なずな

40過ぎの独身男・地方紙の記者が、生後二カ月の姪を預かり、仕事をしながら育てる??? 「本の雑誌」が選ぶ2011年度のベスト1、ということで読んでみました。(*^_^*)
なずな、とは主人公・菱山の姪の名前。ぺんぺん草の別名だ、などとも茶化されたりもしてるけど、温かみと芯…

本が好き! 1級
書評数:857 件
得票数:5895 票
本と映画が大好きなお母さん。
自宅で中高生のための家庭教師をしながら地元の単館系映画館発行の月刊誌に毎月映画の紹介文を書いてます。
三毛&二毛のチビ猫二匹と先住のサビ猫がいます。(#^.^#)

40過ぎの独身男・地方紙の記者が、生後二カ月の姪を預かり、仕事をしながら育てる??? 「本の雑誌」が選ぶ2011年度のベスト1、ということで読んでみました。(*^_^*)
なずな、とは主人公・菱山の姪の名前。ぺんぺん草の別名だ、などとも茶化されたりもしてるけど、温かみと芯…

夜の大阪・ミナミに吹き寄せられた男・女・そして・・・。 何が欲しくて、何が欲しくないのか、怖いものなんてホントにあるのか。 西加奈子さんには珍しい閉塞感が悲しい物語でした。
今年のマイベスト5には入ると思う「円卓」の西加奈子さんの新作。 大阪育ちを存分に活かしたしゃべ…

おっ!(*^_^*) テルマエ・ロマエ4巻にして急展開ですね。
いつのもように日本のお風呂にやってきたルシウスがなぜか帰れなくなり、温泉旅館の従業員に。 半纏姿が…

いいなぁ、「とりぱん」大好きです!!(*^_^*)
北東北の季節ごとの空気感が肌に気持ちいい「とりぱん」も早や12巻め。野鳥の話をメインとしながらも…

大好きなシリーズなんだけど… 正直、今回はちょっと失速感が否めない気が…。
この画力対決の面白さは、プロの底力に感嘆しつつ、それでも描き慣れてないものは下手なのね・・と笑えると…

藤沢周平の短編集。 娘曰く、 冬の朝みたいに寒~くなる本だよ、と。
先日上京した際、帰りの新幹線で読む用にと、大学生の娘の部屋からもらってきた本です。 娘は神田の古本…

出版社の編集部で働く真也・30歳。 彼には幼いころから、品物や場所に付随する「人間の思い」が見えてしまう、という能力があった…。
有川浩さんのベタ甘物語が好きなので、今回も楽しみにしていたのですが・・・・。 主人公・真也の身…

面白い! 目的も夢もなく、北海道の大規模農業高校に進学してしまった都会育ちの八軒勇吾の物語、第二弾。
ダイナミックなクラスメートたちに翻弄される彼を応援しつつも、そっか・・と日本の農業の明暗あれこれがと…

恒川さんのひっそりした闇に取り込まれていくようなホラーが好きなんだけど。 リーダビリティが強くて本来ならば歓迎すべき新作ということになるんでしょうが、その分、恒川色が薄まりファンとしては痛し痒し。

吉田篤弘さんが、なんか、とっても変なエッセイを書いちゃってます!(*^_^*)
「つむじ風食堂の夜」で出会った吉田篤弘さん。 ちょっと第一線から引いた人物たちの落ち着いた描写が好…

面白いです!!(*^_^*) お惣菜家さんで働く60歳越えの女性3人。 年を重ねているからこそできること、わかること、さっぱりと対処できることがあり、そうは言ってもなんともならないこともある。
還暦越えの女性って、今の私にとっては「お婆さん」の範疇なのだけど、考えてみれば、彼女たちと私って10…

辻村深月さんを作ってきたもの、今現在影響を与えているもの、を自ら語る優しいエッセイ。 そっか、こういう方だったのか・・という楽しさで一気に読ませられました。
辻村さんは、デビュー作の「冷たい校舎の時は止まる」で衝撃を受けて以来、出たら読む、の作家さんです。 …

早稲田の学生、朝井リョウくんの三冊目の小説です。(*^_^*) 若いだけに賛否両論あるみたいだけど…、私は今までの彼の作品の中で一番好きだったと思います。
「桐島、部活やめるってよ」で鮮烈なデビューを飾った朝井くん。(作家先生に君付けもオカしいけど、親戚の…

主人公の小学校5年男子・カズの家は、帰命寺様といって祈れば死んだ人を返してくれる神様がおられる地、らしい…。
カズの渾名はサード。野球部でサードだったから、というだけではなく、頭の出来も、運動能力も、女の子の人…

主人公はレンタルビデオ店員の男・須賀原。深い事情はわからないながら、心に深い傷を負っているらしい彼は一切の楽しみを封印し、ひっそりと生きている。 そんな彼の店に毎日やってくる男子中学生はなんと!
初めての日明恩さん。ブクログで書評を読み、興味をそそられたので手に取ってみたのですが、段々に主人公の…

日本中のどこにでもあるような、寂れつつある昔ながらの商店街。 そこに住まいする個人塾の先生・亜弥のお父さんは、昔、イギリスの泥棒紳士だった!
亜弥の目線から語られる花咲小路商店街の面々には、目新しさはないものの、いわゆる温かみ&優しさが満ちて…

1980年代の女子中学生・わっこは先生に 「悩みがあっても相談しません。結局、自分じゃなきゃ解決できないと思うから。私の欲しい答えは、わたしが見つけるのが一番いいと思うから」と言う。
尾崎豊やチェッカーズが流行っていて、東京ディズニーランドがオープンしたばかり、というころの女子中学生…

プロの漫画家同士が公開で「画力」の対決をするというこの企画も三巻目。 相変わらず、サイバラ節が炸裂でたっぷり楽しませていただきました.
三巻目ともなると、正直、本来の画力によるバトルには既視感があり、(それでも十分面白いんだけどね)プロ…

ゴルフ周辺のちょっといい(*^_^*)話短編集。 表紙には広々としたグリーンを楽しそうに歩く4人やきれいに澄んだ空、蒸気機関車や飛行船まで配置され、ゴルフってそんなにも楽しいものなのねと思わせられます。
ひとつひとつのお話は、正直、そんな深みがなく、(失礼!好きな作家さんなのでちょっと期待が大きかった)…

ずっと前からこうだったでしょ、てな感じで、違和感のある世界を当たり前のように提示される面白さ&怖さが好きでした。三崎さんらしい短編集で、でも、長さも内容もバラエティに富んでて、そこがまたよかったです。
表題作の「バスジャック」が一番好きでした。 なぜか、バスジャックが“ブーム”になっているという設定…