剣聖―乱世に生きた五人の兵法者




自らが選んだ剣の道を究めるべく、雄々しく純粋に生きる男たちの姿。
剣聖——と聞くと反射的に「ダグラス・カイエン」を思い浮かべてしまう程度に血中オタク濃度の濃い僕だけど…

本が好き! 1級
書評数:50 件
得票数:654 票
【著書】
Twitter使いこなし術
Facebook使いこなし術




自らが選んだ剣の道を究めるべく、雄々しく純粋に生きる男たちの姿。
剣聖——と聞くと反射的に「ダグラス・カイエン」を思い浮かべてしまう程度に血中オタク濃度の濃い僕だけど…




壮大な歴史&伝奇ロマン+スペクタクルかと思いきや、じんわりする父と子の絆の物語でした。
映画の予告編が格好良かった。「その日大阪が全停止した。」「大阪全停止。その鍵を握るのは、トヨトミの末…





35年の時を超える傑作冒険小説。
「面白い」と強く勧められなかったら、たぶん一生読まなかったろう。 タイトルは以前から知っていた。有…




計算をせず、結果を求めない。気高い葉隠武士の壮絶な生き様
先日のスゴ本オフ「マイベスト新潮文庫」のブックシャッフルで、この本を入手した。 スゴ本オフでの紹介…





facebookがなぜ世界最大のソーシャルネットワークに上り詰め、今も成長を続けているのか。ある意味、その秘密をわかりやすく解説してくれている。
facebookは、世界規模のmixiみたいなもの。という解釈は80%くらい間違っている。知り合い同…





ツイッターでバブルの頃の思い出話をしていたら、有坂汀さんに「その当時を描いた作品」として、この『流星たちの宴』を教えてもらった。猛烈に面白かった。
ある日、大学のサークル時代の友人から久しぶりの連絡があった。どうしたのかと思ったら、金がなくて困窮し…



今のラノベと、昔のジュブナイル小説の違いは何だろう? 本作のように女子がたくさん登場すること。その娘たちが生き生きと描かれていること。彼女たちの挿絵イラストが可愛いこと。それこそがラノベの王道なのかも。
個人的には、『涼宮ハルヒ』のシリーズはけっこう気に入っている。 昔懐かしい、クラシックなジ…




衝撃的な映像や感動的なエピソードだけでは、被災のリアリティは得られない。大災害に遭うということは、実際はどういうことなのか? こういう冷静かつ具体的な体験談を読むことは、とても参考になる。
小学生の頃、いまから40年近く前のことだが「いつか東海大地震が起きる」とよく聞いた。 しかし、とほ…




美しく生まれたが故に、金正日に身体を捧げる「悦び組」に身を置くことになってしまった少女。権力者による不条理がまかりとおる世界で、凛とした女性がとる行動から目が離せない!
僕がTwitterでフォローしている在日韓国人の女子大生が、「こんなひどい話があっていいのか!」み…




イネ科植物の穂の造形が、あまりにも複雑かつ多彩で、柄にもなく「造物主の意図」みたいなことをつい考えたくなってしまう。特にタツノヒゲとかウサギノオといったロマンチックな名前がついた植物は、やっぱり形がロマンチックな気がする。
穀物の名前って、聞いたことあるけど具体的にはよく知らないものが多い。 五穀と言われる「コメ、ムギ、…





贖罪なのか? 裁判対策なのか? あの殺人犯自身が明かす、心揺さぶる、壮絶な逃亡記。あまりに意外な犯人像。
テレビや映画でよく見る、犯人の逃亡シーン。警察の囲みを破り追跡を振り切り、暗闇に身を隠す。 変装や…





小学2年生の娘が学校の図書室で借りてきた本。朝、リビングで見つけて読んだ。泣いた。
もう、表紙が反則。絵がかわいい。説明がかわいい。 ・なまえはまだありません。 ・まだこどもです…




星一徹もビックリの演歌の英才教育を受けた末に声優アイドルになってしまった、自称「芸能界の珍獣」である著者が語る秘密の数々。いじめやセクハラなど赤裸々なエピソードも明かしつつ、一貫した亡き父への敬愛ぶりが胸を打つ。
テレビで水樹奈々を見ると、いつもちょっとガッカリする。2年続けて出場したNHK紅白歌合戦でも、正直言…




スゴ本オフ@ミステリのブックシャッフルでゲットした、自転車ロードレースをテーマにした青春ミステリ小説。
自転車ロードレースを舞台にした青春小説としても十分に面白いのだが、そこにミステリの要素が入ることで、…


なんとなく、安部公房の『密会』を思い出した。ほとんど関係はないのだが、後半の病院と少女と不条理で奇妙なできごとという3点セットが共通点。現実に近いようで異なる奇妙な世界を描いた純文学の習作ってところでしょうか。
2010年の文学界の話題は、『1Q84』Book3で始まり、この『KAGEROU』で終わった、と後…




泥臭く自己宣伝臭いけど、経済、教育、年金、医療、食料自給率、原子力発電、外交、安保、そして国会のあり方。日本が今抱えている問題とその解決策がわかりやすくロジカルに解き明かされている。この国の行く先を案ずるすべての人に読んで欲しい。
Twitterのタイムラインで、この本が面白かったというツイートが流れてきた。 経済分野を中心…




ある事件の関係者たちが、次々と入れ替わり立ち替わり、個人の視点で意見を述べていくうちの次第に事件の全貌が明らかになっていく、「多視点モノローグ小説」とでもいうべき、湊かなえ独特のスタイルの原点となったデビュー作。
話題の本、話題の作家と聞いていたが、パラパラとページをめくってみても、あまり面白そうだとは思わなか…




惜しまれつつも休刊したクルマ雑誌『NAVI』の最終号の編集長が電子雑誌でクルマ雑誌を創刊! 期待通り、中身はかなり「NAVI」でした。
といっても、僕がNAVI誌を最後に買ったのは、もう何年も前。なぜ、買わなくなったかといえば、結婚し…




筆者の熱意に触れ、「よし、俺も本をいっぱい読んで、書評書くぞ!」と前向きに感化されること。本書の価値はそこにある。
あまりこういう本は好きじゃないと思ってたのだけど、読んでみたら面白かった。 「こういう本」と…




突然の塩害に飲み込まれ、滅びの道を刻一刻とたどる東京、日本、そして世界。 誰もがいつかは塩の柱となってしまう。そんな絶望のなかでも淡々と暮らす。 そして、世界が終わる瞬間まで、人々は恋をしていた。
もともとは、第十回電撃小説大賞の大賞受賞作、なので最初はライトノベルとして出版されたものだが、キャ…