フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略





「ビット経済においてフリーは必然」という事実を身体に染み込ませるために押さえておきたい歴史的な一冊。
ビジネス書にはあまり食指が動かない性質なので、かなり出遅れてしまったが、これは極めて重要な書物なの…

本が好き! 1級
書評数:117 件
得票数:569 票
ノンフィクションであれ、フィクションであれ、心や頭が愉快になる本が好きだ。





「ビット経済においてフリーは必然」という事実を身体に染み込ませるために押さえておきたい歴史的な一冊。
ビジネス書にはあまり食指が動かない性質なので、かなり出遅れてしまったが、これは極めて重要な書物なの…





ゼロを主役に、古代から現代宇宙物理までを一気に駆け抜ける数学、物理、哲学ドラマ。
いやー、すごい!ゼロ(と無限大)で哲学史を俯瞰しちゃうのだから。本書は好著揃いで定評のある「数理を…





自分の手で物を作ろう。作るという経験がなければ、工夫やコツ、そんな大事な感覚が失われていく。
近頃世間では、物を作る機会がめっきり減っている。自分の欲しいもの(それに近いもの)がたいてい商品と…





生物と無生物との境界は何か?科学者の苦悩など豊富なエピソードを通してその謎を語る刺激的な読み物。
デカルトが唱えて以来、生物・生命は「機械論」で解釈されることが主流となった。生物は複雑な機械であり…

神はなぜ存在するのか?それが知りたくて、17世紀の知の巨人に触れてみる。ちょっとワクワクするなあ。
科学、中でも西洋自然科学に関する話を読んでいると、どうしてもモヤモヤ感が残ってしまう。それは神と科…





自分は霊長目ヒト科に属する生物だったんだよなあ。改めてそんなことを思い起こさせてくれる科学読み物。
自分は霊長目ヒト科に属する生物だったんだよなあ。本書はそんなことを思い起こさせてくれる。いやー面白…





歴史物理学から導かれる衝撃的な結論は、「未来を予測するのはほとんど不可能だ」ということだ。
歴史を見る目が変わった。本書は、これまでの歴史学とは全く視点を異にする「歴史物理学」を唱える衝撃の…




読んでいて楽しい。日本語を学ぶ生徒と彼らに教える先生とが共に真剣だからこその面白さ。
本書、話題になっていることは知っていたのだけれど(ORICON STYLEの3月15日付けデータに…




本書はミステリではない。男の“change”の物語である。男は現実を愛せるか!
予想、予感がまったく裏切られた。もちろん良い方にだ。本作品は、その宣伝文句とタイトルからして本にま…





普段無縁の数学界はこんなにドラマチックだった。数学の世界をこれほど感動的に描く著者の筆力に感服。
出会えたことをこんなに嬉しく思える本はめったにない。 本書はアンドリュー・ワイルズという一人の数学者…





生物を統一的に理解できる理論はあるのか?ワクワクする生物学の一面を垣間見せてくれる、実に面白い一冊。
生物学、生態学もこんなにもスリリングだったのだ。本書は、生物学、生態学の過去・現在・未来をコンパク…





もっと凄いものが欲しい、でもそれはない、だから自分でなんとしても作る。読んでいてワクワク楽しくなってくる一冊。
これを工学、彼をエンジニアというのだろう。自分はもっと凄いものが欲しい、でもそれはない、だから自分で…





工学によって生み出されるモノは完璧ではない。そしてデザインとは妥協なのだ。その感覚を親しみやすい物語で伝える一冊。
世の中には、技術、工学が完璧なものだと思い込んでいる人が多い。工業製品に関して何か事故が起こると、鬼…




1957年の作品です。当時としては斬新なテーマをこれほど見事に消化している手際の良さに脱帽。




グイッとひねりを効かせた異色のパズラーミステリ。読者をニヤニヤさせておいて、ニヤニヤしていたのは実はバークリーだったんですね。



クリスティ、クィーン、カーを経て登場したことを彷彿とさせる古典パズラーミステリ。勢力的にオールドミステリを掘り起こしてくれる、東京創元者ならではの一冊だ。




132ページを過ぎたあたりから一気読み。オーソドックスだけれども、よーく練られた本格ミステリに魅了された。




ハチャメチャなコメディかと思いきや、なんともかっこいいハードボイルドではないか。スピーディーな展開、ふんだんに盛り込まれたギャグ、少々下品なところがさらにgood!




復刊リクエスト第1位、多くのファンの希望がかなったとなれば読まねばなるまい。本格ミステリとして、そして出版界の楽屋ばなしとして、二通りに楽しめるぞ!


推理小説だと思って読むと痛い目に遭う。ここは一つアラフォーのおしゃべりと割り切った方がよい。腰巻きにもちゃんと書いてあった、「寄り道だらけの迷推理」と。