活きのいい案がとれる!とれる! マグロ船式会議ドリル




世の中どうやって会議をすればよいのだろうと悩んでいる。本書はそんな弱った会議につける特効薬ではない。滋養強壮剤なのだ。いっそのこと養命酒と言ってしまおう。
アジェンダがあってスマートな発言とともに理路整然と議事が進行して、「よし、これで行こう!」と終わる…

本が好き! 1級
書評数:117 件
得票数:569 票
ノンフィクションであれ、フィクションであれ、心や頭が愉快になる本が好きだ。




世の中どうやって会議をすればよいのだろうと悩んでいる。本書はそんな弱った会議につける特効薬ではない。滋養強壮剤なのだ。いっそのこと養命酒と言ってしまおう。
アジェンダがあってスマートな発言とともに理路整然と議事が進行して、「よし、これで行こう!」と終わる…





一途に家族を取り戻そうとする13歳の少年ジョニーの痛々しいまでの活躍。良質のミステリなのに、苦しいまでのエンディング。ひジョニーの力強さに触れていただきたい。
早川書房創立65周年&ハヤカワ文庫40周年記念作品ということでハヤカワ・ミステリ版とハヤカワ文庫版…





「魚を食べる」ことに関する本としては決定版じゃなかろうか。総勢98種類もの魚介類が取り上げられていて、まとその収録の仕方がすごい。図鑑であり料理本であり食文化誌でありグルメ本なのだ。
月並みだが、歳とともに魚がおいしいと感じるようになった。肉と魚との好感度を天秤に掛けると、子供の頃…




この本を読んで、魅力的な声でプレゼンしている自分の姿を思い浮かべてがんばっちゃおう。
先日紹介した『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』には、プレゼンを成功させるための18の法則が収…





プレゼンの前に、一番大切なのは情熱だ。本書はプレゼンの法則を通して生き方の法則を語ってくれていると思う。だから読み進めるうちに勇気が湧いてきた。
名古屋へ向かう新幹線の中で開いて読み進めるうちに「プレゼン」なんてどうでもよくなっちゃった。そして…




細胞一つ10μmほどの微小な空間に多数のパーツが詰め込まれ、化学反応とエネルギーの受け渡しが繰り返されている。自分はこんなふうにして生きているんだなあ、と思えるだけでも本書を読んでみる価値あると思う。
理科と音楽とを強引に対比させると、物理はクラシック、生物はジャズって感じがするんだよね。たいした根…




森博嗣の小説観がスッキリまとまった一冊。小説家を目指すみなさん、とにかく書きましょう。「宇宙へ行けない」のならまだしも、「小説を書けない」理由はあり得ないのですから。
森博嗣氏のミステリを以前はよく読んだなあ。S&MシリーズとVシリーズの途中まで。でもさすがに飽きた…




データより大切なものがあると信じている人は世の中大勢いるので、そんな人たちにはデータは無意味だろう。まずは自分の中で有効に活用するのがよいんじゃないかな。そうしているうちに世の中の分布が少しずつ変わっていくかもしれない。
小さい頃から数字や数値データが好きだった。母親からいろいろな本を与えられたが、開いて読みふけるのは…





天才数学者の心の内を解き明かそうとする意欲的な一冊。普段伺い知ることができない数学界を垣間みれ貴重な文献でもある。読んでよかった。
数学の超難問ポアンカレ予想を証明した、なのにフィールズ賞受賞を辞退。それどころか世間とのつながりを…




ドキドキ、ハラハラを楽しみつつ、ナチスのユダヤ人大虐殺を風化させない、そしてネオナチの台頭に警鐘を鳴らそうとする巨匠の叫びが胸に届くエンタテイメント。
昔、冒険小説を読み散らかした一時期があったのだけれど、その中でなぜか手が伸びない領域があった。それ…





前作『理性の限界』がむちゃくちゃ面白かったから、その続編にも期待は膨らみまくる。前作を凌ぐたのしさに、もうまいったとしか言いようがない。
『理性の限界』がむちゃくちゃ面白かったから、その続編『 知性の限界—不可測性・不確実性・不可知性/…





自己啓発って、本当に効果あるの?科学的な裏付けがあって、しかもすぐに効き目のある方法はある?その答がここに。まずは一旦受け入れてみる価値ありの一冊。
自己啓発書、成功本に関しては、『7つの習慣』と『ツキの大原則』とで充分と思っているので、このジャン…




たまには若い人の小説でも、と思って読んでみた。過去を振り返って青春物を読むのもいいもんだなあということを教えてくれた。だからおじさんおばさんたちにお勧めする。
たまには若い人の小説でも、と思って読んでみた。『桐島、部活やめるってよ/朝井リョウ/集英社』、なか…





不安定な未来に向かって進んでいかざるをえない今、いくら分析したって満足する答は得られない。適所適時に直感をうまく使う、それが正解なんだろうな。そのためにもこの本で、直感に頼らず直感を理解しておきたいところ。
「直感」と言われると、どうもいい加減な判断のように聞こえるが、なんのなんの。論理的な解決法をはるか…


「ゴロ萌え」という趣旨には大賛成である。なのに本書には「ゴロ」も「萌え」も見当たらない。もっと本気で「ゴロ萌え」本を作って欲しい。
数(かず)に強いのも大事だが、数字に詳しいのもスゴいと思うのである。定数や物のサイズなど、様々な数…





代替医療の真相を知るにはこれ1冊で充分だろう。ただしこの主張が代替医療信者に届くとは思えないが。
待ちに待ったサイモン・シンの新刊(の割には少々読むのが遅れたけれど)はチャールズ皇太子に捧げられた…




往年の知的生活関連名著を踏まえた上で書かれた一冊。王道を説いています。著者のテンション高いので心して読もう。
この手の本には目をとしておきたい、ということで文庫化された『知的ストレッチ入門—すいすい読める書け…





凪子先生は日本語教師を心の底から愉しんでいるんだろうな。最初から最後までニコニコして読み通せる癒しの一冊。
前作がとても面白かったから、読まないわけにはいかないですね。続編もぜんぜん勢いが衰えない『日本人の…





物理学の流れを把握するのはもちろん、神についてあれこれ考えるのにも役立った好著。ビッグバンが本当だとしたら、そのトリガーを引いた「何か」を神と呼びたい。
『宇宙創成』『異端の数字』などを読んでいると、様々な場面で神が登場する。西洋科学は神の意図を理解す…

女性には売れそうもないことが予想されるが、度を越したフェミニズムをアキバ的味付けで一つの時代を切り取った一冊。
いつの世にも趨勢、大勢があって、思っていても言っちゃいけないことになっていることがある。社会的な脅…