いまなぜ寺山修司か



現代でいうなら藤原ヒロシか?圧倒的な人脈と驚異のゼネラリストぶりが伝説の人物を誕生させた。
「書を捨てよ、町へ出よう」 「身捨つるほどの祖国はありや] 人の心に強い何かを残す超一流のコピーラ…

本が好き! 1級
書評数:93 件
得票数:159 票
文学、ミステリーにノンフィクション、ビジネス書、学術書、評論本、本であれば何でも読みます!もちろん雑誌やマンガも大好きです。
書評はアメブロで行っています。
よろしくです。



現代でいうなら藤原ヒロシか?圧倒的な人脈と驚異のゼネラリストぶりが伝説の人物を誕生させた。
「書を捨てよ、町へ出よう」 「身捨つるほどの祖国はありや] 人の心に強い何かを残す超一流のコピーラ…



「名もなき毒」=「匿名による不幸の伝達」を描いた作品
どこにいたって、怖いものや汚いものには遭遇する。それが生きることだ。財閥企業で社内報を編集する杉村三…





少年犯罪という極めて社会的なテーマから端を発する本作はやがて物語る本たちと出合うことでファンタジーへと転化させられていきます。
森崎友理子は小学五年生。ある日、中学二年生の兄・大樹がクラスメートを殺傷し、姿を消すという衝撃的な事…




現代社会の闇を鋭く切り裂く宮部みゆきだからこそ書けた人と世界の残酷さを描ききったファンタジー
【あらすじ】 霧の城が呼んでいる、時が来た、生贅を捧げよ、と。イコはトクサ村に何十年かに一人生まれ…



著者一流の恐怖から逃げ惑う描写に「笑い」と「突っ込みどころ」を組み込んだ意欲作!!
雪山の山荘に閉じ込められるのは古典ミステリーの常套句ですが、今回山荘にいるのは殺人犯より恐ろしい一撃…



良くも悪くもスカッと読めてしまう作品。経済小説なのにサクサク読めてしまうドラマ的魅力があります!個人的には王子製紙の敵対的買収劇の裏側を知ることが出来るのが特に素晴らしかったです。
現代の経済小説といえばこの人!江上剛さんの最新作です。 舞台はみずほ銀行(言っちゃっていいのかな…。…




右よりの政治批判本に多い演説本や、こじつけだらけのトンデモ本とは一線を画す1冊!中身は重くタッチは軽く、執筆手法も見事!
カミソリ後藤田こと後藤田正晴の懐刀(まさに2枚刃!)佐々淳行氏の最新著作。 本書を語るためにはまず…





あの村上春樹も「新刊が出るとハードカバーで買ってしまう数少ない作家」と語るカズオシグロの傑作!素晴らしい小説には特別な事件も大仰な仕掛けも必要ないと教えてくれる名作です。
品格ある執事の道を追求し続けてきたスティーブンスは、短い旅に出た。美しい田園風景の道すがら様々な思い…



古代文字の発見から人より上位の論理体系をもった存在を導き出すことで神の存在証明したやり方は見事と言わざるを得ない。
遺跡で発見された謎の古代文字。従来通りの解析法ではその片鱗すらもつかめない言語体系。 研究を進めて…





まるで現実社会のうつし鏡のように表層的な構造の奥に複雑な社会的正義や人間関係が存在を見せつけられる!「誰1人として手放しで称賛、応援することが出来ない」「単に気持ちの良いだけの小説ではない」それが山崎豊子作品の魅力。
『白い巨塔』があまりに素晴らしかったので、こちらにも手を出してみました。 いや~、圧巻ですね。 …





冒頭に展開されるクライマックスに向けてストーリーが収斂していきます。冒頭とエンディングのシーンは京極堂シリーズの中でもトップクラスの美しさ!
京極道シリーズ第5弾 今回のテーマは「絡新婦」=フェミニズム 「理」=複雑に絡み合った事件の全貌に…




出ることが出来ない深く高い檻。京極堂シリーズの中でもかなりの切迫感と息苦しさを感じさせられる作品です。
京極堂シリーズ第4弾 今回のテーマは「鉄鼠」=坊主 「檻」=雪山の寺院です。 前作『狂骨の夢』の…




今回のテーマは「骨」と「夢」。幽霊までも登場し、京極堂シリーズの中でもエグサはぴか一ですが、最もミステリーらしいオーソドックスな作品ともいえます。
京極堂シリーズ第3弾。今回のテーマは「骨」と「夢」です。タイトル見りゃ分かりますね。 このタイトル…



シリーズ2作目にして、京極堂シリーズのいくつかのルールが確定したプロトタイプ的作品。 シリーズ通して最も評価の高い作品でもある。
京極堂シリーズ第2弾。と言っても京極堂シリーズのプロトタイプと言っていい作品でしょうね。 ・複数の…





本作を読んで何より感心させられるのは、医局制度、先端の医療事情(当時)、医療訴訟といった複数の専門知識を要する事柄を書いているにもかかわらず全く難解でないこと。
本作は日本を代表する社会派作家である山崎豊子の代表作の1つですが、私はこの作品で山崎豊子デビューしま…



「占いのための調査で明らかになるドラマ」短編としてこれだけ適した題材もそうはないでしょう。エンタメ系の短編としては模範的な作品!
宜保愛子や細木数子など数年に1度、世を席巻する占い師の類が出てきますが、彼女たちをテレビで見ていると…

アイデアとストーリーの進行方法の斬新さはナイス!しかし読んでみると実際の会議で感じるようなダルさが延々と続く本でもったいないなぁと思いました。
仲間を巻き添えにしかねない方法で自殺した1人の友人。彼らはある事故を契機に何よりも硬く強い絆で結ばれ…



大人向けズッコケ3人組というテイスト!誰にでも楽しめるキャラクター設定と伊坂作品トップ3に入る複線消化は見事!
人間嘘発見器「成瀬」 学生時代ボクサーのインターハイ選手で、四六時中嘘ばかりついている演説の天才「…




死刑を学ぶという観点からは評価の出来ないテキストです。しかし死刑について考えてみたい、触れてみたい、かき乱されてみたい、と考えている方には絶好の本だと思います。
タイトルどおり本書は死刑を題材にした本ですが、ある程度客観的な見地から学術的な議論をしているモノを希…



今、日本で1番売れているアートディレクター佐藤可士和を様々な要素から特集した書籍!浅く広く、といった内容なので少々物足りなくもないですが、話題の人なので興味はあるけど、よく知らないっていう人なんかは買ってみてもいいかも?
今、日本で1番売れているアートディレクター佐藤可士和を様々な要素から特集した書籍です。 彼を良く知…