アウトニア王国奮戦記 でたまか〈2〉―奮闘努力篇
◆ 150年実戦を経験していなかったアウトニア、次の一手は『ギャラクシー・ハラスメント』?!
マガザン帝国と神聖ローデス連合が宇宙で争う時代、150年もの間、敵方のローデス辺境軍と協働して作っ…
本が好き! 1級
書評数:531 件
得票数:6200 票
あまりこだわりなく、興味を惹かれたらなんでも触れます。
★1 苦手
★2 少し苦手
★3 好き・考えさせられた
★4 お気に入り・強く考えさせられた
★5
◆ 150年実戦を経験していなかったアウトニア、次の一手は『ギャラクシー・ハラスメント』?!
マガザン帝国と神聖ローデス連合が宇宙で争う時代、150年もの間、敵方のローデス辺境軍と協働して作っ…
◆ こんなにおもしろいライトSFなのに、知名度が……。
人間が宇宙に居住空間を広げてしばらくたち、マガザン帝国と神聖ローデス連合が争う世界。 マガザン…
◆ 暴力的なまでに密度の濃い文章が読者を襲う。密度の暴力と取引した何層にもわたる風景描写が味わえる一冊。
とにかくもう読み始めから文章の濁流が襲ってきます。二回、三回、四回と紙が破れるほどの筆圧でぐりぐり…
◆ 善意で常識をふりかざしてくる現実を踏みこえて、夫婦になっていく二人の話。
精神面に不安を抱えている笑子は、両親からも精神科医からも「結婚すれば変わる」と謎の理屈を受け入れる…
◆ 人は記憶によって、死と生の境を破壊する。記憶だけが破壊できる。
死と生の境目があいまいな世界で、タデウシュがイザベルを捜し求める物語。 かもめ通信さんの紹介 がき…
美術に疎い自分でも、問答無用でひきつけられる作品たち!
先週の火曜日、好きなニュース番組(ニュースザップ)で、美術史に詳しいミュージシャン・グローバーさん…
◆ 野景をうたった詩人・立原道造 “僕は風と花と雲と小鳥をうたつてゐればたのしかつた。詩はそれをいやがつてゐた”
冒頭に引っぱってきた文章は『詩は』の一節です。 この言葉通り複数の詩集にわたって、風のうた花の…
◆ 『神はサイコロを振らない』……時代は下り、神は確率で人々を翻弄するように。
著者は、近代科学がどのように生まれ、どのように現在へとつながってきたか、神とのかかわりになぞらえな…
◆ 2年前に死んだ「お兄ちゃん」が帰ってきた。読書家で料理好きで女たらし、よく喧嘩もしたけど、それでもどこか憎めない「お兄ちゃん」が。
唐突に帰ってきた兄との生活を始めることになった大学生の妹・ゆきなの視点で進むお話です。付き合い始め…
◆ 1971年~2006年まで、幅広い年代のラオスの小説17編が詰め込まれた一冊。
貧乏な公務員、貧乏な公務員をすら羨む農村の青年、技師に身売りを強いられる少女、逆に望んで金持ちに自…
◆ 強制収容所への移送に尽くした男。悪意を持って悪事をなす、そんな既存の概念では扱いきれない犯罪が、ユダヤ人哲学者の手により分析された一冊
hackerさんの書評 と ぽんきちさんの書評 がきっかけで手に取りました。 「最終解決」と…
◆ 特異な状況で生まれた友情
北海道近くの海上に浮かぶ、地図に載らない巨大な構造物「四龍海城」。周辺の海域では失踪者が毎年何人か…
◆ 民俗学の教授と助手が、調査の先々で殺人事件に遭遇し、民俗学の知識をもとに解決していく異色のミステリ。
この作品の特色は、基本通りに配置された探偵役と助手役が、民俗学的な研究調査に赴いた先々で事件に巻き…
◆ 数学の生まれた日 「大嫌いな数学」を扱う能力は、すべての人間が持っている?
数学、歴史学、考古学、言語学、音韻学、生理心理学、脳科学……。数学者である著者が、さまざまなジャン…
◆ 極東の島国を、文献と妄想だけで書くとこうなる。
ぽんきちさんの書評 がきっかけで読みました。 モンタヌスの『東インド会社遣日使節紀行』と、ケ…
◆ 1904年、同化ではなく、社会の一部として受容されうる扉が少しだけ開いていた。『歴史の塵として失われてしまった』、アイヌ・西洋・日本の多文化交流
1904年のアメリカ、セントルイス博覧会で行われた、先住民族そのものの展示。 帝国主義による、…
◆ 著者や協力者によって現地で収集された民話が11話収録。1話ごとに、民話の話者の写真や話者の人となりなどが丁寧に紹介されている。
モン族というのは中国で苗(ミャオ)族と呼ばれている人々と同グループで、この本はその中でもラオスに住…
◆ 無生物から生命の生じる時代があった。
図書館でこの本を見かけて、こういった論争があったことを初めて知りました。今から見れば、生命は無生物…
◆ グロテスクな怪異にも平然と接する異様な少女が探偵役の、ミステリーファンタジー。
知り合いの方のブログを読んで面白そうだと思って積んでいた作品。 冒頭、人体の一部がビルの上から…
◆ 多くの男が女を下に見ていたはずの100年前、女が男を支配しコントロールしている数々の短編を発表していた谷崎潤一郎。怖い。
谷崎潤一郎が青空文庫で読めるようになるとは知らず、何年か前に積んだ小説。『 幻想ギネコクラシー 』…