今をたよりに




外国の文学を読むのは久しぶりだ。キャラクターがとても魅力的で、その会話を聞いているだけで面白い。「グレイス&フェイヴァー」シリーズの第6弾。
物語は、ドイツでアドルフ・ヒトラーが首相に就任し、ナチスの脅威が広まりつつある1933年4月のアメリ…

本が好き! 1級
書評数:148 件
得票数:3216 票
推理小説が大好きです。エレキギターとドラムを演奏します。




外国の文学を読むのは久しぶりだ。キャラクターがとても魅力的で、その会話を聞いているだけで面白い。「グレイス&フェイヴァー」シリーズの第6弾。
物語は、ドイツでアドルフ・ヒトラーが首相に就任し、ナチスの脅威が広まりつつある1933年4月のアメリ…




贄門島の閉鎖された空間が恐ろしかった。密輸の問題から政治家絡みの事件にまで発展した、スケールの大きい物語だ。
「贄門島」上下巻の書評である。 【事件の発端は、浅見秀一の奇禍にあった】 浅見の父親・秀…





斎王をモチーフに展開される歴史ミステリー。劇団のロケ隊が「斎王群行」の様子を撮影中に、殺人事件が起きる。たいへん読み応えのある一冊である。
斎王についての知識は全くなかった。しかし、内田康夫氏は懇切丁寧に解説してくれるので、前もってを歴史的…





実際に起きた未解決の一大社会的事件をモチーフにしたこの物語。事件ストーリーを描く、著者の発想の豊かさには驚かされた。浅見光彦登場の初期の代表作と言えよう。
浅見光彦が「週刊宝石」に書いたルポ風のエッセイは、各方面に物議をかもすことになった。ここ数年来最大の…





能のことは全く知らないが、物語には惹き込まれていった。ゆったりと流れる川のような小説だと思った。「天河伝説殺人事件」上下巻の書評である。
【第一の事件は衆人環境の中で起こった】 新宿の高層ビルから出てきた男が、入り口の階段を踏み出したと…





ストーリーはめまぐるしく展開し、サッポロドーム建設の利権争い、国際的な陰謀へと話しが広がっていく。浅見と白井は歴史的巨悪に挑むのであった。
失踪した戸田亘を探し出す依頼で動いていた浅見光彦は、サッポロドーム建設の利権争い、国際的な陰謀へと巻…





「札幌殺人事件」は上下巻の大作です。内田康夫さんの社会派ミステリーの作品としては傑作だと思います。謎はまだまだ多いのですが、とても面白く読めました。
【この物語のキーパーソンは、白井信吾である】 白井は東京にある芸能ブローカー「大同プロモーション…




神秘的な雛人形の封印された秘密に浅見光彦が踏み込みます。人形には魂が宿ると言いますが、雛人形などは綺麗である反面、怖いというイメージもあります。
浅見光彦が、事件の第一発見者になる。新宿の花園神社を取材中、境内で男の死体を発見した。男の頭の下には…





とても柔らかいタッチで古都・京都の風景、そして人々の気風が事細かに描かれている。また新しい内田作品にめぐり遭ったような気がする。
本書「華の下にて」は、内田康夫さんの記念すべき百冊目にあたる作品である。期待以上の力作だが、いつもの…





古文書「都賀留三郡史」にまつわる不可解な殺人事件。物語は大きな展開を見せ、いよいよ佳境に入る。浅見光彦の鮮やかな推理が魅せどころである。
浅見光彦は、青森中央大学の本間教授が死んだ十和田市へ向かった。私立中央病院で本間教授の担当医である、…




古代史をテーマにした浅見光彦ミステリー。歴史・神話好きには、「竹内文書」や「青森のイエス・キリストの墓」「大石神ピラミッド」などの解説が多くあって楽しめると思います。
都賀留三郡史は実在した。調べてみると実際は、東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)という名前である。…





かなりの力作である。ストーリーのテンポが良く大変面白く読めた。「保全投資協会」は最も憎むべき、浅見作品史上最凶の組織である。
静岡県沼津市我入道に住む、漆原肇子が今回のヒロインである。漆原肇子に縁談があった。松本夫人の紹介で、…





登場人物が魅力的で非常にコミカルに描かれている。ヒロイン・池宮果奈、自称ヤクザの高山、そして浅見光彦は作品史上最強のコンビだ。
下関発東京行きの新幹線の中で、列車が京都を出てまもなく、老人が突然苦しみだし、席から立ち上がり、前方…




テレビ局の内部がいきいきと描かれていて興味深かった。「赤い靴」と「青い眼の人形」二つの童謡に秘められた謎を追う。
この作品は、平成元年(1989年)に書かれたものであるから、横浜の風景も現在は様変わりしている。作品…





宮沢賢治は、偉大な作家だということが本作品を読んで改めて実感できた。賢治の作品の醸し出すインパクトはすごいものがある。
浅見光彦は「花巻祭り」の取材のため、宮沢賢治のふるさと岩手県へ旅立つ。 事件は、花巻祭りの…





浅見光彦の途中出場は、当初予定にないものであった。新聞記者・伴島武龍の死は残念でならない。終始、彼が主人公だったらどんなストーリーが展開されただろうと、想像してもみた。
「鄙の記憶」は週刊読売に連載されたものを、一部加筆修正して単行本にした作品である。 第一部 静…





「日蓮伝説」がテーマの作品だということで、感想を書くのに困ってしまった。宗教的な知識は皆無だし、歴史にも弱い。しかし作品はけっこう面白いのであった。
これは「日蓮伝説殺人事件」上下巻の感想である。 浅見光彦は、「旅と歴史」の藤田編集長から日…





内田康夫氏の作品の中では異色作だと思います。代官山アパートから始まる、怪しげな雰囲気の物語はとても面白いです。
本書は、以下のような構成である。 プロローグ 第一章 代官山アパート 第二章 恨めしげな骸…




平家落人の伝説の瀬戸内海の小島を舞台に、原発問題が絡んだ物語。「赤い雲の絵」の行方を追って浅見光彦とヒロイン・小松美保子が事件に巻き込まれる。
銀座の画廊で「立風会」の展覧会が開催されていた。「この絵を買いたいのですが…」駆け出しの画家、小松美…




「都会」と「田舎」。現在と過去。相変わらず赤川次郎氏のミステリーはテンポがいい。読み終えるのにそんなに時間はかからなかった。
ある日、都会のスクランブル交差点で、老婦人と老人が偶然再会したのであった。都会の十字路、偶然の出会い…