龍神の雨
雨がじっとりと足元から浸水してくるように ゆっくり、ゆっくりと物語は進んでいく前半。 そのストーリーが一度心に浸水を始めてからは アッと言う間に息継ぐ暇もなく一気読み。
本が好き! 1級
書評数:651 件
得票数:1787 票
自分の為の備忘録的なものです...
何でもは...読みませんw。
かなり狭く偏ったレビューになってしまってます...
雨がじっとりと足元から浸水してくるように ゆっくり、ゆっくりと物語は進んでいく前半。 そのストーリーが一度心に浸水を始めてからは アッと言う間に息継ぐ暇もなく一気読み。
これは......恐い。こえぇぇぇようー。 自分の家に何かが「いる」ってのは誰もが幼い頃に 想像したりフッとした瞬間に感じたりしたんじゃないでしょうか。 自分の家ってのが何より恐いんだよね。
元々ファンタジーノベル大賞への 応募がきっかけだったんですよね。 そういった意味では書きたい事をタップリと詰め込んだ ファンタジー作品。 ラストに不覚にも 胸がほっこりしちゃいました。
ルールとモラルの違い。ルールを決める者と遵守する者。 もの凄い破壊力と衝動とともに目が文字を追う事を止められない 苦しい作品。 これはキツい。ツラい。 そのキツさは世が世なら自分の事だったのかもしれない。
作者の得意分野でもある落語を取り入れたかなり軽快な 落語ミステリシリーズ。 落語自体も若い人が興味を持てるように書かれているので 今作から落語に興味を持ってもらうには適書ではないでしょうか?
巻き込まれ系のユーモアミステリ。 巻き込まれ過ぎだろ!? つーくらい普通ならお手上げなくらい なトラブルを抱えこむ主人公w
典型的な巻き込まれ系の天然の超おっとりさんが 主人公の連作もの。 探偵としても非常に脆弱な推理と行動力が キャラにぴったりでストーリーを無理なく読ませてくれます。 いい味の出てるほのぼのミステリー!
伊坂氏の割と珍しいオフビートっぽいタッチの「殺し屋小説」。 好きなトーンです。伊坂小説の肝の会話も軽快かつ ちょっとダークで好きです。 ちょいダークサイド・オブ・伊坂ワールド。
老舗ホテルの格式高い結構式場で当日式を 行う4組の新郎新婦達の群像劇。どのカップルも凄く大切で、大事な人に 支えられていて、これ以上ない位のハッピーエンドが 素敵すぎます。
老舗ホテルの格式高い結構式場で当日式を 行う4組の新郎新婦達の群像劇。美人双子姉妹、 ちょっと歳…
飽きる事なく、何故だか作品自体が読む側の 人間を引き込む何かを持っている気がします。 日本でも人気あるシリーズですがその中でも、一番 この作品の評判がいいみたいです。
500P越えで読み応え充分だったなぁー(長いとも言うけどw)。 でも、飽きる事なく、何故だか作品自…
デビュー作にして書店ミステリの第一弾。 書店が絡む謎を書店員が解決していく連作スタイル。 書店絡みの謎にはやや強引な話しもあるけど、謎とその真相は 何かそうーっと胸に刺さる優しげなストーリーでほっこりします
デビュー作にして書店ミステリの第一弾。 5つの書店が絡む謎を書店員が解決していく連作スタイル。 …
うおっ! コワっ! スプラッター系のホラーは意外とビビらず読めるんですが これはちょっとコワかったっすねー。 終盤に一気に畳み掛ける超ハイスピードな展開とその 真相はかなりのジェッットコースターでヤバいです。
占い本を巡っての連作ミステリと思わせておいて 実は背後に超大物級の事件がリンクしてくる2段構え。 様々なピースのハマリ具合も無理なく読ませ 流石に上手いっ! 余談ですが可愛い女性役で「愛川晶」が 登場しますw
推理したそばからすぐさまその推理を崩し、また別の推理が 積み重なっていくストーリー展開で読ませる面白さはありますねー。 塀の中っていう設定も最終話に上手く繋がってくるし、予想してなかった 結末も新鮮っす。
今作も人畜無害の主人公が 日常の謎に遭遇する短編連作の定番スタイル。 今作の探偵役は...中学生w 過去の名作ミステリーのオマージュにもなっており 作者が結構楽しんで書いたと思われ、凄くテンポも良いですね。
お酒にまつわるストーリーも謎も、そしてその意外な 結末も心地良い「ハッ」とさせられるものばかりで 切れ味よく、決していい結末とは言えないものなのに 読んでいて楽しい!
今回も悪い人が出てこないという 本当に(自分にとっては)童話や絵本のような お話しが詰まっていました。 今作の探偵役は坂木くんと鳥井くんを足して割ったような キャラクターでますます、萌えます。
作中に仕掛けられた病的なまでのアナグラムと暗号の数々。 こんなの初見で分かる人なんているんですか(笑)。 そして最後の最後。今作に使用された原稿用紙の枚数!!! ザッツ・プロ作家!
舞台が水族館なのが超ツボ。 作品に登場する様々な展示に心が踊ります。 展開される事件と関係者の基盤が全て水族館 に付随して、その動機さえもそこにクるか!と言う、余りにも 純粋な物語。 正直ホロリとしてしまう。
烏賊川市シリーズ第2作。 ギャグミステリーという手法を とる事で多少な強引な展開もいちいち気にならない為か、 むしろ探偵の謎解きは、往年の本格派のように論理的で 重厚な印象さえ受けます(笑)。