ぼくから遠く離れて




女らしさ 男らしさ そういうものに縛られない生き方ってなんだろう。 どう生きれば 自分らしく生きられるんだろう。 これからのヒトの生き方について考えてしまう、そんな一冊。
謎の差出人からの メール。 まずは 差出人が誰なのか、という推理小説的な要素で 読者をぐいぐい…

本が好き! 1級
書評数:441 件
得票数:8387 票
実家の本棚の整理を兼ねて家族の残した本や自分の買ったはずだけど覚えていない本などを読んでいきます。今のところ昭和の本が中心です。平成にたどり着くのはいつのことやら…。




女らしさ 男らしさ そういうものに縛られない生き方ってなんだろう。 どう生きれば 自分らしく生きられるんだろう。 これからのヒトの生き方について考えてしまう、そんな一冊。
謎の差出人からの メール。 まずは 差出人が誰なのか、という推理小説的な要素で 読者をぐいぐい…




阪急電車の駅で買い、阪急電車の中で読み終わりました。本を鞄にしまって顔を上げ、 他の乗客をそっと窺って そこにどんな人生の一部が見えるのか 知りたくなりました。
女の子の強さと弱さ・・傍目から見ても断ち切った方が絶対いい そんな彼との関係でも迷う気持ちや 自分の…




「永遠の0」の作者の短編集。クリスマスにはハートウォーミングな話が良く似合う。心温まりたい人はぜひ。
クリスマスなのに「不幸」。そんなシチュエーションの女性たちが ほんの少し不思議なことに出会って希望を…





しまふくろうの生きざまをたんたんと描く一冊。 圧倒的に強く優しい 版画の絵は ページを開くたびに 驚きと感動を与えてくれます。
生き物はそれぞれに 全うすべき生き方があって それはそのままで 美しく素晴らしいものなんだ、と思う…





可愛いとか純粋だとかだけが「少女」ではない。
可愛いとか 純粋だとか 単純だとか そんな風なイメージだけを「少女」に求めるひとは読まない方が 良い…




過酷な船旅とその行き先で待っていた結果は 大きな歴史の流れの中で 人間ひとりの存在の小ささ 悲しさを感じさせる。
「沈黙」が修道士の生きざまだとしたら こちらは同時期を生きた修道士に関わって人生を翻弄された「侍」の…




こんなこと あったらいいな と思う「ほら話(フィッシュストーリー)」。 しお味だってコンソメ味だって 逆になったって 美味しい。 美味しくて嬉しくなって泣けちゃうのはなぜなのか・・・そんな話「ポテチ」。
実を言うと「ポテチ」の塩味で泣く今村くんについて そこは深く考えずに読んだ。 会話のひとつひとつも…




緑はひとを癒す力があると思う。 ベスの作る庭の植物は 力強くてしなやかでのびやかだ。 いつでも 傍に置いて どこからでも 開いて見たい。素晴らしい写真の数々。
鉢植えが苦手で すぐ枯らしてしまう。 枯れた鉢の土を 隣家との隙間のわずかな土の場所に捨てて置いた…



どれも失くしたものを見つけたり見直したりする話。 こども向けと思われそうだけれど、こういう気持ちって 大人になってからだからこそ よく解るのだと思う。
最初が表題作の「モノレールねこ」。 「少年らしい語り口」というのがちょっと苦手で(いかにも「大人が…





いい人ばかりは出てこない。というより癖ある人が出て来て 主人公は心の中で毒を吐く。でも角田光代さんの本は また読みたくなるから不思議。
「ぐれた娘が最後に○○してしまう話」とか「島が嫌で出て行った娘が身ごもって帰ったら お母さんが『ひき…




どんな感想を書こうか ずっと考えていた。事件に関わった人たちへの感想、作品としての手法への感想、実際こういった事件が絶対起きないとは言えない社会への感想・・・ どれも手ごわくて何も書き切れない気がする。
文庫版には 映画監督のインタビューがある。映画は観ていないのだが、これが実に気になって また 読…



ネットで公開された日記の書き手に 心惹かれる・・っていうこと ありますか? 案外 近いところにいる あの人ではないか・・そんな風に 想像したことありますか? 身近にありそうで ないような そんな話。
心が壊れかけの女性と、それを支えようとする男子高校生 親友同士。 ネットの日記が絡むというシチュ…




そろそろ泣かされるぞ、と解っていても きちんと泣かされます。 そして なんだかすっきりします。 読ませてくれて ありがとう、そんな気持ちになる短編集。
一話ごとに作風を変えてくる 作者の幅の広さと器用さをしみじみ感じます。 寂れた温泉地。ストリッ…




評価の高い作家さんだからこそ わざと疑問抱えて読む。筋やセリフに いちいち文句付けながら 読むんだけど、それでもやっぱり ちゃんと最後まで飽きずに読んでしまう。 やられた、といつも思うのだ・・。
この人の作品を読むと いつも思う。 何で 読めちゃうのかなぁ・・。 リッチな生活。満…




今日からお父さんは「お父さん」を辞める・・ そんな宣言をされて 家族はどんどん崩れていくのか と思ったけれど それは違う。 家族の絆とか 思いあうこと、支えあうこと そういった大事なことに 気づかされる。
人間を癒すのは やっぱり人間なんだろうな。 それは、凄く立派な言葉を持った人でも、 大げさな…




生きることに ちょっと迷って どうせいいことなんてないなぁなんて 自分の運のなさに がっかり あきらめモードの乙女にお勧めします。
批判的で懐疑的な気持ちを まず捨てて 「幸せになりたい」「幸せを感じたい」 ピュアな心で読んでくれ…





生きるっていうことはどんなに大事なことか。生かされている私たちの「今」をもっと真摯に受け止めなければ この人たちに恥ずかしい。
知覧を訪ねる旅で 沢山の若者の写真を見た。若いまま 写真の笑顔のまま 時を止めなくてはならなかった特…





くまのアーネストおじさんとねずみの女の子セレスティーヌ。 繊細な線画の やわらかな動き、細かい表情の描写。 温かな心の通い合いが伝わってくる 宝物のような絵本。
どんなにこの絵本シリーズが好きか 言葉に尽くせない。 小さなねずみの女の子セレスティーヌの…




どんな匂いも嗅ぎ分けられる「天才」の 究極の香りへのこだわりが 愛を知らない主人公を悪魔に変えていく。匂いを言葉でどう表わすか そんなところも興味深い。
現代日本人、においにはうるさい。 トイレだけでなく玄関、リビング 台所。ゴミならともかく、服に靴。…





ホームレス40歳 吃音。 正直に生きてきたご褒美に神様にもらった力は 誰を幸せにするのか? ひとの優しさ、温かさが心にしみる。 人気ブログから本になる そんなことも多くの人に夢を与える一冊です。
ケンちゃんは吃音がひどい ホームレスだ。 そんな ケンちゃんが 40歳の誕生日に神様からご褒美に …