合祀による、集団自決というジェノサイドの隠蔽。オスプレイに集団レイプ。沖縄の戦後はまだ終わっていない。

戦時中の米軍上陸、日本軍による虐殺や集団自決の強要、 戦後の一方的な戦傷病者戦没者遺族等援護法や靖…

コンサルタントでなくても、体系化された事業デューデリジェンスの手法を参照できるのは有り難い。

本著のプロローグに書かれているように、事業デューデリジェンスの 作成方法が体系化されることで、無駄な…