1型糖尿病をご存知ですか?



1型糖尿病の社会認知度は、まだ低い。本書は、第1人者による適切な啓蒙書だ。
1型糖尿病という表記は、著者も繰り返して言うように、誤解と偏見を助長してきた。糖尿病の9割を占める2…
本が好き! 1級
書評数:608 件
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基本的にベストセラー以外は、なんでも読む雑読派です。活字中毒ですが、最近はアルツ気味で、忘れないようにブログにメモしています。



1型糖尿病の社会認知度は、まだ低い。本書は、第1人者による適切な啓蒙書だ。
1型糖尿病という表記は、著者も繰り返して言うように、誤解と偏見を助長してきた。糖尿病の9割を占める2…


ふつう医者に行くと、医者はいろいろ検査をし、コンピューター画面を見て(患者の顔は、たまにしか見ずに)、薬を処方されるだろう。
ところが、この著者は検査はするが、その方法は独特なもので、勧めるのは薬ではなく食事の内容なのだ。 …

ザハ・ハディド案が拒否され、再コンペのあと決まった新国立競技場の隈研吾デザイン。最大の特徴は、木材の多用だ。
といっても和風ということではない。むしろ日本以外で木が見直され、技術が進んでいる、というのだ。木の伐…

副題は、竹山道雄、渡邊一夫、E・H・ノーマンであるが、平川の意図するところは、竹山道雄(平川は竹山の婿)の再評価、ノーマンの評価格下げ、渡邊の卑下癖確認、といったところか。
英題The spirit of our timesの意味は、初めは良くわからなかった。The spi…

20年ほど前のことである。
なにをかくそう、私の子供は3人いるが、成人してのち、私が「忠臣蔵」と言ったら、「なにそれ?」と来た。…

グラハム・ハンコックは20年以上にわたって古代先進文明の消滅と再生を追いかけてきた。本書はその最新報告である。
6500万年前の恐竜絶滅の原因が隕石の衝突であることが、ほぼ定説となったのは1990年代のことである…

日清日露戦争の陸軍で多大な犠牲者を出した脚気病。
白米を兵食にした陸軍で蔓延したのに対して海軍は麦飯を混ぜたのが功を奏し脚気患者はほとんど出なかった。…

初期人類は いかに進化したのか。なかでも直立歩行を促したものは何か。
本書は、人類の歯と手の形、特に親指の形状に着目し、初期人類の主食が何だったのかを推理して、直立歩行に…

岩井は単なる経済学者ではない。
文学も深く読みとり、それを文学評論家以上に表現できる才能もあるからこそ、本書のような文章になるのだ。…

2017年発売の本。シチリア再訪の出発直前に手にしたのは残念。もう少し前だったら行程を変えていたのに。
シチリアは四国を4割方広くした島。山あり海あり。そして魅力的な都市がたくさんある。人々はフレンドリー…



本書は高橋洋一が池上彰スタイルで書いたものである。
ところで池上彰は、誰を対象に語っているのか? 中学生か、高校生か? 侮ってはいけない。では一般マス…

「拡張する脳」の著者 藤井直敬は、脳科学は、宇宙物理学に喩えれば、まだ望遠鏡を手にしたケプラー以前の段階だと言っている。
そして巷に溢れる一般脳科学本は、美しく書かれていすぎると。 さしずめ本書など美しく書かれている…

本書を私はジュリオ・トノーニの意識に関する本で知った。
そしてコッホには前作があることも知った。こうして逆の行程で読書してゆくのも楽しみの一つだ。後書きを先…

意識とは何だろう。脳内には1000億個の神経細胞があり、100兆のシナプスがある。小脳にも同じくらいの物質がある。
しかし小脳を摘出しても意識は残る。どうやら視床-皮質系に意識はあるようだ。 では小脳との違いは何な…

加藤周一の毎年恒例の記念講演会に、今年は長谷川宏が登場するという。
そこで近著の本書上下巻1000ページを読む。長谷川はヘーゲルのわかりやすい訳で好感があったが、サルト…

英国では、いまでもオースティンのTV番組があると、街から人影がなくなるという。まさに国民的作家と言っていい。
私にとって3作目のオースティンだ。先行訳は、かなり読みにくいものだったらしい。読んだ人々は気の毒だ。…

古代イオニアのデモクリトス等から始まって、現代物理学者達までの、世界は、宇宙は、どんなふうに成り立っているのか、という問いへのあくなき探求。
その問いは、世界は何故あるのか、という問いではない。 20世紀には、2ッの革命的な理論が提出さ…

オースティン後期の作品。これを読む気になったのは、ナボコフの文学講義に取り上げられていて、私は未読だったからだ。
結果として、とても心温まる話で満足した。 貧しい(とはいえ召使いのいる)家庭から、豊かな伯母さ…

TIME誌は今年5月「エイリアンはヒトを食うか?」という記事をのせた。ハリウッド映画は、この手の作品を作り続けている。だが多くの科学者は、そういうことは、ありそうもないことだと考えている。
エイリアンが、ヒトと同じような消化器官を持つ可能性は低く、生き物であることさえ疑わしい。地球の資源を…

panspermia説は、生命の起源に関する仮説の1っで「生命は宇宙に広く多く存在し、地球の生命の起源は地球ではなく他の天体で発生した微生物の芽胞が地球に到達したもの」(wikipedia)とする。
既に私は、長沼毅『生命の起源を宇宙に求めて: パンスペルミアの方舟』(2010)そして近くには、P.…