ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち





日常の謎。安楽椅子探偵。古書マニア・本マニア。本を読んでいる女の子という構図の時点で反則な上に、黒髪ロング×おねーさん×本の虫=最強!!
遠子先輩が完全に卒業してしまった2011年、新たな黒髪ロング文学少女(?)がラノベ界に現れました。鎌…
本が好き! 1級
書評数:92 件
得票数:590 票
なんぞ?SE





日常の謎。安楽椅子探偵。古書マニア・本マニア。本を読んでいる女の子という構図の時点で反則な上に、黒髪ロング×おねーさん×本の虫=最強!!
遠子先輩が完全に卒業してしまった2011年、新たな黒髪ロング文学少女(?)がラノベ界に現れました。鎌…





発行部数1.4万部の地域紙、石巻日日新聞。自分たちも被災者。停電で輪転機は動かない。それでも突き動かされるように取材をし、壁新聞を作って避難所に貼って回った。その一週間の記録。その想いに、落涙寸前。
震災2週間後に、石巻に行った。日和山から石巻市役所、商店街、旧北上川沿いから海岸沿いの全壊地区…





遠からず、あなたはきっと経験します。こうしたすべてを。ここのすべてを。そして見届けることになる。分析は役に立ちません。解釈も無駄な努力です。まずは丸ごと受け入れること。そこからすべては始まるでしょう。
とりあえずアレだ。ライトなノベルだと思って手を出すと、とんでもない世界に迷い込みます。↑の「ひと言」…




山手線のような青春思考をグルグル回る恋愛小説。全体の展開やラストシーンはベタだけど、描写が丁寧で周辺人物もいい味出してます。読んでいてい気持ち良かった。
山手線ダーツの旅をささやかな趣味とする女子高生の栞。中学時代の同級生の耕也。なんともいえない関係の二…



小説としてのこの作品に高い評価を与えることは難しい。【おっさん・出版・熱帯魚・北海道・ヨーロッパ】をキーワードに私小説的恋愛小説を書き続けてきた大崎善生の新境地。ファンタジーです。面白くはないですw
大崎善生、12歳の小学生を主人公とした、まさかのファンタジー。上下の2巻構成。でも舞台はやっぱり北海…



漫画家とジャーナリスト。二人のナショナリストによる対談なので読みやすく、勉強にはなる。「はじめての支那論」と銘打つからには、各トピックに対するもう少し親切な解説をして欲しかった。
漫画家とジャーナリスト。二人のナショナリストによる対談。勉強になる指摘は多い気がするが、いろんなトピ…





ドイツの絵本作家の作品。21世紀ならでは、を非常に感じる大人向け絵本です。誰だって自分を信じれば何でもできるという深い教訓に満ちた作品、ではないと思うよ?
最近は大人向けの絵本が盛り上がってるのかな。これはドイツの絵本作家の作品です。 原題は『FLIEG…





大麻取締法やマスコミの大麻に関するスタンスに疑義を投げかける。日本の社会問題を掘り下げていくと、行き着くところはいつも、「戦後」という時代における日本人の思考停止。本当にそろそろどげんかせんといかん。
最近いろいろ物議を醸しまくっている武田先生の、大麻に関するレポート。2009年の本。 大麻につ…





現役の学者が明らかにする、数々の「学者のウソ」。学者以外にも、社会の中の様々な学歴eliteの主張についての欺瞞を論い、CSRならぬESR(?w)を世の中に問い糾す。言論責任保証対象書籍。
本書を読みたい本として読書メーターに登録してから暫くして、偶然この著者の講義を受けた。折角なので急い…




シリーズ最終巻の短編集。ロレンスは立派なドMになりました。コルは、Mと見せかけたドSに育つことでしょう(?)
しばらく見ないうちに、コルが男の娘に成長してました。ロレンスさんの反面教師とホロ姐さんの英才教育で、…




鬱病のマクロな分析による、精神医療業界のコペルニクス的転回。新しい抗鬱薬の導入が逆に世の中の鬱病患者を増やしたという本末転倒が起きているという「仮説」。中立的であろうとする著者の姿勢が素晴らしい。
日本の鬱病患者数は1999年から急激に増加し、その後6年間で2倍になったという。一般的には不景気など…





2009年出版の本。日本と世界のエネルギー資源の現状・課題・将来について、科学的に正しい点と間違っている点がよく整理されており、分かりやすい。日本の原子力発電についての先見の明もある。
一人一人が、「私は○○のことは難しくてわからない」と言ってはままならない時代なのです(p148) …




ちょっと茹でる時間が足りていない茹で卵のような(?)シリーズ最終巻。長文レビューではフルボッコに言ってるように見えますが、それは"文学少女"に対する愛故です。でも実際、本読んでる女の子って萌えr
(この単巻というより外伝全体に関する所見) 本編終了の『"文学少女"と神に臨む作家』があまりに…




『堤中納言物語』は柿の葉で包んだ寿司の味。『かもめのジョナサン』は新鮮な海鮮サラダの味。アンデルセンの童話集は果実の甘みだけで作ったアイスキャンディーの味。『桜の森の満開の下』は夏の京都の鱧の味。
今までの挿話集のよりも、更に細切れなエピソードが雑多に詰まった一冊。過去の話を思い出す作業をサボった…




【漫画】どこまでも無邪気な犬。そんな存在と二人だけで共有した世界というのは、きっと至高のものなんじゃないだろうか。
「人間」の定義の一つとして、「嘘を吐くもの」という考え方はできないかと思うことがある。Wikiped…




外伝シリーズの最終巻。ラノベの外伝は基本的に蛇足だと思っているけど、このシリーズは珍しく良かった。菜乃の成長を温かく見守る心葉、の成長を生温かく見守る物語でもありますw
長編『“文学少女”見習いの、寂寞。』と短編『“文学少女”見習いの、卒業。』の2編+α。見習いシリーズ…





なんだかとってもすごい人の本。 principle=原理、原則、仕組み、主義、根本方針、道義、節操、徳義、本源、本質、素因、原動力(by weblio)
日本人は、日本を、日本人を自ら定義したことがあるのだろうか。「日本」という概念は、どこに立脚したもの…




日経新聞電子版で連載されていた短編小説集。「仕事」をテーマに、6人の作家が競作している。それぞれの作家の味がよく出ていて面白い。
日経新聞電子版で連載されていた短編小説集。「仕事」をテーマに、6人の作家が競作している。大崎善生の名…





ブックデザインの第一人者である鈴木成一の、作品&コメント集。ページをめくる度に色とりどりの表紙が現れて、とても楽しい。本が好き!な人なら、きっとエクスタシーに浸れる一冊です。
好きな小説家の筆頭は、大崎善生だ。 初めて手にした大崎善生の小説は『 パイロットフィッシュ 』…





小説についての、理系臭溢れるエッセイ。「ビジネスとしての小説」を成功させるのに重要なアドバイスが盛り沢山だが「芸術としての小説」に誇りを持っている人が読んだら不快に思うかもしれない。
『スカイ・クロラ』を読んで、面白さがよく分からなかった森博嗣。小説家になりたいわけではないが、タイト…