コーヒーもう一杯(1)





人生はコーヒーで出来ている。
コーヒーが好きだ。 好きがこうじてカフェで6年ほど勤めていたことがある。そう言うと人は、豆やら…

本が好き! 1級
書評数:192 件
得票数:3777 票
かしこまったものは書けませんが、
マイペースに書いていけたらと思います。
よろしくお願いします.





人生はコーヒーで出来ている。
コーヒーが好きだ。 好きがこうじてカフェで6年ほど勤めていたことがある。そう言うと人は、豆やら…



君はdenkenしているか?
本書は高校の先生が若者に対して書いた「哲学」の入門書です。 そのためか文章は読みやすく、一人の哲学…





夜が怪物を総動員して輪舞を開始する。
悲劇的ピエロ気質でうっかり戦争に参加したことから、果てのない地獄を遍歴することになるバルダミュ。 …





『俺は自由だ~~〜!』※書評以下独語以上。
平日の夕方ともなると、大平山はリス達の天国だ。ガサゴソ音がすると大抵彼らで、枝から枝へと跳び移り木の…



鉄の女はひたすら無視する。~「あなたのゲイシュは何ですか?」
四王国が乱立する7世紀アイルランド。修道女フィデルマはアイルランド南部モアン国・国王の妹。同時にアイ…





笑いたい奴 泣きたい奴 恋したい奴 これを読め
強靭なプロット。丁寧に描かれる人情。くるくる変わる表情。色気、愛嬌、年を重ねて出てくる渋み。美しく配…




パリ、コックドール街、午前七時。
原題は『Down and Out in Paris and London』。文字通り直訳すると『パリ…





人という音楽が爆音で流れている。
ドストエフスキーは『カラマーゾフの兄弟』が最も有名だが、個人的には本書『罪と罰』の方が圧倒的に面白い…





ドッピオが出たらやばいかもしれない・・・。
・・30分も鑑賞している。 いや、クロード・モネ『睡蓮』の話ではまったくない。 ある日…




「不思議な雰囲気の友人が実はすごく知的な人」だった時に似ている詩。
荒地ってタイトルからは想像もつかないほどあらゆるモチーフ、思想、神話伝説から紡がれた宝石のような詩群…




オダサクの美学~本書収録『六白金星』について。
人付き合いにしろ仕事にしろ恋愛にしろ、気がつけばいつも同じ失敗をしている。死ぬまでそれは変わらないだ…




いろんな種類の勇気のお話
<見栄をはってはいけないよ。> <いまあるものを見つめ直して。> そんなメッセージを感じ…





クラリモンドよ目をつぶれ
敗戦後、石原吉郎はソ連の収容所で反ソ・スパイ行為の罪で重労働25年の判決を受ける。俗にいう<シベリア…





かぜのようなくものような、うみのようなちきゅうのような。
『詩っていいな。』思えばはじめにそう気づかせてくれたのは山之口獏だった。 『母方の祖父に雰囲気…

私は、友がなくては耐へられぬのです。しかし、私には、ありません。この貧しい詩を、これを、読んでくださる方の胸へ捧げます。そして、私を、あなたの友にしてください。~詩集<秋の瞳>序文より。
八木重吉の詩はむき身の魂だ。 なんの力みもてらいもないが故、こちらも心に防壁は建てられない。一…




散文詩の魅力で溢れている。
世間的に評価の高い古典作品をよむときは、なにも考えず、無のこころもちで読むのが好きです。ちょっと油断…




1846・エピソード・0(ゼロ)
嘉永6(1853)年。 マシュー・ペリーの率いるアメリカ合衆国海軍東インド艦隊4隻が日本の浦賀沖に…





破たんする恋の面白さ~ふたりの女傑とひとりの優男。
-本書収録『心理の谷』について- とにかく楽しい!の一言だ。久生十蘭の数多い短編のなかでも個人…


ずうずうしく、人生を楽しめば良いのだ。
自己啓発書の良いところは、読んだ直後は元気になるところ。悪いところは、しばらくすると内容と実践をすっ…

彼の名はH.H。荒野の彼は、どこか都会的で、 都市にいる姿は、旅人のようだ。 H.H. 彼は不思議な存在だ。
何度再読しただろう。 10回は、くだらないかもしれない。 本書の良さを文字にする自信がなくて…