漱石先生の事件簿―猫の巻
先生は、子供の頃に読んだ『吾輩は猫である』の想像通りの人のような気がします。YA向けに柳先生が書かれたなんともかわいらしい作品。こんなほのぼのとしたミステリーで楽しめるのもいいなと思いました。猫好き。
本が好き! 1級
書評数:113 件
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本が大好き!ということで参加しています!
先生は、子供の頃に読んだ『吾輩は猫である』の想像通りの人のような気がします。YA向けに柳先生が書かれたなんともかわいらしい作品。こんなほのぼのとしたミステリーで楽しめるのもいいなと思いました。猫好き。
柳広司先生が大大好きで、ホームズが好きで、夏目も好きなら、もうこれは読むしかないです。そして、ああ、ロンドン!素晴らしい。どうしてこんなお話が書けるのか。こういうミステリーをつらつら読むことが幸せ。
元SPの冬木安奈が主人公。なんか、かっこいいんですよ、これが。チェスの世界王者の護衛依頼を受けてから、奇妙な出来事が安奈を襲います。そして、最後に現れた敵は。。。だからキング&クイーン。面白かった。
柳先生が描くシートン先生は、名探偵でもあり、なんともやんちゃでおしゃれなダンデイな人物です。謎解きも面白く、動物好きや、昔、読んだよなあ、シートン動物記という方にオススメ!もちろん、柳広司好きにも!
原爆のお話ということで、読んだのですが、どうもやはり『はだしのゲン』がちらつくほどすごかったです。柳先生、すごいなあ。この作品を読んで、また原爆の悲惨さを勉強しました。
戦争の狂気の断面を描いた意欲作品。柳先生は、すごい!すごすぎる。ジョカゲは大好きでしたが、これは表紙がヤンキーぽくて、読んでいませんでしたが、内容が濃い!すごいよお!あの戦争の引きずるような狂気を。。
ギリシャの世界に迷い込んだかのようなお話。でも、私はこの本の序章で柳先生が一人ギリシャを放浪していて猫に会い、そして、物語が降臨するかのように柳先生に落ちてくる場面がすごく好きです。
トロイの遺跡を発掘途中のシュリーマン夫妻の回りに起こる奇妙な事件の数々。妻ソフィアの視点から語られる物語、何度も繰り返される推理戦。柳広司先生の世界水準のストーリーテーラーに酔いしれてしまいました。
柳広司。やっぱり大好き。ずっとこのままこのものがたりを続きを紡いでほしい。どのお話を読んでも、楽しいし、ほおっと思うし、柳先生、もう天才だ!と心の中で叫んでしまいました。
ジョカゲの柳先生の作品の中で、これは大好きな一作です。坊ちゃんミステリーは、さることながら、坊ちゃんの清に対する愛情がひしひしと伝わってくる素敵な作品です。こういう愛情を見つけたいものです。
柳広司先生は、もう天才!この二転三転するスパイ達の頭脳線に酔いしれること間違いなしです。続きが読みたい、読みたい、読みたい。結城中佐!もっと読みたい。
やはり、ワクワク・ドキドキ・ハラハラ。何度読んでもやめられない。柳広司先生のエスピオナージュ。もう、結城中佐の過去、かっこいい!すさまじくかっこいい!歴史の勉強にもなるところがにくいです。
ともかくかっこいいの一言につきるのですが、さらに内容も抜群に面白い。スパイ小説は、ちょっとなあなんて思っているそこの方!絶対読んだほうがいい。この面白さに必ず魅了されます。