音のイリュージョン――知覚を生み出す脳の戦略





一見してイロモノっぽい感じも受けますが、聴覚心理学に関してかなりの先端までカバーしていて、その意味では結構本格的。連動サイトもとても面白いです。
人間の聴覚は機械の録音装置と違ってずっと「いびつ」です。 それはひとつには「欠落した情報を補うため…

本が好き! 1級
書評数:257 件
得票数:1434 票
自然科学、言語、経済、音楽、SF、ミステリー、ラノベ。などなど。
一般向けの科学書が一番多いかと思います。
神経、認知、心理、進化、人工知能。
あまり書評が付いてない本を読み漁る傾向があるようです。
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交流は主についった(@foolon2011)でやってるのでお気軽にフォローどうぞ。





一見してイロモノっぽい感じも受けますが、聴覚心理学に関してかなりの先端までカバーしていて、その意味では結構本格的。連動サイトもとても面白いです。
人間の聴覚は機械の録音装置と違ってずっと「いびつ」です。 それはひとつには「欠落した情報を補うため…




名作・傑作と言えるかはわからないけど、良作・佳作としてはオススメできる一冊。「良さ」の質的にも、読む人を選ばずかなり広い層に響く内容だと思うので、わりと誰にでもお勧めできます。
事故でクラスのほぼ全員が死亡した2年3組、そのクラスでたまたま生き残った二人が、亡くなったクラスメイ…




ページ数に対する情報量のコストパフォーマンスはそれなりに良く、なおかつこの薄さで良く内容がまとまっていると思います。「つかみ」の一冊としては優秀。
目次 はじめに 1 TPP問題を考える 2 これからの日本のFTA戦略を考える 3 国内農…




高校生たちが「取り返しの付かないもの」を拾い集めながら、それでも精一杯に出来る事を探していく。そうやって人間関係というものを見つめていく。そんな、悲しくも青春感漂うお話です。
二年三組の生徒はバス事故でほぼ全員が死亡。 奇跡的にバス事故で生存した鬼塚輝美と、バスに乗り損ねた…




stay nightをやった人が読む前提で書かれたものなのでここから「Fate」に入る人にはオススメできないが、stay nightをやって面白いと感じた人になら手放しでオススメできる。
途中まで読んで長らく放置してしまいましたが、最終巻を先日無事読了。 一続きの作品として評価しないと…




「妖怪」と銘打ってあるけど半分ぐらいが「鬼」の話。目次で一つでも興味を持った人にはオススメ。鬼や天狗たちの背景についてもよく説明されています。
「妖怪」と銘打ってあるけど半分ぐらいが「鬼」の話だよ……! 目次を見てもらうと分かると思いますが、…




日常語として溶け込んでいる言葉の中からメタファーの例を挙げながら、メタファーそのものへの理解が深まるようになっている。英単語の意味の成り立ちを概観する一助にもなりました。
んー、なんか惜しい感じの本だったなぁ。 前半はホントにすごく良くて、惹き付けられるような内容でした…



雰囲気もストーリーも、ラノベにしては(電撃文庫にしては)硬派な作風。ミステリー/サスペンス的要素に加えて、「外れ者も外れ者なりに生きている」というサブテーマがあるのも一つの特色。
「ニート探偵団」とか言うからキャラ萌えコメディ路線の日常探偵モノかと思ったら大違いでした。 青少年…





ストーリー・伏線・キャラクター・掛け合い、どれを取っても最後まで飽きさせない逸品。良く工夫されたシナリオと、その上に散りばめられた小学生たちの掛け合いが楽しい。
もうすっかり野崎まどさんの小説に魅せられているようです。 この作品に4点を付けようか5点を付けよう…



「基本的な定石は覚えたし、具体的な細かい読み合いはそこそこ強くなってきたんだけど、牽制のし合いが苦手でどうも陣取りに負けてしまう」という人が読むべき本かな。中級者向き。
「碁楽選書」シリーズにしては一冊の中での軸がぶれてる。どういう層に勧めたらいいか微妙だなぁ。 一冊の…





ちょっと近寄りがたいイメージを持ちがちな「ほとけ」に対して、「かっこいい」という日常感覚を持ち込んで見てみることで、「キャラ愛」にも似た親近感が湧いてくるというのがこの本のユニークなポイント。
これは仏様や仏像にあまり馴染みのない人にこそ読んで楽しんでもらいたい本ですね。 大日如来、阿修羅、不…




アフターストーリーというよりは「裏話」的な感じで、本編ストーリーと連動した話が多め。今後の展開に影響しそうな伏線もあるので、短編集といえども読んでおくのがオススメ。
今更ですが正式タイトルに「。」が含まれていたことに気づきました。 そんなことはどうでもいい。 こ…



![[映]アムリタ](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51sHTeVwu3L._SL160_.jpg)
シナリオのどんでん返しと、細部に仕込まれたギミック、そして最原さんという突き抜けた天才の痛快な天才っぷりがとても印象に残った小説でした。
先日読んだ同著者の『小説家の作り方』が非常に面白かったので、勢いに乗ってデビュー作であるこちらも。 …




ギャグという中心は残しつつも、割と真面目なシーンが多かった。言うなれば青春群像としての色合いが濃い。
「あれ?『はがない』ってこういう方向性の本だっけ?」 と誰もが思いそうな第7巻。 「このキャラっ…





全くと言っていいほど無駄がない。すべてのシーンに意味があるという緻密さ、そしてそれを最後まで悟らせない巧妙さ。ミステリー系のラノベでここまで筆者の「すごさ」を感じた作品は初めて。
文句なしに面白かった。今年これまで読んだラノベの中で一番面白かった。 ミステリーやSFとして硬派な…




「人格障害ってどういうもの?」という第一歩には丁度良い本でした。それぞれの人格障害の分類とエピソードがセットにしてあるから、類型のイメージが比較的掴みやすい。
「人格障害ってどういうもの?」という第一歩には丁度良さそうな本でした。 医学的内容としては、人格障…




見事なまでにすべての伏線を回収していく心地良さは、さすが古典名作として現代まで残るだけのことはある、というほどの完成度。
推理小説の金字塔、シャーロックホームズです。 この「四人の署名(THE SIGN OF FOUR)」…





ヨセの損得勘定の仕方に始まり、大ヨセから小ヨセまでヨセの色んな譜例を一問一答で扱っている本。個人的には詰碁や定石集よりよっぽど実用性が高いと思う。全ての初心者~中級者にオススメ。
小学生ぐらいの頃に祖父とよくやっていた囲碁ですが、少し前からまた始めました。 もちろんネット碁でたま…




まさに好き好きの分かれる作風・内容。幸いにして今までの維新作品を好む人には心置きなく勧められる。今までとは一風変わった内容、だけど至って今まで通りの作風と信念が感じられる。
「この本を書くのに10年かかった」「原点回帰」などの文句と共に売り出された西尾維新の最新作。 ネタ…



血管の発生的メカニズムや生理的メカニズムを通して、生活習慣病のメカニズムにも言及していく本です。基礎研究の話と病気に直接関係する臨床医学の話が上手に繋ぎ合わされながら語られているのは良いところ。
血管の発生的メカニズム(どのように血管が伸びるか)や生理的メカニズム(どのように血管が働くか)を通し…