わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)





大切な友達を喪って、皆は悲しみの中、集まって思い出を語り合います。 とても大切なことを静かに語りかけてくれる絵本です。
ずいぶん前のことになってしまったが この絵本が 新聞に紹介された時 すぐに 手にしたいと思った。 …

本が好き! 1級
書評数:441 件
得票数:8387 票
実家の本棚の整理を兼ねて家族の残した本や自分の買ったはずだけど覚えていない本などを読んでいきます。今のところ昭和の本が中心です。平成にたどり着くのはいつのことやら…。





大切な友達を喪って、皆は悲しみの中、集まって思い出を語り合います。 とても大切なことを静かに語りかけてくれる絵本です。
ずいぶん前のことになってしまったが この絵本が 新聞に紹介された時 すぐに 手にしたいと思った。 …




ブラフマン・・という 何と特定されていない 生き物との 不思議に安らかな時間。 静かで透明な どこか夢でみたような そんな世界での 秘密の宝物のような物語。
どことも言えないところの誰とも言えないひとと 何とは言えない生き物とのひと夏。 柔らかな…




心の隙間に じんわりしみて 懐かしさと優しさの思い出で ゆっくりと癒される。 辛い時、何となく空しい時 もう一度手に取りたい。そんな短編集。
失恋したとき、婚約者に裏切られたとき、 なんだか心に穴があいて、全部嫌になったとき この本を…





歩きながら どんなにたくさんのことが考えられるだろう。歩く時間にどんな人間関係を見直せるだろう。「歩行祭」という この高校のイベントは セイシュンのかけがえのない宝物の時間になる。
胸の中がくうっと熱くなって 込み上げるものがあった。 切なくて いとおしい青春。 その実…





かつて「少女」だった・・いや まだまだ多感なおとなの女性に 読んでほしい。 きっと 切ない気持や密かな喜びが胸に迫ってくる。
あわあわと。 ほとほとと。 つらつらと。 ゆるゆると。 ツキコさんたちの動きや想いには …




一番近くにいて解っているつもりでも、案外一番解りあうのが難しいのが家族なのかもしれない。一度壊れかけて再生する 個々の集まり。繋がっていることについて 色々なことを考えさせられたのだった。
同じ場面を 家族それぞれの立場から章に分け 何度も繰り返し書く方法。 話の筋がなかなか次へ進ま…





「愛すること」で幸せになる。せつなくて悲しくて ずしんと心に残る絵本。
おばが、中学生に読み聞かせに行っている。 久し振りに会った時、読み聞かせの本選びの話などで盛り上が…





手にして 本当に良かったと思える本。 親として、また子どもとして 「死」が近づいた時私たちは何ができるのだろう。残すもの、受け止めるものを教えてくれる一冊です。
「ぶたばあちゃん」原題OLD PIG。 邦題だけでは きっと手にすることはなかったかもしれない。 絵…




普通の朝が急に大事な人を失った朝になる・・ その一日をどう過ごすのか、を「自分で選ぶ」こと。取り戻すことのできない一日の重みを感じた物語でした。
ネタばれしないと語れない本である。 けれど、きっとこれを読んでも、これから読む人はそのひとなりの 驚…





そこを今通り過ぎた人には どんなドラマがあるんだろう。どんな喜びや悲しみがあるんだろう。そんなことを思わせる。みんなちょっと変わっていてとても愛しい。
本の中に素敵な夢やドラマティックな冒険を探すなら この本は薦めない。 そこを通り過ぎる 普通の…




家族について考えた。誰が何と言おうと自分は味方だと言い切れる、最強の家族、最強の兄弟。重たいものを抱えながら 軽やかに語る。 ぐいぐい引き込まれて 読み終えました。この家族に出会えてよかった。
登場人物たちがとてもいい・・・と思った。 春の抱えるものの重さは想像を絶するが その重さを「軽く…





自分が壊れていくのは怖い。愛する人を忘れてしまうのはとても悲しい。 小さくなっていく夫婦の後ろ姿を いつまでも見送っているような せつなさとほんのり包むような温かさ。
一人称で書かれ、その書き手の変化を 文章にとどめていく・・ 「アルジャーノンに花束を」を思い出し…





親ってどんな人だっのかな、そんなことを辿る旅は結局自分自身を見直す時間になる。親とその親、先祖の時代からずっと繋がって 自分がいる。当たり前で、結構凄いことで案外いいものなんだ、そんな気にさせられる。
厳格すぎる父親の死、その後、発覚する父の不倫。 母の落胆。 ばらばらに生きてきた兄妹3人が1…




古本屋として誇りを持ち 深く本を愛し 本を探しにやって来るひとに温かいまなざしを向ける。 浪華のおっちゃんは 古きも新しきも分け隔てなく いいものは良い、と受け容れることができる。 いいなぁ、こんな風に生きて 語れて。
大阪の天神橋筋商店街をうろうろしたことがある。 きっと この辺りかな、と訪ねていく感じで手にした本。…




期待以上に面白かったです。歴史に疎くてもどんどん先が読みたくなりました。
歴史に疎く、歴史小説もほとんど読んだことがない。 それでも昨年の大河ドラマ、「篤姫」には どん…



どんなジャンルでも 一度はトライしたい。 そんな気持ちで献本を申し出てみました。 さて、結果は・・・?
読みすすめるのが遅くて 遅くて、ダンナから 「好きじゃない本なんか もらうからだ」と からかわれ…




そのままが素敵、どんなことにも意味がある。 大事なことを教えてくれる一冊です。
仕事が忙しかったり、 何だか色々と上手くいかないことが多かったりして ちょっと心がささくれ立った…




足元に過去の痕跡、少し目線を変えればいろいろな面白いものが見えてくる。そんなことを気がつかせてくれる一冊です。
こどもが幼稚園で教わった歌に「あしおと」というのがあった。 今歩いているこの道も、舗装され、広…




ねこがいっぴきいるだけで、周囲がどんなに温かくなるか、そういうことをしみじみ感じさせてくれる本です。ねこ好きにはたまらない一冊です。
図書館猫デューイのことを知っているだろうか? アメリカのアイオワ州スペンサー。ちっちゃな田舎町…




むかしむかし、お姫様が・・で始まるような、素朴で懐かしいものがたり達。挿絵の美しさに見とれます。宝物の一冊になりました。
作者のアンドルー・ラングは民族学者で作家で編集者だそうだ。 この「アンドルー・ラング世界童話集」は…